てっぺんはげの5つの原因とは?セルフチェックと治療法

鏡を見たとき、頭のてっぺんの薄毛が気になることはありませんか。家族や友人に指摘されて、はじめてその変化に気づく人も少なくありません。「このまま進行したらどうしよう」「本当に治るの?」と不安に思う人は多いです。放置してしまうと、薄毛がどんどん進行する可能性がありますが、適切な対策を取れば進行を止めたり改善したりできます。この記事では、てっぺんはげの原因とその改善方法について詳しく解説します。髪に自信を取り戻すために、今からできることを確認していきましょう。

【この記事でわかること】

  • てっぺんはげとは
  • てっぺんはげの原因
  • てっぺんはげのセルフチェック方法
  • てっぺんはげの治し方
  • てっぺんはげの隠し方

この記事が頭頂部の薄毛の疑問を解決し、自分らしく生活していくきっかけになれば幸いです。

てっぺんはげとは

「てっぺんはげ」とは、頭の頂点部分が薄くなる現象を指します。「つむじはげ」や「O字はげ」とも呼ばれる場合もありますが、医学的な基準や診断名があるわけではありません。

つむじ周辺の髪が徐々に薄くなり、進行してから気づくケースもあります。鏡で見る、スマートフォンで頭頂部を撮影するなど、定期的にチェックすると変化に早く気づけます。

てっぺんはげの5つの原因

てっぺんはげにはいくつかの原因があります。

  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 円形脱毛症
  • 不健康な生活習慣
  • 薬剤の副作用
  • 抜毛症

一つずつみていきましょう。

男性型脱毛症(AGA)

てっぺんはげの原因として最も多いのが、男性型脱毛症(AGA)です。この症状は遺伝と男性ホルモンが関係しており、20歳代後半から徐々に進行します。

AGAでは、髪が成長するサイクルが短くなり、細く短い毛が増えることで薄毛が進みます。頭のてっぺんや生え際から薄毛が目立つようになるのが一つの特徴です。

AGAは進行性であるため、放置すると症状が悪化する可能性があります。症状が軽度のうちに治療を検討しましょう。

円形脱毛症

円形脱毛症は、自己免疫疾患の一種で、小さな円形の脱毛が突然できる病気です。頭のどこにでも発生する可能性があり、てっぺんにできる場合もあります。

円形脱毛症には軽度なものから重症なものまであり、進行のスピードや範囲も人によって異なります。よくなってきていても、症状の悪化を繰り返す可能性があるのが特徴です。

不健康な生活習慣

ストレスや不規則な生活習慣も髪の健康に影響を与えます。ただ、ストレスが直接的に脱毛を引き起こす科学的な証拠は現在のところ確立されていません。

ただ、全身の健康状態が髪の健康にも関係しているのは確かです。不健康な生活習慣は、体のためにも髪のためにも避けた方がよいでしょう。

避けたほうがよい生活習慣としては、以下のものが挙げられます。

  • 喫煙
  • 睡眠不足
  • 過度な飲酒
  • 栄養バランスの偏った食事

できる生活習慣からはじめていきましょう。

薬剤の副作用

抗がん剤やてんかん治療薬、精神疾患の薬などの一部は、副作用として脱毛を引き起こす場合があります。ただし、これらは薬を中止すると毛が生えてくるケースがほとんどです。

薬の影響が疑われる際は、医師や薬剤師に相談してみるとよいでしょう。

抜毛症

抜毛症(ばつもうしょう)は、美容目的以外で自分で毛を引き抜いてしまう症状です。頭髪だけでなく、まつ毛や眉毛にも影響することがあります。

抜毛症は心の健康と関わっているため、専門医の治療が必要です。緊張やストレスが原因となるケースが多いので、心身のケアを心がけましょう。

女性に多いてっぺんはげの3つの原因

女性も頭頂部の薄毛に悩むことがありますが、男性とは原因や特徴が異なる場合があります。以下の3つのおもな原因をみていきましょう。

  • 女性型脱毛症(FPHL)
  • 産後のホルモンバランスの変化
  • 過度なダイエット

それぞれ詳しく解説していきます。

女性型脱毛症(FPHL)

女性型脱毛症(FPHL)は男性型脱毛症に似ていますが、おもに頭頂部の髪が全体的に薄くなるのが特徴です。

女性ホルモン(エストロゲン)の減少や加齢が関与しているとされ、更年期に症状が出やすいとされています。

産後のホルモンバランスの変化

女性はホルモンバランスの変化もてっぺんはげの原因になります。

妊娠、出産、更年期など、女性のライフステージではホルモンバランスが大きく変化します。この変化が髪の成長サイクルに影響を与え、一時的に脱毛が増えるのです。

とくに産後は、髪の成長期が一時的に休止期に移行する「分娩後脱毛症」がよくみられます。

ただし、これは一時的なもので、通常6ヶ月から1年以内に自然に回復するケースがほとんどです。

過度なダイエット

栄養不足や急激なダイエットは、薄毛の原因になります。

とくに、髪の成長を支えるために必要な栄養素が不足すると、髪が細くなったり抜けやすくなったりします。

一般的に不足しやすく、不足時に脱毛の原因となり得る栄養素は以下の2つです。

  • 亜鉛:髪の成長をサポートする必須ミネラル
  • 鉄分:毛根に十分な酸素を届けるために必要な栄養

健康的な髪を維持するには、無理のないダイエットとバランスのよい食事の心がけが大切です。

【見逃さないで!】てっぺんはげのセルフチェック

てっぺんはげの明確な基準はありませんが、髪質やつむじの形などの個人差により、もともとつむじが目立ちやすい人もいます。

自分でチェックする習慣をもつと、早めに異変に気づけます。明るい場所で鏡を使い、定期的に確認するのがおすすめです。

<チェックのポイント>

  • 地肌の見え具合に変化は無いか
  • 毛の太さは細くなっていないか
  • てっぺんの髪のボリュームは減っていないか

頭の変化をチェックして、てっぺんはげが進んでいると気づいたときには早めに対策をとりましょう。

てっぺんはげの治し方

てっぺんはげの治し方にはいくつか方法があります。

  • 健康的な生活習慣
  • 医療機関による治療
  • 原因となる病気の治療

自分のてっぺんはげの原因に合わせた対処法を実践していきましょう。

健康的な生活習慣

生活習慣を見なおすと、髪の状態が改善する場合もあります。

意識したいポイントは以下の通りです。

  • 禁煙
  • 十分な睡眠
  • 適度な飲酒
  • ストレスの解消
  • バランスのよい食事

規則正しい生活は、髪にも健康にもよい影響を与えます。

まずは取り組みやすいと感じたものから試してみてください。

医療機関による治療

AGA(男性型脱毛症)やFPHL(女性型脱毛症)が原因の場合、医療機関での治療も選択肢の一つです。

国内で使用されている治療薬はおもに以下の3つです。

<AGA・FPHLのおもな治療薬>

薬剤名 特徴 適応
内服薬 フィナステリド ・抜け毛を減らして、薄毛の進行を抑える薬

・髪が抜ける原因になる物質(DHT)を作らせないようにする

男性のみ
デュタステリド ・フィナステリドより強めの効果が期待できる薬

・DHTを減らして、抜け毛を防ぐ

男性のみ
外用薬 ミノキシジル ・頭皮に直接塗る

・頭皮の血流を良くして、髪の根元に栄養を届ける薬

・毛が生えやすくなるようにサポートする

男性

女性

女性の脱毛症については、現在のところ内服薬はなく外用薬が用いられています。

その他、健康な自分の髪の毛を薄毛の部分に移植する「自毛植毛」という治療も男女共に実施されています。

自分に合った治療法を知るために、まずは薄毛治療専門のクリニックを受診し医師に相談しましょう。

原因となる病気の治療

てっぺんはげの原因が円形脱毛症や抜毛症などの場合、専門の医療機関で治療を受けることが大切です。

薬剤性脱毛症が原因であれば、多くの場合で薬を中止することで髪が再び生えてきますが、自己判断での薬の中止は危険を伴います。

担当の医師や薬剤師と相談しながら、一番よい解決策を見つけていきましょう。

てっぺんはげをひとまず隠す方法

薄毛治療は、効果を実感するまでに時間がかかります。個人差はありますが、最低でも3ヶ月〜6ヶ月ほどはかかるといわれています。

その間の大切なイベントはもちろんのこと、日常生活も自信を持って過ごしたいと思う方は珍しくありません。

治療中であっても自分らしく前向きに過ごすために、以下のような方法で髪の見え方は工夫できます。

  • 短髪にする
  • 帽子をかぶる
  • ウィッグをつける
  • ヘアスタイリングを工夫する

一つずつみていきましょう。

短髪にする

髪を短くカットすると、全体のバランスが整い、薄毛部分が目立ちにくくなります。とくにてっぺんの部分を短めにすると、髪の重みが無くなり髪が立ちやすくなるでしょう。

また、男性の場合サイドをすっきり刈り上げると、さらに薄毛部分との差が目立たなくなるためおすすめです。

帽子をかぶる

キャップやハット、ベレー帽など、さまざまなデザインの帽子を使えば、薄毛を自然に隠せます。

季節に合った素材やカラーを選ぶと、ファッションの一部としても利用可能です。

ただし、通気性の悪い素材の帽子を1日中かぶっていると、蒸れやかゆみの原因となり薄毛につながることもあります。

通気性のよい素材を選んだり、適宜帽子を脱いだりしながら帽子を楽しみましょう。

ウィッグをつける

部分用ウィッグを使えば、薄毛部分をピンポイントでカバーできます。自分の髪に近い色や質感のものを選べば、違和感なく使えます。

イベントやおしゃれを楽しむ際の選択肢としても便利です。

ヘアスタイリングを工夫する

ワックスやヘアスプレーを使って、トップにボリュームを持たせると薄毛部分のカバーがしやすくなります。

分け目を普段と変えるだけでも、見え方が大きく変わります。

美容院に行った際にスタイリング方法を美容師に相談してみるのもおすすめです。

てっぺんはげに関するよくある質問

ここからは、てっぺんはげに関する気になる質問に回答していきます。

てっぺんはげは治せますか?

てっぺんはげの改善は、原因に応じた治療や対策を取ることで可能です。

 

AGAやFPHLなどの進行性の薄毛には、医療機関での治療が効果的です。生活習慣の見直しや適切なヘアケアも、髪の健康を取り戻す助けになります。

育毛剤を使えばてっぺんはげは治りますか?

育毛剤は頭皮の環境を整えたり、抜け毛を防いだりするサポートにはなりますが、進行したてっぺんはげを元通りにすることは難しいといわれています。

 

単体で使用するよりは、AGA治療薬と併用することで、効果が期待できるでしょう。

てっぺんはげは何歳から始まることが多いですか?

男性型脱毛症(AGA)が原因のてっぺんはげは、20代後半から進行が始まるケースが多いといわれています。

 

女性の場合は更年期前後の発症が一般的ですが、生活習慣やホルモンバランスの変化によって個人差があります。早期に気づくことが改善のカギとなります。

まとめ

この記事では、てっぺんはげの原因や対策法について解説しました。

【この記事のまとめ】

  • てっぺんはげは頭頂部の薄毛が目立つ状態のこと
  • 男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症(FPHL)などが原因
  • AGAの原因には「遺伝」「ホルモンの影響」などがある
  • 改善には、AGA治療薬や、規則正しい生活、ストレスケアが効果的とされている
  • 一時的に隠すために「短髪にする」「ヘアスタイリングを工夫する」「ウィッグをつける」などの対処法がある

てっぺんはげは、適切な対策を取ることで進行を遅らせ、薄毛の改善が可能です。

セルフチェックで早期に異変に気づき、原因に合った治療や生活習慣の改善をはじめましょう。

また、医療機関での診断や治療により、確実な効果を得られる可能性があります。自信を持って毎日を過ごせるよう、今できることからチャレンジしましょう!