フィンペシアの効果とリスク、副作用を解説!プロペシアと何が違うのか?

【この記事でわかること】
- フィンペシアの概要・効果
- 他のAGA治療薬との違い
- フィンペシアを服用する2つのリスク
- フィンペシアの副作用
- フィンペシアの正しい服用方法
- フィンペシアを服用するときの5つの注意点
- フィンペシア以外のAGA治療法
この記事を読めば、フィンペシアのメリットとデメリットを理解でき、自分に合った治療法なのか判断できるようになるでしょう。
フィンペシアはプロペシアのジェネリック薬
フィンペシアは、インドの製薬会社「シプラ社(Cipla Limited)」が製造・販売しているAGA治療薬です。
有効成分はプロペシアと同じ「フィナステリド」で、AGAによる薄毛を改善できる可能性があります。
プロペシアの後発品で開発費用がかからない分、フィンペシアの方が安く入手しやすいです。
しかし、日本で認められていない薬なので、国内でフィンペシアを処方するクリニックはほとんどありません。
つまり、購入方法は「個人輸入」のみです。
フィンペシア関連のトラブルはすべて自己責任なので、日本人の服用によってリスクが生じる可能性は高いです。
フィンペシアの効果
フィンペシアは、AGAの進行を遅らせる薬です。おもな効果として、以下の2つが挙げられます。
- 発毛を促す
- 抜け毛を予防する
フィンペシアの有効成分である「フィナステリド」が薄毛を改善するメカニズムと、効果が出るまでの期間を解説します。
フィンペシアのメカニズム|5α-リダクターゼⅡ型の働きを抑える
フィンペシアは、頭皮にある酵素「5α-リダクターゼⅡ型」に作用して薄毛を改善させる薬です。
そもそも、薄毛は以下のようなメカニズムで引き起こされます。
- 男性ホルモンが5α-リダクターゼⅡ型とくっつく
- ハゲの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)が作られる
- 頭皮の細胞がDHTに反応して、髪が成長しにくくなる
フィンペシアを服用すると、有効成分のフィナステリドが5α-リダクターゼⅡ型の働きを抑えます。
結果として、ハゲの原因となるDHTを生成しにくくなるので、薄毛の改善につながるのです。
フィンペシアの効果が出るまでの期間|3〜6ヶ月以上
フィンペシアは日本で認可されていないので、日本人向けの研究データがありません。
参考までに、フィナステリドの効果が出るまでの期間は、服用から3〜6ヶ月程度です。
フィンペシアはフィナステリドを有効成分とするAGA治療薬なので、同様に3〜6ヶ月程度で効果があらわれる可能性があります。
ただし、フィンペシアの服用は自己責任です。
副作用やその他の気になる症状が出たときは、すみやかに服用を中止し、専門の医療機関を受診しましょう。
フィンペシアと他のAGA治療薬の違い|効果と費用
フィンペシアと他のAGA治療薬を比較してみましょう。
それぞれの詳細を以下の表にまとめました。
名称 | フィンペシア | プロペシア | ザガーロ | ミノキシジル(外用) |
有効成分 | フィナステリド | フィナステリド | デュタステリド | ミノキシジル |
効果 | ・発毛
・抜け毛予防 |
・発毛
・抜け毛予防 |
・発毛
・抜け毛予防 ・髪質の改善 |
・発毛
・抜け毛予防 ・髪質の改善 |
メカニズム | 5α-リダクターゼⅡ型の働きを抑える | 5α-リダクターゼⅡ型の働きを抑える | 5α-リダクターゼⅠ型とⅡ型の働きを抑える | 頭皮に血流を促して、髪の毛に栄養を送る |
費用相場
(1ヶ月あたり) |
1,000〜1,500円 | 8,000〜10,000円 | 9,000〜12,000円 | 10,000〜20,000円 |
おもな入手方法 | 個人輸入(インターネット) | クリニックで処方 | クリニックで処方 | クリニックで処方 |
AGAに対する推奨度 | 国内で認可なし | A
(おこなうよう強く勧める) |
A
(おこなうよう強く勧める) |
A
(おこなうよう強く勧める) |
上記の4つは、どれも薄毛の改善が見込めるAGA治療薬です。
なかでも、フィンペシアの費用はかなり抑えられており、他の治療薬より低コストで薄毛の治療ができます。
しかし、日本で認可されていないので、日本人が服用したときの効果やリスクはわかっていません。
フィンペシアで安く治療をはじめても、効果がなかったり異常な症状がでたりすると、他のAGA治療薬よりも費用が高くなる可能性があります。
フィンペシアの服用を考えているときは、リスクを十分に理解したうえで判断しましょう。
フィンペシアを服用する2つのリスク
フィンペシアの服用には、以下の2つのリスクがあります。
- 偽物による健康被害のリスクが高い
- トラブルが起きても国の救済措置が使えない
危険性を知ったうえで、納得のいく治療法を選びましょう。
偽物による健康被害のリスクが高い
フィンペシアの入手方法は、個人輸入のみです。
個人輸入の薬は偽物のリスクが高く、服用すると健康被害にあう可能性があります。
実際にフィンペシア以外でも「個人輸入の薬による健康被害」が、過去に何度も報告されています。
そのため、厚生労働省は「個人輸入の薬はメリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい」と注意を呼びかけています。
仮にクリニックで処方された場合も、医師が個人輸入で仕入れたものです。
偽物である可能性を理解したうえで、フィンペシアの使用を検討しましょう。
トラブルが起きても国の救済措置が使えない
本来、日本で処方された薬の服用で健康被害が出た場合、公的制度によって医療費や年金などの手当金がもらえる可能性があります。
しかし、フィンペシアは日本で認可されていない薬なので、服用後にトラブルが起きても国の救済措置が使えません。
仮に、フィンペシアを服用して副作用や後遺症が起きた場合、対処するための医療費はすべて自己負担です。
フィンペシアの服用は完全に自己責任であることを知ったうえで、服用を検討しましょう。
フィンペシアの副作用
フィンペシアを服用すると、有効成分のフィナステリドによって以下のような副作用が生じる可能性があります。
- めまい
- 初期脱毛
- 睡眠障害
- 抑うつ症状
- 乳房肥大、圧痛
- 過敏症(かゆみ、じんましん、ほてりなど)
- 性機能障害(性欲減退、ED、射精障害など)
- 肝機能障害(AST、ALT、γ-GTPの数値上昇)
フィンペシアによる健康被害として、服用をやめてから1年経ったあとも、性欲減退やうつ、ほてり、睡眠障害の後遺症が続いたという事例が報告されています。
フィンペシアに限らず、ほとんどのAGA治療薬には副作用のリスクがつきものです。
もし、服用後に副作用がでた場合はすぐに服用をやめ、AGA治療を行っている病院やクリニックに相談しましょう。
フィンペシアの正しい服用方法
フィンペシアの服用方法は、基本的にフィナステリド錠と同じです。
- 割らずに服用する
- 1日1錠を決めた時間に服用する
- 効果が出るまでは服用を継続する(約3〜6ヶ月)
フィンペシアを過剰に服用すると副作用のリスクが高まるので、たとえ飲み忘れても追加で服用してはいけません。
また、ミノキシジルとの併用は可能だと言われていますが、安全に服用をつづけるために、一度医師に相談するのがおすすめです。
フィンペシアを服用するときの5つの注意点・禁忌
フィンペシアを服用するときは、以下の5つに注意しましょう。
- 【注意】服用中は献血ができない
- 【注意】子作りに支障が出る可能性がある
- 【注意】前立腺がんを見落とす可能性が高い
- 【禁忌】女性や未成年は服用できない
- 【禁忌】プロペシアとの併用はできない
AGA治療薬は最低でも3ヶ月以上の継続が必要なので、注意点を知って安全に飲みつづけられるようにしましょう。
【注意】服用中は献血ができない
フィンペシアを服用中は、献血ができません。
有効成分のフィナステリドには、胎児の発育を妨げるリスクがあるからです。
献血にいく場合は、服用をやめてから1ヶ月以上は期間をあけましょう。
【注意】子作りに支障が出る可能性がある
フィンペシアの有効成分「フィナステリド」には、副作用として男性の性機能障害が報告されています。
以下のような副作用が出ると、子作りに支障をきたす可能性があるでしょう。
- 射精障害:女性の膣内で射精できない
- 無精子症:精液中に精子が含まれていない
- ED(勃起不全):勃起できず、性行為ができない
- 精液の質の低下:精子の濃度が下がる、精子の運動性が下がるなど
男性側の原因で妊娠しにくくなる可能性があるので、子作りが控えている時期にはフィンペシアの服用を控えるのが無難です。
【注意】前立腺がんを見落とす可能性が高い
前立腺がんの検査を受けるときは、フィンペシアを服用中である事実を医師に伝えましょう。
有効成分のフィナステリドは、前立腺がんの指標となる「血清前立腺特異抗原(PSA)」の数値を下げるからです。
ある研究結果から、フィナステリドを服用すると血液中のPSAが約40%低下すると言われています。
前立腺がんを見逃す可能性があるので、検査を受けるときは必ず医師に伝えましょう。
【禁忌】女性や未成年は服用できない
授乳中の女性や妊婦、未成年の方は、フィンペシアを服用できません。
乳児や子供への危険性がわかっていないからです。
また、フィンペシアの錠剤が割れている場合、触れると皮膚から吸収される可能性があります。
女性や子供が触らないような管理方法を心がけてみてください。
【禁忌】プロペシアとの併用はできない
フィンペシアとプロペシアはどちらも有効成分が同じなので、併用できません。
フィナステリドを増量しても得られる効果は変わりませんが、副作用のリスクは高まります。
安全に薄毛治療をつづけるため、服用はどちらか1つにしましょう。
フィンペシア以外のAGA治療法
フィンペシア以外でAGAや薄毛を改善できる治療法を、いくつか紹介します。
- 自毛植毛:健康な自分の髪の毛を頭皮ごと切り取って、薄毛部分に移植する
- メソセラピー:薬剤や髪の成長に必要な栄養を注射器で直接頭皮に注入する
- レーザー治療:レーザーで毛根を刺激し、発毛を促す
なかでも自毛植毛は、日本皮膚科学会が効果を認めている治療法です。
薄毛にコンプレックスを感じているときは、早めに専門の病院やクリニックを受診しましょう。
費用やリスクについて医師に相談すれば、自分にとって最適な薄毛治療法が見つかるかもしれません。
フィンペシアに関するよくある質問
フィンペシアに関するよくある質問を紹介します。
フィンペシアをやめるとどうなりますか?
効果が出る前にフィンペシアをやめると、再び薄毛が進行するでしょう。
有効成分のフィナステリドは、効果が出るまでに最低でも3ヶ月かかるからです。
ただし、フィンペシアは日本で認可されていない薬なので、長期の服用にもリスクがあります。
安全に治療をつづけるため、一度病院やクリニックを受診するのがおすすめです。
フィンペシアの初期脱毛はひどいですか?
フィンペシアは、初期脱毛のリスクが低いと言われている薬です。
また、初期脱毛は髪のサイクルが正常に戻る過程での一時的な反応だと考えられています。
ただし、抜け毛の程度には個人差があります。
少しでも不安に感じたら、専門の病院やクリニックを受診してみてください。
フィンペシア1mgが多いので割ってもいいですか?
たとえ、購入したフィンペシア1mgが多いと感じても、割って服用するのは控えましょう。
そのままの服用を想定しており、粉砕すると身体への吸収時間に影響する可能性があるからです。
また、割れたフィンペシアは皮膚でも吸収されます。
女性や子供が触れると健康被害につながる恐れがあるので、割らずに保管・服用してください。
フィンペシアの効果が減っても飲みつづけるべきですか?
フィンペシアの効果が減ったと感じても、服用をつづけた方がよい場合があります。
ヘアサイクルの調整で効果を感じはじめた時期には、一時的に初期脱毛が生じる可能性があるからです。
ただ、フィンペシアは日本人の臨床データがないので、不安に感じたときは一度医師に相談するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、フィンペシアの効果やリスクについて解説しました。
【この記事のまとめ】
- フィンペシアは、インドの製薬会社が製造・販売しているAGA治療薬
- プロペシアと同じ「フィナステリド」が有効成分で、頭皮の酵素「5α-リダクターゼⅡ型」の働きを抑えて、AGAによる薄毛を改善させる
- 効果を感じるまでに、服用から3〜6ヶ月以上かかる
- フィンペシアは日本で認可されていないので、入手方法は個人輸入のみ
- 個人輸入のフィンペシアには偽物のリスクがあり、副作用や後遺症などのトラブルが生じても国の救済措置が使えない
- フィンペシアは安く手に入れやすいが、日本人に対する有効性がわかっていないので服用のリスクが高い
- フィンペシアの有効成分「フィナステリド」には、めまいや抑うつ症状、過敏症、性機能障害、肝機能障害などの副作用が報告されている
- 1日1錠、毎日決めた時間に服用する
- 服用中は献血ができない、前立腺がんを見落とす可能性があるなど、フィンペシアを飲むときは注意点を知っておくべき
- 女性や未成年の服用、プロペシアとの併用は禁忌事項にあたる
- 植毛やメソセラピー、レーザー治療など、フィンペシア以外にも効果的な薄毛治療法がある
フィンペシアは安く手に入りやすく、薄毛治療をはじめるきっかけになりやすいです。
しかし、日本で認可されていないので、服用にはかなりのリスクがあります。
また、効果が出るまでに3ヶ月以上は服用をつづける必要があります。
安全に治療をつづけるには、医師と費用面について相談しながら治療法を決めるのがおすすめです。
フィンペシアの服用に不安を感じるときは、薄毛治療を行っている病院やクリニックを受診してみてください。