デュタステリドが効かない人の5つの特徴とは?対処法、他の治療薬との違いも解説

デュタステリド 効かない
「デュタステリドを飲んでいるのに、抜け毛が増えてきたように感じる…」「デュタステリドが効かない人に共通する特徴ってある?」男性型脱毛症(AGA)の治療に取り組んでいるにもかかわらず、髪の毛が減ってしまうケースは珍しくありません。この記事では、デュタステリドが効かない主な理由や効果がないときの対処法、他のAGA治療薬との違いについて解説します。

【この記事でわかること】

  • デュタステリドが効かない5つの理由
  • デュタステリドが効かないときの対処法5選
  • AGA治療薬の特徴と違い
  • 治療薬以外の主なAGA治療法

この記事によって薄毛の悩みを解消し、自分に自信をもって生活できるようになれば幸いです。

デュタステリドが効かない人の5つの特徴

デュタステリドの効果が得られない場合は、以下の理由が考えられます。

  • 服用を始めてから日が浅い
  • 適切な用法用量を守っていない
  • 生活習慣が乱れている
  • 脱毛の原因がAGA以外の疾患にある
  • 個人輸入で購入した薬を服用している

一つずつ確認していきましょう。

服用を始めてから日が浅い

服用を始めてから時間が経っていない場合は、治療の効果があらわれにくいです。

一般的に、デュタステリドの効果が得られるまでの期間は少なくとも3ヶ月、症状の改善を実感するまでには6ヶ月以上かかると言われています。

ただし、AGA治療薬の効果は個人差が大きく、改善がみられるまでに一年以上かかる人もいます。

治療の効果があらわれるまでに時間がかかるのは、ヘアサイクル(髪の毛が生え変わる周期)が関係しているためです。

ヘアサイクルは以下の3つの期間に分けられます。

  • 成長期(髪の毛が生えて伸びていく期間)
  • 退化期(髪の毛の成長がとまる期間)
  • 休止期(髪の毛が抜けて新しく生えてくるまでの期間)

デュタステリドは、ヘアサイクルの乱れを正常に戻し、髪の毛の成長を促し抜けにくい状態に変えます。

このため、抜け落ちた髪の毛が再度生えるまでは効果があらわれにくいのです。

抜けた髪の毛が新しく生えるまでには、通常、約3〜4ヶ月かかると言われています。

服用を始めた直後から髪の毛が増えるわけではないため、覚えておきましょう。

適切な用法用量を守っていない

デュタステリドを正しく服用していないと、十分な効果が得られない場合があります。

基本的にデュタステリドは、一日に一回服用します。

効果を最大限得るためには、血中のデュタステリドの濃度を高い状態で維持することが欠かせません。

そのため、飲み忘れや服用の中断は、血液中の濃度低下につながり十分な効果が得られなくなる可能性があります。

ただし、飲み忘れに気がついても、二回分をまとめて服用することは避けてください。

デュタステリドの効果が過剰に高まり、副作用を引き起こす原因となる可能性があるためです。

服用のタイミングを毎日同じ時間帯にしておくと、飲み忘れの防止や血液中の濃度を一定に保つ効果が期待できるでしょう。

なお、販売されているデュタステリドには、有効成分が0.1mgと0.5mg含まれている製品があります。

AGAの進行度や治療効果を考慮して、医師により選択されます。

処方されたデュタステリドは、用法用量を守って服用しましょう。

生活習慣が乱れている

生活習慣の乱れは、デュタステリドによる治療を妨げている要因かもしれません。

糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病は、AGAの悪化につながり、治療を妨げるリスクが高まると言われています。

生活習慣病の発症には、ストレスや遺伝、日々の乱れた生活習慣との関連性が指摘されています。

以下の生活習慣に当てはまる部分がないかチェックしてみてください。

  • 運動する習慣がない
  • 十分な睡眠が取れていない
  • 多量の飲酒や喫煙の習慣がある
  • 脂っこい食事を食べる機会が多い

乱れた生活習慣は生活習慣病につながり、AGAの症状悪化をきたす可能性が高まります。

上記に当てはまる場合は、デュタステリドの効果が得られない理由に生活習慣の乱れが関係しているでしょう。

脱毛の原因がAGA以外の疾患にある

デュタステリドはAGAによる抜け毛を減らし髪の毛を抜けにくくする治療薬です。そのため、脱毛の原因がAGAではないケースでは、症状の改善が得られません。

髪の毛の脱毛を引き起こす代表的な疾患は、以下のとおりです。

脱毛を引き起こす疾患 リスク因子
円形脱毛症 ・過度な疲労、ストレス

・遺伝 など

脂漏性皮膚炎 ・皮脂の異常

・真菌の感染 など

自己免疫疾患 ・家族歴

・女性 など

薬剤性脱毛症 ・抗がん剤の使用

・脂質異常症における治療薬の使用など

接触性皮膚炎 ・皮膚のバリア機能低下

・接触性皮膚炎の既往歴 など

抜け毛の症状が、重い病気のサインである場合も珍しくありません。

デュタステリドによる効果が得られない方は、主治医や毛髪の専門医に相談してみてください。

個人輸入で購入した薬を服用している

デュタステリドを個人輸入で手に入れた場合は、治療薬自体に原因がある可能性も考えられます。

個人輸入で購入した治療薬は、本物ではなく偽物のデュタステリドかもしれません。

品質が保証されておらず十分な効果が得られない場合や、偽物の治療薬を服用して健康被害を引き起こす場合も考えられます。

個人輸入による購入は避け、安全性や有効性が確認されている正規品を服用するようにしましょう。

デュタステリドが効かないときの対処法5選

デュタステリドの内服で十分な効果が得られない場合は、以下の内容に取り組んでみるとよいでしょう。

  • 少なくとも6ヶ月以上継続する
  • 正規品のデュタステリドを服用する
  • 生活習慣を見なおす
  • 脱毛の原因に他の疾患が関与していないか確認する
  • 他の治療薬との併用を検討する

それぞれ確認していきます。

少なくとも6ヶ月以上継続する

デュタステリドの服用を開始してから6ヶ月が経っていない場合は、そのまま服用を継続したほうがよいでしょう。

先述したように、デュタステリドはヘアサイクルの正常化によって薄毛症状の改善をはかります。

そのため、髪の毛が生え変わるまで服用をつづけることが必要です。

早ければ3ヶ月以降から効果が出る可能性はありますが、改善がみられるまでに、通常6ヶ月程度かかります。

ただし、服用をはじめた直後には初期脱毛という一時的な脱毛がみられるケースもあります。

初期脱毛は乱れたヘアサイクルを整える過程でみられる脱毛症状です。

抜け毛が増えるため「AGA治療なんてしなければよかった」と感じるかもしれませんが、辛抱強い取り組みが重要です。

正規品のデュタステリドを服用する

デュタステリドによる十分な効果を得るためには、正規品のデュタステリドを服用する必要があります。

偽造品のデュタステリドには、含有量が不足していて十分な効果が得られない製品が混ざっている可能性があるためです。

医療機関で購入できるデュタステリドは、偽造品ではなく正規品のデュタステリドです。

服用を希望する場合は、個人輸入ではなくAGA治療の専門クリニックを受診して正規品を手に入れましょう。

生活習慣を見なおす

生活習慣が乱れている人や、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病がある人は、生活習慣の見なおしによりデュタステリドの効果が改善される可能性があります。

以下の内容に取り組むと、生活習慣の改善が期待できるでしょう。

  • ウォーキングや水泳、筋トレなどの運動に取り組む
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 飲酒は適量にとどめ、禁煙に取り組む
  • 栄養バランスの偏った食事からさまざまな栄養素を含む食事に切り替える

生活習慣の見なおしは一過性ではなく、継続的な改善が重要です。

少しずつでもよいので、できる内容から取り組んでみてください。

脱毛の原因に他の疾患が関与していないか確認する

長期的な継続や生活習慣の改善などに取り組んでも効果が得られない場合は、他の疾患が関係している可能性が考えられます。

以下の症状に当てはまる部分がないかチェックしてみてください。

脱毛をきたす代表的な疾患、状態 主な症状
円形脱毛症 ・急激に髪の毛が抜け落ちた

・髪の毛が抜けた部位が円形になっている

脂漏性皮膚炎 ・頭皮のふけ、かゆみ、赤み、湿疹がみられる
自己免疫疾患 ・疲れやすい

・微熱がある

薬剤性脱毛症 ・髪の毛が抜けた
接触性皮膚炎 ・皮膚のかゆみ、赤み、腫れ、ヒリヒリとした痛み

薬剤性脱毛症による脱毛では、隠すことができるほど小さな場合もあれば、頭全体の髪の毛が抜けるほどの場合もあります。

上記に挙げた症状のいずれかに該当する場合は、薄毛の原因がAGAではない可能性もあります。

できるだけ早めに主治医や毛髪の専門医に相談してみてください。

他の治療薬との併用を検討する

デュタステリドの服用だけで十分な効果が得られない場合は、AGAの進行度が関与しているかもしれません。

薄毛の症状が進行していて、デュタステリドだけで十分に症状改善が認められないケースでは、他の治療薬との併用が検討されます。

一般的にはデュタステリドの併用薬としてミノキシジルが選択されるケースが多いです。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリドは作用が似ていて、併用によって強い副作用をもたらす可能性があるため、原則的に併用が禁止されています。

6ヶ月以上つづけていてデュタステリドの効果が得られない場合には、治療薬の併用ができるか医師に相談するとよいでしょう。

AGA治療薬の特徴と違い

代表的なAGA治療薬の違いを以下にまとめました。

デュタステリド フィナステリド ミノキシジル
主な効果 脱毛を防ぐ 発毛を促す
メカニズム 薄毛の要因である「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成する「5αリダクターゼ」の働きを阻害し、脱毛を防ぐ 髪の毛の組織を栄養する血流改善や細胞成長の促進物質をつくり、発毛を促す
主な副作用 ・性欲減退

・勃起機能不全

・射精障害

・性欲減退

・勃起不全(ED)

・射精障害

・精液量減少

・頭皮の赤み、発疹

・かゆみ

・かぶれ

特徴 薄毛予防の効果がフィナステリドよりも大きい デュタステリドに比べて、副作用があらわれにくい 副作用に男性機能の低下が起こらない
先発品 ザガーロ プロペシア
一ヶ月あたりの費用 先発品:

9,000~12,000円

ジェネリック:

6,000円~8,000円

先発品:8,000~10,000円

ジェネリック:4,000円~6,000円

5,500~13,000円

AGA治療では、治療費や定期的な診察代など継続的に出費がかかります。

「可能な限り出費を抑えたい」という方は、ジェネリック医薬品を選ぶと経済的です。

治療薬以外の主なAGA治療法

AGA治療では、AGA治療薬以外にもさまざまな治療法があります。

主な治療法は以下のとおりです。

自毛植毛 LEDおよびレーザー照射術 成長因子導入および細胞移植療法
治療法の概要 側頭部や後頭部の髪の毛を薄毛の部位に移植する 頭皮にレーザーを照射して、毛根の活性化させ発毛を促す 脱毛が起きている部位に髪の毛の成長を促す成分や細胞を移植する
副作用 施術部位の痛み、出血など 照射した部位における皮膚の乾燥、かゆみ、痛みなど 皮膚のかゆみや痛み、内出血など
特徴 植毛できる髪の毛の量に限度がある 全身に与える影響が少なく、副作用があらわれにくい 先進医療であり、安全性や有効性が十分に検証されているわけではない
適応 治療薬で効果がみられず、他の治療手段がない人 AGA治療薬と併用して効果を高めたい人 AGA治療薬との併用で発毛・育毛効果を高めたい人
費用 部分的な植毛:750,000~1,000,000円

頭部全体の植毛:3,000,000~4,000,000円

一回あたり5,000円~30,000円 20,000円~120,000円

AGA治療法には一部先進的な治療もあるため、内容によって費用が高額となる場合や継続的に治療が必要となる場合もあります。

あらかじめよく考えたうえで、治療に取り組みましょう。

デュタステリドに関するよくある質問

デュタステリドに関して、よくある質問に回答します。

デュタステリドだけで十分な効果は得られますか?

デュタステリドは、単独でAGAの症状改善効果が認められています。

 

ただし、以下に当てはまる場合は、デュタステリドだけでは満足な効果が得られないケースもあります。

  • AGAが進行している
  • 6ヶ月以上服用していても効果が得られない

 

治療薬の併用や自毛植毛などが有効なケースもあるため、医師に今後の方針を相談するとよいでしょう。

長期的に服用しているとデュタステリドの効果は下がりますか?

デュタステリドの長期的な服用で、効果が下がったと感じる人がいるのは事実です。

 

長期的な服用でヘアサイクルが正常化すると、明確な変化がわかりにくく、効果が低下したように感じられる場合もあるでしょう。

 

ただし、AGA治療薬は対症療法であるため、髪の毛が増えても薄毛をきたすリスクが高い状態には変わりありません。

 

デュタステリドの服用をやめると、薄毛が進行する可能性がある点は覚えておいてください。

フィナステリドから変えたいときは、どんなタイミングで変えるべきですか?

以下に当てはまる場合は、デュタステリドへの切り替えが有効であるかもしれません。

  • フィナステリドで十分な効果が得られていない
  • 服用によって強い副作用がみられる

 

デュタステリドは、フィナステリドに比べて薄毛予防の効果が高く、フィナステリドでみられた副作用が軽減されたケースもあります。

 

デュタステリドへの変更を希望する人は、医師に相談してみるとよいでしょう。

まとめ

この記事では、デュタステリドが効かない理由やその対処法、AGAの治療法について解説しました。

【この記事のまとめ】

  • デュタステリドが効かない理由には「服用期間が短い」「用法用量を守っていない」「生活習慣が乱れている」「AGA以外の疾患が関与している」「治療薬が正規品ではない」などがある
  • デュタステリドが効かないときの対処法には「少なくとも服用を6ヶ月以上つづける」「正規品のデュタステリドを服用する」「生活習慣を見なおす」「他の疾患が関与していないか確認する」「他の治療薬との併用を検討する」などがある
  • 効果が不十分な場合は「自毛植毛」「LEDおよびレーザー照射術」「成長因子導入および細胞移植療法」の検討も有効

デュタステリドの効果がみられるまでには、少なくとも6ヶ月以上の継続が必要です。

効果がみられなかったり初期脱毛をきたしたりすることもあります。

長期的に服用しても効果が感じられない場合は、治療薬の効果が不十分であるかもしれません。

他の治療を組み合わせることが可能か、医師に相談してみるとよいでしょう。

髪の毛の薄毛以外にも症状がみられているケースでは、AGA以外の重い病気が隠れているサインである可能性が考えられます。

症状が続いている方は、早めに主治医や毛髪の専門医に相談してみてください。