AGA治療の初期脱毛がひどいときの対処法5つ|抜け毛との違いを解説

aga 初期脱毛 ひどい
AGA治療をはじめたばかりで「髪の毛の抜ける量が増えた」「治療の効果が心配」と感じる方も多いでしょう。 AGA治療にともなう初期脱毛は「治療薬が効果を発揮しはじめた証拠」でもあると考えられているため、基本的には問題はありません。多くの場合、治療をつづけることで改善します。しかし、あまりにもひどい場合は、適切な対処が必要です。医師の診察が必要になるケースもあるでしょう。この記事では、AGA治療で初期脱毛が起こる原因や長引く理由をくわしく解説し、脱毛がひどくなった場合の対処法についても紹介します。

【この記事でわかること】

  • AGA治療のひどい初期脱毛の状態
  • 初期脱毛が起こるメカニズム
  • 初期脱毛が終わらない理由
  • 初期脱毛がひどい時の対処法

治療をつづけるべきか迷っている方にとって、安心して治療を進める手助けになるはずです。

AGA治療の初期脱毛がひどい状況とは

AGA治療の初期脱毛がひどい状況として、以下があげられます。

  • 見た目がスカスカになる
  • 3ヶ月以上初期脱毛が終わらない

一つずつ解説します。

見た目がスカスカになる

初期脱毛によって一時的に髪のボリュームが減少すると、薄毛が目立つ場合があります。

抜ける毛は細く弱いものが中心ですが、多く抜けてスカスカに見えてしまうケースも少なくありません。

しかし、この現象はAGA治療の副作用であり、通常の脱毛症とは異なります。

また、AGAの進行が進んでいる人ほど初期脱毛が強く出やすいという意見もあります。

治療を継続することで新しい髪が成長し、最終的にはボリュームが回復しますが、「本当に初期脱毛なのか」と不安を感じる場合は、治療を受けているクリニックに相談しましょう。

3ヶ月以上初期脱毛が終わらない

AGA治療にともなう初期脱毛は一般的に2ヶ月ほどでおさまり、長くても3ヶ月以内には終わります。

しかし、初期脱毛の期間には個人差があり、まれに2回初期脱毛を経験するケースもあります。3ヶ月以上脱毛がつづく場合は、別の要因が関係している可能性があるため、医師の診察を受けると安心です。

ただし、初期脱毛は髪の成長サイクルが正常に戻る過程の一環であり、薬が効いていないわけではありません。

焦って自己判断で治療を中断するのではなく、専門家のアドバイスを受けながら適切な対処が重要です。

AGA治療で初期脱毛が起こるメカニズム

AGA治療にともなう初期脱毛は、使用する薬剤によってメカニズムが異なります。

  • ミノキシジルの場合
  • フィナステリド・デュタステリドの場合

それぞれ見ていきます。

ミノキシジルで起こる初期脱毛

ミノキシジルは、髪のもとになる細胞を活性化させて、髪が生えるサイクルを正常に戻すと考えられています。

この過程で、休止期にある髪の毛が抜け落ちるため、一時的に抜け毛が増える現象が「初期脱毛」としてあらわれるのです。

この現象によって「AGAが進んだ」と勘違いし自己判断で治療をやめてしまう方もめずらしくありません。

日本皮膚科学会のガイドラインでも「ミノキシジル外用薬を使用している初期段階で休止期脱毛が見られることがあり、使用中止に至るおそれがある」と注意喚起しています。

フィナステリドやデュタステリドで起こる初期脱毛

フィナステリドやデュタステリドは、5αリダクターゼ酵素を阻害し、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで抜け毛を減らします。

この作用によって短くなったヘアサイクルが正常に向かうため、古い毛を押し出すことで髪が脱落する「初期脱毛」が起こると考えられています。

ただし、フィナステリドやデュタステリドで初期脱毛が起こるのは多くありません。

これらの薬を使用している場合に抜け毛が増えたときは、念のため治療を受けているクリニックで相談しましょう。

AGA治療の初期脱毛が終わらない理由

AGA治療にともなう初期脱毛が何ヶ月も終わらないときは、以下の原因が考えられます。

  • AGA以外の原因で脱毛が進行している
  • AGA治療薬の量が合っていない

一つずつ見ていきましょう。

AGA以外の原因で脱毛が進行している

初期脱毛が長くつづいている場合、AGAが原因ではない脱毛が進んでいる可能性があります。

考えられるおもな要因は、以下のとおりです。

初期脱毛が終わらない原因 考えられる理由
円形脱毛症 AGAとは異なるメカニズムで発症するため
脂漏性(しろうせい)皮膚炎 頭皮の皮脂過剰や炎症が抜け毛を引き起こすため
甲状腺機能の異常 髪の成長に影響を与えるため
栄養不足 鉄分や亜鉛の欠乏は、髪の成長を妨げる原因となりうるため
生活習慣の乱れ 睡眠不足や慢性的なストレスが血流を悪化させるため

初期脱毛が長引いている場合は、AGA以外の可能性を考慮し、必要に応じて専門医と相談して適切な対処をおこなうことが重要です。

AGA治療薬の量が合っていない

AGA治療薬の用量が適していないために初期脱毛が長引く可能性は、ゼロではありません。

しかし、初期脱毛の程度は個人差があり、治療薬の効果があらわれているきざしでもあるため、効果の程度を判断するのは困難です。

あまりにも抜け毛がひどくなったり、見た目に明らかな変化があったりする場合は、医師と相談しながら治療薬の用量を調整しましょう。

AGA治療の初期脱毛とAGAの進行にともなう抜け毛の見分け方

初期脱毛かAGA進行かを見分けるには、抜けた毛の特徴や頭皮の状態で判断します。

項目 初期脱毛 AGAの進行による抜け毛
抜ける毛の特徴 短く細い

(休止期から抜けるため)

長くて太い

(成長期途中で抜けるため)

頭皮の状態 やわらかく血色がよい 薄くなった部分が目立つ

とはいえ、初期脱毛によるすべての毛が短く細いわけではなく、頭皮の状態も個人差があります。

脱毛が初期脱毛かAGAの進行かを明確にしたい場合は、医師の診察を受けるのが確実でしょう。

AGA治療の初期脱毛がひどいときの対処法

AGA治療薬による初期脱毛は通常の反応であるため、初期脱毛そのものに対する治療はありません。

ただし、以下の工夫で見た目の変化を軽減したり、脱毛の進行を防げたりします。

  • 髪型を変える
  • かつら(ウィッグ)や帽子を着用する
  • 生活習慣を見なおす
  • 頭皮をマッサージする
  • クリニックで相談する

くわしく解説します。

髪型を変える

初期脱毛がひどいときは、ヘアスタイルを変えるとごまかせる場合があります。

ふんわりと立ち上げたり、分け目を変えたりするだけでも薄い部分を目立たなくできます。

短めのスタイルにするのも清潔感があり、周囲から好感を得られるでしょう。

ヘアスタイルの変更は自身のリフレッシュにもつながります。

髪型やスタイリングに困った場合は、美容師や理容師など、髪のプロに聞いてみるのもよいかもしれません。

かつら(ウィッグ)や帽子を着用する

かつらや帽子の着用は、初期脱毛による見た目の変化をすぐに隠したい方に向いています。

治療中の正常な過程とはいえ、外出時に見た目が気になることもあるでしょう。その場合は帽子をかぶれば簡単に対応できます。

手軽に見た目を変えたい場合にかつらや帽子は役立つでしょう。

生活習慣を見なおす

AGA治療による初期脱毛がひどい場合は、生活習慣を見なおしてみましょう。

見なおすべき具体的な生活習慣は、以下のとおりです。

  • 禁煙する
  • 適度に運動する
  • 睡眠を十分にとる
  • ストレスを発散する
  • アルコールをとりすぎない
  • 亜鉛や鉄を多く含む食材を摂取する

とくにタバコは、頭皮への血流を妨げ、毛根に必要な水分や栄養を届けにくくします。

生活習慣を見なおすことで頭皮の血流を改善し、抜け毛を防止できるかもしれません。あらためて自身の生活を振り返ってみてください。

頭皮をマッサージする

頭皮マッサージは以下の効果により、頭皮の状態をサポートする可能性があります。

  • 血行が促進され栄養が届きやすくなる
  • リラックス効果によってストレスが軽減される
  • 毛穴の余分な皮脂や汚れが除去され頭皮の健康が保たれる

しかし、頭皮に強い刺激を与えたり爪をたてたりすると、頭皮を傷つけて逆に頭皮環境を悪くするおそれがあります。指の腹でゆっくり押すように刺激しましょう。

クリニックで相談する

初期脱毛とAGAの進行は症状が似ているため、自身で判断するのは困難です。

そのため、不安な場合、自己判断で薬を調整するのではなく、治療を受けているクリニックに相談しましょう。

医師による診断を受けることで、初期脱毛かほかの原因かが明確になり、今後の治療計画も立てやすくなります。

AGA治療の初期脱毛でよくある質問

AGA治療にともなう初期脱毛について、以下の質問にお答えします。

AGA治療の初期脱毛はひどいと見た目がスカスカになりますか?

AGA治療中の初期脱毛は、毛の抜ける量に個人差があります。見た目は変わらないという意見もありますが、ひどいとスカスカになるケースも少なくありません。

 

ただし、初期脱毛がひどくても治療を続ければ、新しい毛が生えて見た目も改善されるのがほとんどです。

AGA治療の初期脱毛で太い毛が抜けることもありますか?

初期脱毛では細く弱い毛が抜けるのが一般的ですが、太い毛が抜けることも珍しくありません。

 

太い毛が抜けるのは、治療の影響でヘアサイクルが正常化し、新たな発毛サイクルに移行しているサインとも考えられます。

 

抜け毛の量が多すぎたり、不安を感じたりする場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。

AGA治療の初期脱毛では1日何本抜けますか?

髪の毛は常に生え変わるため、通常でも1日60〜80本ほど抜けています。AGA治療にともなう初期脱毛の量は個人差が大きく、一概に「1日に何本」とは言い切れません。

 

たとえば、AGAの初期脱毛について「いつもの2倍、3倍」「おどろくほど」などと表現する方もいます。

AGA治療による初期脱毛がひどい場合でも治療はつづけるべきですか?

初期脱毛はAGA治療薬が効いている証拠でもあるため、基本的に治療はつづけるべきでしょう。

 

治療を中断すると、治療前の状態に戻ってしまうことがあります。

 

心配な場合は医師に相談して、治療を継続するか相談してください。

AGA治療の初期脱毛は治療薬の量や回数を増やせば改善されますか?

初期脱毛がひどいからといって、治療薬を自己判断で増やすのは避けましょう。

 

過剰な使用は副作用を引き起こすおそれがあり、治療薬の効果が強くなるわけではありません。

 

適切な使用方法や用量を守り、疑問があれば医師に相談しましょう。

まとめ

この記事では、AGA治療にともなう初期脱毛がひどい場合について解説しました。

【この記事のまとめ】

  • 初期脱毛はAGA治療の一環として一時的に発生することがある
  • 初期脱毛は治療が効果を発揮するサインと捉えられることが多い
  • 初期脱毛は通常2週間~2ヶ月程度で終わる
  • ひどい脱毛を感じた場合は医師に相談し、治療方法の見直しを検討する
  • ほかの要因(ストレスや栄養不足)も脱毛に影響を与えるため、生活習慣の改善が求められる

AGA治療をつづけることで、初期脱毛がおさまったあとに発毛効果を実感している方がほとんどです。

「初期脱毛がひどい」と感じても、焦らずに専門医と相談しながら適切な対応をおこなうことが大切です。