テストステロンが多い人の5つの特徴|男性ホルモンとAGAの関係も解説

【この記事でわかること】
- テストステロンが多い人、少ない人の特徴
- テストステロンとAGAの関係
- テストステロン量の測り方
- テストステロン量を増やす方法
より健康的で男性らしいからだを目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
テストステロンが多い人の5つの特徴
テストステロンは男性ホルモンの一つで、身体や精神にさまざまな影響を与えます。具体的には以下のような特徴があります。
分類 | 特徴 |
身体的特徴 | ・筋肉質である
・肥満体型になりにくい |
精神的特徴 | ・自信に満ちあふれている
・社交性がある ・性欲が正常または強い |
ただし、すべての方にあてはまるわけではありません。それぞれ解説していきます。
テストステロンが多い人の身体的特徴2つ
テストステロンが多い人の身体的な特徴は、以下の2つです。
特徴 | 理由 |
筋肉質である | テストステロンが筋肥大をうながす |
肥満体型になりにくい | テストステロンが脂質およびコレステロール代謝に関与するといわれている |
テストステロンと脂質代謝の関係についてはくわしく解明されていませんが、テストステロン補充療法によって体脂肪量や内臓脂肪、コレステロール、トリグリセリドが減少すると確認されています。
つまり、テストステロンの量が増えると体脂肪が減る傾向にあるため、テストステロンが多い人は肥満になりにくいと考えられます。
テストステロンが多い人の精神的特徴3つ
テストステロンは活気や活力に関係するという仮説があり、以下の精神的な特徴をもつ傾向にあります。
- 社交性がある
- 自信に満ちている
- 性欲が正常または強い
テストステロンの働きについてはさまざまな意見があり、メカニズムは明らかになってはいません。ただ、仮説として有力なのが「前向きになる」「社交性が改善する」ことです。
意欲的に仕事に取り組みイキイキと活躍している、積極的にコミュニケーションを楽しんでいる方などは、テストステロンが多いかもしれません。
また、テストステロン値が低く性欲減退が見られる男性に対して、テストステロン療法をおこなったところ、症状が改善したという研究結果があります。
これにより、テストステロンが性欲に何かしらの影響を与える可能性があり、テストステロンが多い男性は性欲が正常または強い場合があるでしょう。
テストステロンが少ない人の特徴
テストステロンが少ない方の特徴は、以下のとおりです。
- 疲れやすい
- 脂肪がつきやすい
- 筋肉がつきにくい
- 体調がくずれやすい
- メンタルが不安定になりやすい
つまり、テストステロンが多い方と逆の特徴をもっています。
テストステロンが少ないと男性更年期障害や勃起障害(ED)、生活習慣病、抑うつ状態などが引き起こされやすいです。
なんとなく体調がすぐれず、内科を受診しても「異常なし」と診断された方は、テストステロンの低下が関係している可能性があります。
テストステロンの量とAGAは無関係
AGAとは、髪の毛が成長する期間(成長期)が短くなり、休む期間(休止期)が長くなることで起こる脱毛症です。
AGAには男性ホルモンが関係しているといわれていますが、厳密にいうとテストステロンの量は関係ありません。
AGAの発症と強く関係しているのは「5αリダクターゼの活性度」です。
5αリダクターゼは、テストステロンをさらに活性の高い「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換させる働きがあります。
DHTが毛根の細胞に結合して髪の成長を止める物質を作り出すため、前頭部や頭頂部の髪の毛が細く短くなって生えてこなくなります。
つまり、テストステロンが多くても5αリダクターゼの働きがなければ、AGAは予防できるのです。
テストステロンの量を測定する方法
テストステロンの量は、以下の方法で調べられます。
テストステロンの測定方法 | 特徴 | 費用相場 |
血液検査 | ・精度が高い
・午前中に採血する(日内変動の影響を最小限にするため) |
7,000~1万円 |
唾液検査 | ・非侵襲的
・手軽に受けられる ・血液検査ほどの数値の反映は難しい |
8,000~9,000円 |
毛髪・爪の検査 | ・日内変動の影響を受けない
・染髪や整髪料の影響を受けやすい ・自己測定ができる |
6,000円前後 |
血液検査は男性更年期外来やメンズクリニックで受けられます。専門家に相談できる機会にもなるので、気になる症状がある方は医療機関を受診するとよいでしょう。
おおよその量がわかれば満足、医療機関に行くのは面倒という方は、毛髪や爪の検査がもっとも手軽です。自己測定キットを使用すれば自宅での検査が可能なため、気軽に試しやすいでしょう。
テストステロンを増やす3つの生活習慣
テストステロンを増やしたい方は、以下の方法を試してみてください。
- 十分な睡眠をとる
- 有酸素運動を取り入れる
- 食事療法でカロリーコントロールをする
新たに何かを購入する必要はなく、いずれも日常生活に取り入れやすいです。
「これならできそう」と思うものから導入してみましょう。
十分な睡眠をとる
テストステロンは、睡眠不足によって分泌が減ると明らかになっています。
そのため、十分な睡眠でテストステロン量を減らさない工夫が大切です。
また、運動効果を高めるうえでも、睡眠リズムをはじめとする整った生活リズムが重要といわれています。
- カフェインやアルコールを避ける
- リラックスできる寝衣・寝具を使用する
- 寝る前にスマートフォンやタブレットを見ない
- 夜更かしをせず、毎日同じ時間に起床・就寝する
- 就寝前にストレッチやヨガをおこないリラックスする
これらを意識して、睡眠の質を高めましょう。
有酸素運動を取り入れる
積極的な有酸素運動はテストステロンを増加させる可能性があります。
ある研究では、有酸素運動を実施した場合に、血中テストステロン濃度の増加を認めたと報告されました。
有酸素運動の具体例は、以下のとおりです。
- 軽いジョギングをおこなう
- ウォーキングに階段登りを組み合わせる
- 自体重での筋力トレーニングを取り入れる
強度の目安は、息が少し上がるものの、会話ができる程度です。
継続した運動はテストステロンの分泌を促進します。日常生活に無理なく取り入れましょう。
食事療法でカロリーコントロールをする
偏った食事は肥満につながり、テストステロンの分泌低下を引き起こします。
肥満(メタボリックシンドローム)によるテストステロンの分泌低下は、研究によって明らかです。
とはいえ、食事療法だけではテストステロン量の大幅な改善は認められない可能性があります。
- 間食を少なくする
- 糖分や脂肪の多い食事は控える
- 食事療法だけでなく、運動療法も併用する
食事内容の見直しにあわせて運動を導入すれば、肥満の改善になり結果的にテストステロンの増加が見込めます。
テストステロンが多い人の特徴に関するよくある質問
テストステロンが多い人の特徴に関する以下の質問にお答えします。
テストステロンが多い人の顔に特徴はありますか?
テストステロンの量が、特徴的な顔をつくるとは明らかになっていません。
しかし、筋肉量が多くなることや前向きな思考になりやすいことから、表情が豊かで顔つきがイキイキしているような特徴があるという意見があります。
テストステロンが多い人はモテるといわれるのはなぜですか?
テストステロンが多い人の特徴にイキイキとしたエネルギッシュな印象があります。
ある研究で女性がもっとも魅力を感じる異性の印象として「イキイキとしている」が36.0%、「エネルギッシュな」と答えた女性が20.8%いると明らかになりました。
そのため、テストステロン値が高い男性は、女性が魅力を感じやすいといえます。
テストステロンが多い人は匂いが違いますか?
海外の研究によると、独身男性の体臭はパートナーがいる男性よりも強い傾向です。
独身男性のほうが競争心が強く、テストステロンレベルが高いためと考えられています。
つまり、テストステロンが高い男性は体臭が強くなりやすいといえるでしょう。
まとめ
この記事ではテストステロンが多い人・少ない人の特徴やテストステロンとAGAの関係性、テストステロン量を増やす方法について解説しました。
【この記事のまとめ】
- テストステロンの量が多い男性は、筋肉質でエネルギッシュな傾向がある
- テストステロンの量が少ない男性は、体調や精神面が不安定になりやすい
- AGAはテストステロンの量ではなく5αリダクターゼの活性度が関係している
- テストステロンの量を測るなら、血液検査がもっとも正確である
- テストステロンの量を増やすには、規則正しい生活が不可欠である
テストステロンを増やして男性的な魅力を発揮したい方は、この記事で紹介した方法を参考に日常に取り入れてみましょう。