抜け毛を予防する4つの方法|原因やセルフチェック項目も紹介

【この記事でわかること】
- 抜け毛を予防する前に知っておきたい前提
- 抜け毛を予防する4つの方法
- 抜け毛を予防するための簡単セルフチェック
- 抜け毛の原因
- 抜け毛の予防に関するよくある質問
抜け毛の予防法を正しく理解し、健康的な髪を保つための参考になれば幸いです。
抜け毛を予防する前に知っておきたい前提【1日で60~80本抜けている】
髪の毛には1本1本に寿命があり、それぞれ発毛・脱毛を繰り返しています。毛が生えては抜けていく仕組みを「ヘアサイクル」と呼びます。
ヘアサイクルの流れは、以下のとおりです。
- 成長期(約2~7年)
- 中間期(約3週間)
- 休止期(約3ヶ月)
- 髪の毛が抜ける
この仕組みからわかるように、抜け毛は自然な現象です。頭部に問題がない方でも、1日当たり「60〜80本」の毛が抜けるといわれています。
頭部が健康な方は多少毛が抜けても、頭髪全体でみると成長期の毛が多く残っているため、脱毛の印象を与えません。
しかし、何らかの原因によりヘアサイクルに異常が起きるケースがあります。そうすると、毛の成長期が維持できなくなり、脱毛箇所が目立ってしまうのです。
目安としては、1日の抜け毛の本数が「100本」を超えると、AGA(男性型脱毛症)や円形脱毛症などの疾患が疑われます。
抜け毛を予防する4つの方法
抜け毛を予防する方法は、以下の4つです。
- 生活習慣を見直す
- 頭皮をマッサージする
- シャンプーで頭皮を清潔に保つ
- 帽子や日傘で紫外線対策をする
一つずつみていきます。
生活習慣を見直す
抜け毛の予防策としては、生活習慣の見直しが挙げられます。
- 睡眠と休養を十分にとる
- ストレスをためこまない
- 過度な飲酒・喫煙を避ける
- 栄養バランスのよい食事をとる
生活習慣の改善は髪の毛の成長を促進し、抜け毛予防につながります。
毛を生成するもととなる栄養素である「亜鉛」や「ビタミン」などを、積極的に摂取することも大切です。
頭皮をマッサージする
頭皮のマッサージは血行をよくするため、抜け毛の予防効果が見込めます。
頭皮によい主なツボは、以下の2つです。
- 天柱(てんちゅう):うなじの生え際にある、2本の太い筋肉の両外側のくぼみ
- 風池(ふうち):天柱から1センチほど上の部分にある、首筋のやや外側のくぼみ
頭皮マッサージのやり方を紹介します。
- 天柱と風池を軽い力でもむ
- 「側頭部」「こめかみの周辺」「耳の周り」を回転するようにもむ
- 両手の指の腹を寄せるように、頭皮を内側に移動させる
両手の指同士の間隔は狭くして、内側へと小刻みにマッサージするのがコツです。
シャンプーで頭皮を清潔にたもつ
シャンプーで頭皮を清潔に保つことは、抜け毛の予防法の一つです。
「洗っている最中に毛が抜けるのが嫌だ」と考える方もいますが、頭皮の清潔さは髪の毛の健康に影響を与えます。
そのため、頭皮と髪の毛は毎日洗いましょう。
ただし、頭皮に強い刺激を与えると、抜け毛が悪化する恐れがあります。「過度な頭皮マッサージ」「刺激の強いシャンプー・コンディショナーの使用」などは避けるほうが安全です。
毛を傷つける行為は避ける
毛を傷つける可能性のある行為は、以下のとおりです。
- 太陽からの紫外線
- 無理なブラッシング
- 髪の毛を濡れたまま放置
- パーマやヘアカラー、ブリーチなどの薬剤
- ヘアドライヤーやアイロンをかけ過ぎたときの熱
紫外線は髪の毛を傷める要因となるため、外出時は帽子や日傘を身に着けましょう。
また、ヘアカラーやブリーチにアレルギーがある場合、その成分を使用すると抜け毛や脱毛が引き起こされます。
アレルギーの原因となる成分が特定できれば、その成分を避けた方法でカラーリングできる場合もあります。成分を正確に特定したい際は、皮膚科を受診してみてください。
抜け毛を予防するための簡単セルフチェック
抜け毛が多い方にみられる特徴を、以下にまとめました。
- 髪の毛が細い
- 喫煙している
- 頭皮がべたつく
- 寝不足の日が多い
- お酒を頻繁に飲む
- 髪をあまり洗わない
- ストレスを感じている
- 毛根の先がとがっている
- 不規則な生活を送っている
- ドライヤーを長時間かける
- 紫外線を長い時間あびている
- 抜け毛の本数が多い(1日100本以上)
- パーマやカラーリング、ブリーチを頻繁におこなう
当てはまる数が多い方は、毛が抜けやすい状態になっている可能性があります。
生活習慣を整えるのはもちろん、なかなか症状が改善しないときはクリニックを受診しましょう。
抜け毛の原因
抜け毛の主な原因を紹介します。
- 加齢
- 遺伝
- 男性ホルモンの影響
- 自己免疫疾患
- アトピー性疾患
- 太陽からの紫外線
- ストレスや疲労
- ブリーチやヘアカラーのアレルギー症状
AGAになる主な原因は「遺伝」と「男性ホルモンの影響」です。
また、円形脱毛症は「自己免疫疾患」や「アトピー性疾患の合併」で発症する傾向にあります。
自己免疫疾患とは、本来は細菌やウイルスを排除する免疫機能が、自分自身の機能を攻撃してしまう疾患です。自己免疫疾患により毛周辺の組織が壊されると、脱毛が起こります。
なお、病気にかかる以外にも、加齢に伴って毛が細く・短くなり、抜け毛が増えるケースもあります。
抜け毛の予防に関するよくある質問
抜け毛の予防に関するよくある質問は、以下のとおりです。
女性でも抜け毛はみられますか?
抜け毛は男性・女性ともにみられる症状です。
男性の脱毛症を「AGA」といいますが、女性の薄毛は「FPHL」と呼びます。FPHLは「Female Pattern Hair Loss」の略称で、女性型脱毛症を指します。
また、円形脱毛症は男女差なく、どの年齢の方でも発症する病気です。
季節によって抜け毛の本数は変わりますか?
「抜け毛は9月に増える傾向にある」という研究結果があります。
この研究における季節ごとの抜け毛のデータは、以下のとおりです。
【1人当たりの1週間の抜け毛総数(脱毛症でない場合)】
- 12月下旬:450~500本
- 3月中旬:400~450本
- 6月初旬:400~450本
- 9月初旬:550~600本
育毛剤やサプリで抜け毛を予防できますか?
育毛剤やサプリを使用して、抜け毛を予防できる可能性はあります。
しかし、科学的根拠のない商品も多数販売されているため、冷静に情報を見極めることが重要です。
育毛剤・サプリの副作用について不安があるならば、医師に相談すると参考になります。
抜け毛を予防したいときは何科を受診しますか?
抜け毛を予防したいときは、皮膚科またはAGA治療を専門とするクリニックを受診します。
ただし、AGA治療には保険が適用されません。
AGAは生命に関わる疾患ではないため、美容整形と同じく「自由診療」に該当します。全額自己負担となる点を踏まえて、治療を受けるかを検討しましょう。
「抜け毛は早めの対策が重要」といわれるのはなぜですか?
「抜け毛は早めの対策が重要」といわれるのは、放置するほど症状が進み、改善に費用と時間がかかるためです。
薄毛や脱毛症の完治は難しく、AGA治療の主な目的は「抜け毛を抑制して、進行を遅らせること」といえます。
治療をはじめたからといって急に増毛するわけではないため、早めの対策が求められます。
まとめ
この記事では、抜け毛を予防する4つの方法や原因、セルフチェック項目について解説しました。
【この記事のまとめ】
- 抜け毛は自然な現象だが、1日100本以上抜ける場合は注意が必要
- 抜け毛の予防には、生活習慣の改善・頭皮マッサージ・適切なシャンプー・紫外線対策が有効
- 睡眠不足やストレスなどは、抜け毛を悪化させる要因となる
- 男性・女性にかかわらず抜け毛は発生する
- 抜け毛に関する相談は、皮膚科や専門クリニックでおこなえる
- 抜け毛は、早めの対策で症状の進行を遅らせられる
生活習慣の見直しや頭皮のマッサージにより、抜け毛は予防できる可能性があります。症状が進行しており、なかなか脱毛が改善しないときはクリニックを受診してみてください。