フィナステリドの効果は1年後どうなる?やばいと言われる3つの理由

【この記事でわかること】
- フィナステリドの1年後の効果
- フィナステリドの効果が実感できない理由
- フィナステリドの効果を高める方法
- フィナステリドの副作用
- フィナステリドの効果が出なかったときの対処法
最後までお読みいただくと、フィナステリドの正しい服用方法や1年後の変化をイメージしやすくなるでしょう。
1年後に自信を持てる自分を目指すために、ぜひ参考にしてみてください。
フィナステリドの効果|1年つづける効果の実際
フィナステリドを1年飲みつづけた効果と、効果が出はじめる時期について解説します。
フィナステリドの1年後の効果について知り、継続的に服用する大切さを理解しましょう。
フィナステリドの効果は1年で54〜58%
フィナステリドの効果を調査した研究では、約1年間0.2mg/日を服用しつづけた場合54%の方で効果を実感できたと報告されています。
調査条件 | フィナステリドの投与量 | 観察期間 | 効果(軽度改善以上) |
414名の日本人男性 | 1mg/日 | 48週間 | 58% |
0.2mg/日 | 54% | ||
非ランダム化試験 | 1mg/日 | 2年間 | 68% |
3年間 | 78% |
また同研究では、約1年間1mg/日のフィナステリドを服用しつづけた場合は58%とも報告されています。
2年、3年と使用しつづけるとさらなる効果を得られ、5年間フィナステリド1mg/日を使用した場合、99.4%で効果をみとめたと報告されました。
こうした研究結果から、フィナステリドは数年服用することで抜け毛予防に効果を発揮することがわかります。
しかし、すべての方が効果を実感できるわけではありません。フィナステリドの効果は、服用をつづけて6ヶ月経過後に使用の継続を判断します。
フィナステリドの効果を判断するのは6ヶ月が目安
フィナステリドは、内服開始から6ヶ月後に効果を判断します。
なかには3ヶ月ほどで効果を実感できる方もいますが、ガイドラインでも「少なくとも6ヶ月は内服をつづける」とされています。
「6ヶ月投与をつづけても効果が実感できない場合は中止」とも明記されており「髪が増えた気がする」「抜け毛が減る」などの効果が得られなけば治療の変更が検討されるでしょう。
フィナステリドの効果が得られない理由
フィナステリドの効果が実感できないときは、以下の原因が考えられます。
- 薄毛の原因がAGAではない
- 服用をはじめてから日が経っていない
- AGA治療薬が効かないほど症状が進行している
- 正しく服用できていない・輸入品を使用している
一つずつ見ていきましょう。
薄毛の原因がAGAではない
フィナステリドで効果が得られない場合、そもそも薄毛の原因がAGAではないかもしれません。
薄毛になる原因として、AGA以外に以下が考えられています。
- 円形脱毛症
- 栄養不足
- 過度なダイエット
- 膠原病や消化器系の病気
フィナステリドはAGAに特化した薬であるため、薄毛の原因がAGAでなければ効果を得られません。
原因となりうる生活習慣や病気がないか、あらためて確かめてみましょう。
服用をはじめてから日が経っていない
フィナステリドは、効果を実感できるまでに6ヶ月ほどかかるため、まずは6ヶ月服用をつづけてみましょう。
6ヶ月以上服用しつづけても明らかな効果が実感できない場合は、フィナステリドが効いていない可能性があります。
AGA治療薬が効かないほど症状が進行している
AGAが進行しすぎていると、AGA治療薬の効果を得づらい場合があります。
髪の毛には「ヘアサイクル」という毛根の寿命があり、AGAを放置するとこのサイクルが異常に早まるためです。
通常、健康な髪のサイクルは3〜6年の間で成長期・退行期・休止期をくり返します。
しかし、AGAを発症すると髪の成長期が極端に短縮され、ヘアサイクルの進行が早まり寿命の上限回数に早く到達してしまいます。
その結果、毛根が死滅し新しい髪が生えない状態となるのです。
毛根が機能を失うと治療薬の効果を得づらいため、薄毛を長い間放置してきた方は、治療薬が効かないほどAGAが進行しているかもしれません。
正しく服用できていない・輸入品を使用している
フィナステリドは、用法用量を守ることで効果を発揮します。
しかし、誤った服用方法や信頼性の低い薬を使用すると、期待する効果が得られないだけでなく、副作用のリスクも高まります。
- 自己判断で服用量を増やす
- 服用スケジュールを守らない
- 個人輸入で購入した薬を使用している
こうした場合に効果が感じられないケースが多いです。
とくに、個人輸入で購入した場合、偽物や粗悪品の可能性もゼロではありません。
健康被害のリスクも高まるため、かならず医師が処方した薬を指示どおりに服用しましょう。
フィナステリドの効果を1年で感じなかったときの対策
フィナステリドは、治療開始後6ヶ月で効果判定をするのが基本ですが、経過によってその後も継続する場合があります。
とはいえ、1年服用をつづけても効果が得られない可能性もゼロではありません。
仮に効果が得られなかったときは、以下の対策をおこないましょう。
- 医師に相談して薬の量を増やす
- AGA治療薬の変更や併用を検討する
- 治療薬以外の治療法を検討する
くわしく解説します。
医師に相談して薬の量を増やす
フィナステリドの効果が実感できない場合、増量によって効果があらわれるケースもあります。
フィナステリドは、最大1mg/日まで増量が可能です。現在飲んでいる量が1mg/日に満たない場合は、医師へ増量について相談してみましょう。
ただ、効かないからと焦って自己判断で増量してしまうと思わぬ健康被害にあうおそれもあります。
効果について心配な場合は、かならず医師に相談して増量を検討してもらいましょう。
AGA治療薬の変更や併用を検討する
フィナステリドの効果が得られない場合、AGA治療薬の変更や併用を検討します。
治療薬 | メカニズム | おもな特徴 |
フィナステリド | Ⅱ型5αリダクターゼの働きを抑制し、ジヒドロテストステロン(DHT)生成をおさえる | ・脱毛の原因となるDHT生成を阻害する |
デュタステリド | Ⅰ型およびⅡ型5αリダクターゼの働きを抑制する | ・フィナステリドよりも幅広いDHT抑制効果がある |
ミノキシジル(外用) | 血管拡張作用により毛母細胞に栄養を供給する | ・外用薬で血流を改善し、発毛を促進する
・副作用が少ない |
AGAは、テストステロンから変換されるジヒドロテストステロン(DHT)の働きにより、髪のヘアサイクルが短縮されて進行します。
フィナステリドは、DHTに変換する酵素である「Ⅱ型5αリダクターゼ」の働きをおさえてAGAの進行を阻止する薬です。
デュタステリドもフィナステリドと同じ作用をもちますが、Ⅱ型だけでなくⅠ型5αリダクターゼの働きもおさえるため幅広い抑制効果が期待できます。
実際、フィナステリドからデュタステリドに変更して発毛を実感できた例もあります。
また、ミノキシジルはフィナステリドと作用機序が異なることから併用効果が高いとする意見も少なくありません。
そのため、フィナステリド単体で効果が得られなかった場合、ミノキシジルの併用を進めるクリニックも存在します。
AGA治療薬の変更や併用は、安全に治療を進めるためにもかならず医師と相談しましょう。
治療薬以外の治療法を検討する
AGAの治療は薬だけではなく、以下の治療法があります。
治療法 | 特徴 |
自毛植毛術 | ・薄毛になりにくい部分の毛髪を移植する外科手術である
・植毛後の生着率が82.5%以上と高い効果を得られるとも言われている |
LED・低出力レーザー照射 | ・頭皮の血行を促進して毛母細胞を活性化し、毛髪の成長を促進する
・複数回の治療が必要である |
かつらの着用 | ・脱毛症状そのものの改善はできない
・通常の治療で改善しない、QOLが低下しているなどの場合でおこなう |
なかでも自毛植毛術は、確実な改善を目指す選択肢ともなりえます。
理想の自分に少しでも近づけるように、医師とよく話し合って治療方針を決めていきましょう。
フィナステリドがやばいと言われる3つの理由|副作用を解説
フィナステリドがやばいと言われるのは、以下の副作用があるためです。
- 初期脱毛
- 性機能障害
- 肝機能障害
フィナステリドは副作用が少ないとされるものの、まったくないわけではありません。
一つずつ解説します。
初期脱毛
フィナステリド服用開始後、1週間〜3ヶ月程度で「初期脱毛」とよばれる現象が起こる場合がありますが、人によって異なります。
初期脱毛は、AGAにより短くなったヘアサイクルが治療によって正常に戻る過程で古い髪が抜け落ち、新しい髪が生えてくるために起こります。
初期脱毛はヘアサイクルの改善による一時的な現象で自然におさまります。多くの場合で心配は不要ですが、不安なときはクリニックで相談しましょう。
性機能障害
フィナステリドの服用で起こりうる副作用として、性機能障害があげられます。
具体的な症状は以下のとおりです。
- 勃起不全
- 性欲減退
- 精液量減少
性機能障害はQOLの低下を招き、男性としての自信を喪失しかねません。副作用が強い場合は治療薬の変更や、ほかの治療方法への切り替えが可能です。
かならず医師に相談してください。
肝機能障害
フィナステリドは肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかる場合があります。
ただし、肝臓には痛みを感じる神経がなく、進行するまで症状があらわれにくいです。
肝機能検査で異常が見つかる場合もあるため、医師とどのように確認していくか相談しましょう。
フィナステリドの効果を高める方法
フィナステリドの効果を最大限に発揮させるには、以下のような正しい服用と生活習慣の改善が大切です。
- 正規品を正しく服用する
- 睡眠の質を高める
- 適度な運動を取り入れる
- バランスのとれた食事をとる
フィナステリドの確実な効果を得るために、日常生活に導入できるものから少しずつ実践してみましょう。
正規品を正しく服用する
フィナステリドは、医師から処方された正規品を正しく服用してください。
フィナステリドは輸入品も存在しますが、日本における品質や安全性の保障はありません。
偽造品である可能性もゼロではなく、フィナステリドをはじめとした医薬品の場合は健康被害が起こるリスクもあります。
フィナステリドは米国食品医薬品庁(FDA) がインターネットや海外から購入しないよう注意を呼びかけている医薬品の一つでもあるため、かならず医師から処方されたものを服用しましょう。
また、薬の効果が得られないからと自己判断で増量するのも避けてください。
効果を高めようと処方量より多く飲んでしまうと、副作用が強くでる可能性が考えられるためです。
副作用や健康被害のリスクを下げるために、フィナステリドは医師の処方どおりに正しく飲みましょう。
睡眠の質を高める
AGA治療の効果を高めるには、睡眠の質を改善することが重要です。
睡眠不足は髪の成長に必要な細胞の働きを妨げ、ヘアサイクルを乱すことで薄毛を進行させます。
また、寝ている間に分泌される成長ホルモンが「インスリン様成長因子1(IGF-1)」の生成を促し、髪の成長を助けます。
質のよい睡眠のために、以下の工夫を取り入れてみてください。
- 毎日同じ時間に就寝する
- 日中にできる限り日光を浴びる
- 寝具や寝衣は通気性・肌ざわりのよいものを使用する
- 就寝前のスマートフォンやタブレットの使用は控える
- 就寝する約1~2時間前に入浴しからだを温めてから布団に入る
また、リラックスした睡眠にはアロマオイルや音楽の使用などが効果的との報告もあります。
快適な睡眠環境を整え、髪の健康をサポートしましょう。
適度な運動を取り入れる
AGAの一因として頭皮への栄養不足が考えられており、改善方法の一つとして運動による血行改善があげられます。
からだの血液の流れがよくなれば頭皮にも栄養が届きやすくなり、頭皮の健康維持に役立つでしょう。
また、運動は血流改善以外に睡眠の質を向上させる効果もあるため、睡眠への相乗効果が期待できます。
たとえば以下のような運動を試してみましょう。
- 普段より早いペースでの歩行
- 軽いジョギング
- スクワットや腹筋などの筋力トレーニング
- 首や肩などのストレッチ
一度にたくさん運動をすると負荷が大きく、快適な睡眠の妨げとなる場合もあります。無理なくつづけられる運動量で習慣化できる工夫が必要です。
バランスのとれた食事をとる
AGA治療を高めるには、以下の栄養素を取り入れたバランスのよい食事が効果的です。
- 亜鉛
- イソフラボン
- 植物性たんぱく質
これらの栄養素はAGAの進行原因である「5αリラクターゼ」の働きを抑制したり、髪の毛の主成分であるたんぱく質を補充したりして髪の毛の成長を支えます。
なかでもおすすめの食材は「納豆」です。
納豆は大豆から作られているため植物性たんぱく質を多く含み、亜鉛やイソフラボンといった髪の毛によい効果をもたらす栄養素が豊富に含まれています。
ただし、これらの栄養素を偏って摂りすぎたり、脂っこい食事をつづけたりすると、かえって治療効果が低くなるケースもあります。
無理なくいろいろな食材を取り入れて、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
健康的な食生活が、AGA治療のサポートにつながります。少しずつ改善を意識してみてください。
まとめ
この記事では、フィナステリドの内服を1年つづけた効果や効果を高める方法、効果が得られなかった場合の対策などについて解説しました。
【この記事のまとめ】
- フィナステリドを1年つづけると54%の方が効果を実感できる
- フィナステリドの内服量で明らかな効果の差はない
- フィナステリドの効果が実感できない理由は「原因がAGAではない」「服用期間が短い」「AGAが進行している」「正規品を正しく服用できていない」などが考えられる
- フィナステリドの効果を高めるには、治療薬を医師の指示どおり内服し、生活習慣を改善させる
- フィナステリドのおもな副作用は「初期脱毛」「性機能障害」「肝機能障害」があげられる
- フィナステリドの効果が出なかったら治療薬の変更や併用、ほかの治療方法を検討する
フィナステリドの内服はガイドラインでも強く推奨されていますが、すべての方に効果を示すものではありません。
フィナステリドの効果を感じにくくても、ほかの治療法を検討できます。
最適な治療法を見つけるため、専門医としっかり話し合いましょう。