痛くないちんこのぶつぶつとは|「フォアダイス」と性病との見分け方も解説

【この記事で分かること】
・ちんこのぶつぶつとは
・ちんこにできるぶつぶつの種類(うつるもの・うつらないもの)
・ちんこのぶつぶつを見分ける方法
・ちんこのぶつぶつの治し方
・性感染症のリスクを下げるには
この記事がぶつぶつへの理解を深め、安心して日々を過ごせる助けになれば幸いです。
ちんこのぶつぶつとは
ちんこにできるぶつぶつは「人にうつるもの」「うつらないもの」の2種類に大きく分けられます。
代表的なちんこのぶつぶつは、以下の通りです。
代表的なもの・病名 | 人にうつるか | 治療の必要性 | おもな原因 |
・フォアダイス・真珠様陰茎小丘疹(しんじゅようしょうきゅうしん)・包皮腺 | うつらない | なし | 皮脂や生理現象など |
・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス・梅毒・軟性下疳(なんせいげかん) | うつる | あり | ウイルスや細菌 |
「フォアダイス」をはじめとする生理的なちんこのぶつぶつは人にうつらないため、治療の必要はありません。
しかし「尖圭コンジローマ」「性器ヘルペス」など、ウイルスや細菌による性感染症は放置すると症状が長引いたり、パートナーにうつったりするため治療が必要です。
これから説明する各ぶつぶつの特徴を知り、判断に迷う場合は医療機関を受診するようにしましょう。
うつらないちんこのぶつぶつはおもに3種類
以下3種類のちんこのぶつぶつは生理的な現象のため、医学的な治療の必要はありません。
・フォアダイス
・真珠様陰茎小丘疹(しんじゅようしょうきゅうしん)
・包皮腺
順番に説明します。
フォアダイス
フォアダイスは、ちんこの皮膚や包皮にできる白~黄色のぶつぶつです。ほくろのような生理現象の一種で、痛みはなく、人にうつることもありません。
フォアダイスのぶつぶつの中身は「皮脂」です。本来なら毛根や毛穴などとセットでできる「皮脂腺」が毛根のない陰茎にでき、皮膚の下に皮脂がたまって透けて見えているのです。
フォアダイスの特徴を、以下にまとめました。
症状 | ・直径1~3mmほど・白~黄色・肌色のぶつぶつ |
痛みやかゆみ | とくになし |
よくできる場所 | ・ちんこ・唇 |
原因 | ・毛穴のないところに皮脂がたまる |
うつる可能性 | なし |
治療の必要性 | なし |
年を重ねるとフォアダイスを持つ人は増えますが、若い人にできる可能性もあります。
医学的な問題はなく治療の必要はありませんが、あとで説明する性感染症と見た目が似ているため「性病と思われたら嫌だな」と思い悩む人は珍しくありません。
真珠様陰茎小丘疹(しんじゅようしょうきゅうしん)
真珠様陰茎小丘疹(しんじゅようしょうきゅうしん)は、亀頭と陰茎の境目に沿って一列に並ぶ、白〜黄色の小さなぶつぶつです。
真珠様陰茎小丘疹も、フォアダイスと同じように生理的なものです。そのため、人にうつる心配はありません。
症状 | ・1~4mmほど・白~黄色のぶつぶつが並ぶ |
痛みやかゆみ | とくになし |
よくできる場所 | 亀頭と陰茎の境目 |
原因 | 胎児の頃の組織が残ったままになっているという説がある |
うつる可能性 | なし |
治療の必要性 | なし |
真珠様陰茎小丘疹は男性の10%ほどが持っているという説もあり、とくに治療は必要ありません。
ただし、見た目が性感染症である「尖圭コンジローマ」に似ているため、「性病と誤解されたくない」と考えて治療を希望する人もいます。
包皮腺
包皮腺は、裏筋の両側にできる白いぶつぶつです。皮脂を分泌する「皮脂腺」がふくらんだもののため、人にうつることはありません。
症状 | 白いぶつぶつ |
痛みやかゆみ | とくになし |
よくできる場所 | 裏筋の両側 |
原因 | 皮脂腺がふくらんだもの |
うつる可能性 | なし |
治療の必要性 | なし |
包皮腺もとくに治療の必要はありませんが、たまった皮脂がニオイの原因となる可能性はあります。包茎の人は包皮の内側に皮脂や汚れがたまりやすいため、入浴時に剥いて洗うよう心がけてみてください。
【性感染症】治療が必要な4種類のちんこのぶつぶつ
ちんこのぶつぶつが以下の原因による場合、医療機関で治療を受ける必要があります。
尖圭コンジローマ
性器ヘルペス
梅毒
軟性下疳(なんせいげかん)
性行為によってパートナーにうつる可能性があり、なかには放置すると重大な合併症を起こす病気もあります。ぶつぶつの特徴を知り、自分に当てはまるものがないか確認しておきましょう。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは「ヒトパピローマウイルス」による、ウイルス性の感染症です。かかるとピンク~褐色の「鳥のトサカのような形」「カリフラワーのような形」のできものが亀頭やカリ、包皮などに生じます。
また、ぶつぶつはちんこ以外に、陰嚢(タマ)や肛門部、尿道などにできる場合もあります。
症状 | ・ニワトリのトサカのような形のぶつぶつ・カリフラワーのような形のぶつぶつ |
痛みやかゆみ | ないケースが多い |
よくできる場所 | 亀頭カリ包皮 など |
原因 | ヒトパピローマウイルス |
うつる可能性 | あり |
治療の必要性 | あり |
尖圭コンジローマは、皮膚や粘膜の小さな傷からウイルスが侵入して感染します。感染予防にはコンドームの使用が効果的です。
なお、パートナー同士でうつしあう可能性があるため、感染の疑いがある場合はパートナーも受診して、治療を受けるようにしましょう。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、ヘルペスウイルスによる感染症です。包皮や亀頭などに赤いぶつぶつや水ぶくれができ、かゆみや痛みなどもあらわれます。性器の粘膜や分泌液、場合によっては唾液からうつるリスクもあります。
症状 | ・赤いぶつぶつや水ぶくれ状のできもの・ちんこの不快感やかゆみ・痛み・発熱や全身のだるさ |
痛みやかゆみ | あり |
よくできる場所 | 包皮冠状溝亀頭 |
原因 | 単純ヘルペスウイルス |
うつる可能性 | あり |
治療の必要性 | あり |
性器ヘルペスの予防にも、コンドームは有効です。ただし、無症状の人との性行為やオーラルセックスで感染するケースもあるため、コンドームを使っても感染を防げないケースはあります。
梅毒
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌による性感染症です。ちんこや口の中に小豆くらいの大きさのしこりや、痛みの少ないただれが起きるのが特徴です。
梅毒は性行為によってうつり、妊娠中の女性がかかるとお腹の赤ちゃんにもうつる可能性があります。近年、梅毒にかかる人が増えており、国も警戒を強めています。
症状 | ・小豆から指先くらいのサイズのしこり・痛みやかゆみのない発疹・発熱・だるさ |
痛みやかゆみ | ないことが多い |
よくできる場所 | 細菌が侵入したちんこの部位口の中 |
原因 | 「梅毒トレポネーマ」という細菌 |
うつる可能性 | あり |
治療の必要性 | あり |
梅毒の予防法は「梅毒にかかった人との性行為を行わないこと」です。コンドームでリスクは軽減できますが、コンドームが覆わない部分からの感染もあるため、完全な予防は困難です。
また、梅毒は治療で治っても、再感染する可能性があります。治療が完了しても「免疫ができた」と思わず、引き続き予防を行いましょう。
軟性下疳(なんせいげかん)
軟性下疳(なんせいげかん)は「軟性下疳菌」という細菌による感染症です。日本ではまれな感染症で、おもに東南アジアやアフリカなどでの報告がみられます。
症状 | ・ちんこの皮膚のただれや潰瘍・リンパ節が腫れる |
痛みやかゆみ | 強い痛みあり |
よくできる場所 | ちんこの皮膚 |
原因 | 「軟性下疳菌」という細菌 |
うつる可能性 | あり |
治療の必要性 | あり |
日本で暮らしている人が軟性下疳になる確率は低いため、海外の流行地域に滞在した人との性交渉があった場合に感染を疑います。
ちんこのぶつぶつを見分ける方法
ちんこのぶつぶつを見分ける際は、患部をよく観察してみましょう。各ぶつぶつの特徴を、下にまとめました。
ぶつぶつの名前 | 特徴 |
フォアダイス | ・1〜2mm程度の白色または黄白色の小さなぶつぶつ・痛みやかゆみはない |
真珠様陰茎小丘疹(しんじゅようしょうきゅうしん) | ・1~4mmほどの白~黄色のぶつぶつ・痛みやかゆみはない・亀頭と陰茎の境目に並ぶ |
包皮腺 | ・白いぶつぶつ・痛みやかゆみはない・裏スジの両側にできる |
尖圭コンジローマ | ・ニワトリのトサカのような形もしくはカリフラワーのような形・色はピンク~褐色・亀頭、カリ、包皮などにできる・痛みやかゆみは出ない人が多い
・うつるため治療が必要 |
性器ヘルペス | ・赤いぶつぶつや水ぶくれ状・痛みやかゆみあり・うつるため治療が必要 |
梅毒 | ・小豆や指先サイズのしこり・発疹や発熱が出る・痛みやかゆみはない人が多い |
軟性下疳(なんせいげかん) | ・ちんこのただれや潰瘍・リンパ節が腫れる・強い痛みあり・日本ではまれ |
しかし、自分ではフォアダイスや真珠様陰茎小丘疹だと思ったぶつぶつが、実は治療の必要性がある尖圭コンジローマや性器ヘルペスの可能性もあります。
確実に見分けることは困難なため、気になるぶつぶつがある場合は病院へ受診しましょう。
ちんこのぶつぶつ「フォアダイス」を自分で取るのはNG
ピンセットや爪、市販のイボ取り薬などを使ってフォアダイスを自分で取るのは、以下のようなリスクがあるため避けましょう。
ピンセットや爪:傷口から細菌が入り、感染を起こす
イボ取り薬:刺激が強いため、炎症を起こす
フォアダイスは1~3mmと小さく、素人によるきれいな除去は非常に困難です。感染や炎症を起こすと、強い痛みや腫れが出る可能性もあります。
【自然に消える?】ちんこのぶつぶつ「フォアダイス」の治し方
フォアダイスが自然に消えるケースは、あまりありません。ただし、痛みやかゆみもなく、生理的なもののため、医学的にも治療する必要はないです。
フォアダイスを除去して治したい場合は、医療機関の「自由診療」を利用します。
医療機関では、以下のような機械を使用してフォアダイスを焼く、切るなどして除去します。
レーザー治療
高周波を使った電気メス
皮脂腺を破壊する高周波の装置を使用した施術(AGNES:アグネス)
フォアダイス除去を希望する場合、自分で取ることはせずに泌尿器科や形成外科へ相談してみてください。
【受診が必要】性感染症によるちんこのぶつぶつの治し方
ちんこのぶつぶつが性感染症によるものの場合、以下の方法で治療を行います。
性感染症 | 治療法 |
尖圭コンジローマ | ・ウイルスの増殖を抑える塗り薬・外科的手術(レーザーや電気メスなどを使った切除) |
性器ヘルペス | ・抗ウイルス薬(アシクロビルの飲み薬)・症状が軽ければ塗り薬 |
梅毒 | ・抗菌剤(ペニシリン系の飲み薬) |
軟性下疳 | ・抗菌剤(マクロライド系などの飲み薬) |
性感染症はパートナーとうつしあう可能性もあるため、パートナーの受診も検討する必要があります。気になる症状がある場合は、性病を治療できる泌尿器科へ早めに受診しましょう。
包茎は性感染症のリスクも高める
包茎の人は、以下の理由により性感染症になりやすい傾向があります。
包皮の内側に汚れがたまり、不衛生になりやすいから
不衛生な状態が続くと、細菌やウイルスの温床になりやすいから
亀頭部分の皮膚が弱くて傷つきやすく、細菌が入り込みやすいから
コンドームが外れやすいため、パートナーからうつるリスクが高いから
包茎の人が性感染症のリスクを減らすには、「入浴時に包皮を剥いて洗い、清潔を保つ」「ちんこの状態を定期的に確認する」「コンドームを正しく使う」「包茎手術」などが有効です。
包茎は治療できる
包茎を完全に治せるのは、余って亀頭に被さっている包皮を切って取り除く「包茎手術」です。市販されている包茎治療テープやリングは、包茎が治らない、かぶれて炎症を起こすなどの可能性があるため、おすすめできません。
日本人の包茎に多い「仮性包茎」の手術は、健康保険が適用されない「自由診療」です。
包茎の程度が軽い場合は、身体に埋もれている陰茎を引き出して長くする「長茎術」、亀頭にヒアルロン酸やコラーゲンを注入して大きくする「亀頭増大術」でも包茎が改善する場合があります。
包茎手術によって亀頭が常に露出するようになれば、包皮の下に汚れや垢がたまりにくくなります。衛生を保ちやすくなるため、性感染症のリスクを減らせるでしょう。
また、包茎手術には、感染症のリスク低下に加えて「陰部に自信がついて女性と積極的に向き合える」というメリットもあります。
ちんこのぶつぶつが気になる人によくある質問
ちんこのぶつぶつを放置するとどうなりますか?
ちんこのぶつぶつを放置してもよいか、放置するとどうなるかは、ぶつぶつの原因によって異なります。
生理的なものは放置してもよいのですが、性感染症は「パートナーにうつる」「脳や心臓へ合併症が起こる」「妊娠した女性にうつると赤ちゃんに影響が出る」などの可能性があります。
気になるぶつぶつがある場合は、医療機関で相談してみてください。
ちんこのぶつぶつを取る手術は痛いですか?
手術中は局所麻酔を使用するため、痛みを感じるケースは少ないと考えられます。手術後の痛みには、痛み止めを処方するクリニックもあります。
しかし、どの程度の痛みが出るかはぶつぶつの原因や状態によって異なるため、受診時に確認するとよいでしょう。
フォアダイスを自分でつぶしてもいいですか?
フォアダイスを自分でつぶすのは、傷口から出血したり、炎症が起きたりする可能性が高いためやめましょう。
また、フォアダイスだと思っていたぶつぶつが性感染症の初期症状であるケースも考えられます。症状が長引いて悪化する、パートナーへうつしてしまうなどのリスクもあるため、気になるぶつぶつは自分で対処せずに受診するのが安心です。
まとめ
この記事では、ちんこのぶつぶつについて考えられる原因や対処法、リスクを下げる方法について解説しました。
【この記事のまとめ】
ちんこのぶつぶつは「うつるもの」「うつらないもの」の2種類がある
うつらないものは「フォアダイス」「真珠様陰茎小丘疹」「包皮腺」などで、治療の必要はない
うつるものは「尖圭コンジローマ」「性器ヘルペス」などで、医療機関での治療が必要
治療が必要かはぶつぶつの形や大きさなどから判断できるが、分かりにくいものもあるため受診がおすすめ
包茎だと性感染症のリスクが高まる
ちんこにできるぶつぶつは、性感染症によってできる「うつるもの」と、生理的な現象である「うつらないもの」の2種類があります。うつるものは「尖圭コンジローマ」「性器ヘルペス」「梅毒」など、うつらないものは「フォアダイス」「真珠様陰茎小丘疹」などです。
性感染症は、放置するとパートナーにうつったり重い合併症を起こしたりする可能性があります。ぶつぶつが性感染症によるものだった場合は、必ず受診して適切な治療を受けましょう。
ただし、ぶつぶつが性感染症によるものなのか、生理的な現象であるかを自分で判断するのは困難です。生理的な現象に見えるぶつぶつが性感染症の初期症状である場合もあるため、迷う場合は泌尿器科の受診をおすすめします。
また、包皮の内側が不衛生になり、細菌やウイルスの温床になりやすい「包茎」は性感染症のリスクを高める可能性があります。包茎は「包茎手術」によって治療でき、ちんこの見た目がよくなることもメリットです。
包茎が解消することで自分のちんこに自信がつき、女性とより積極的に向き合えるようになる可能性もあります。
ちんこのぶつぶつが気になる人や、ちんこの見た目をより改善したい人はぜひ気軽にご相談ください。