包茎を自力で治す方法は?放置には9つのリスクがあった

【この記事でわかること】
- 自力で治せる包茎と治せない包茎の種類
- 包茎を自力で治す方法
- 包茎を自力で治すリスクと注意点
- 包茎を放置するリスク
- 包茎が自力で治らないときの手術の必要性
自身の包茎の状態を正しく知り改善することで、不安や迷いがなくなり、自信を持って毎日を過ごせるようになるでしょう。
自力で治せる包茎と治せない包茎の種類
ここでは、自力で治せる包茎にはどういった種類があるのか、自力では治せない包茎はどのような状態なのかを解説します。
- 真性包茎【改善の可能性あり】
- 仮性包茎【改善の可能性あり】
- カントン包茎【自力では難しい】
ひとつずつ見ていきましょう。
真性包茎【改善の可能性あり】
真性包茎とは、亀頭が包皮に完全に覆われており露出していない状態です。
包皮とは亀頭を取り囲んでいる皮のことで、先端に開いた穴を包皮口と呼びます。
包皮口は成長とともに広がっていき、個人差はあるものの思春期を過ぎる頃には勃起時に亀頭が露出するようになることが一般的です。
しかし真性包茎の場合には包皮口が通常より狭いという特徴があります。
そのため包皮口を広げるトレーニングをすることで、少しずつ真性包茎を改善できる可能性があります。
具体的なトレーニング方法については「包茎を自力で治す4つの方法」の部分で解説します。
真性包茎の自力での治療が難しいケースとしては、亀頭と包皮が強く癒着してしまっている場合があげられます。
このケースでは、包皮を剥こうとしても痛みが強く剥けないため、自力で治すのは難しいといえるでしょう。
仮性包茎【改善の可能性あり】
仮性包茎は、平常時は包皮が亀頭を覆っているものの、勃起時には自然に亀頭が露出したり、手で剥けたりする状態です。
このタイプの包茎は、真性包茎よりも自力での改善が見込めます。
亀頭の露出を癖づけるため、排尿のときに包皮を手でめくるようにして、亀頭を出すようにすると良いでしょう。
癖づけられれば、平常時にも亀頭が露出した状態に改善できるかもしれません。
ただし、無理に包皮を剥こうとすると性器に傷をつけてしまう可能性があります。一度に剥かずに少しずつ慎重に行ってみてください。
カントン包茎【自力では難しい】
カントン包茎は、真性包茎と同じく包皮口が狭く、露出した亀頭の根元を強くしめつけている状態です。
亀頭がうっ血し、痛みや腫れを伴うこともあります。
「平常時に亀頭を露出させ、そのまま勃起したら亀頭がしめつけられて痛みを感じる」というケースも、カントン包茎と考えられます。
このタイプの包茎は、自力で治せないと考えた方が良いでしょう。
包皮を元に戻せなくなってしめつけられた状態が長時間続くと、亀頭が壊死してしまうケースもあります。
自力でどうにかしようとせず早めに医師に相談してみてください。
包茎を自力で治す4つの方法
ここでは、包皮を自力で治す方法を4つ紹介します。
- 【真性包茎】矯正器具(包皮口を広げる)
- 【真性包茎】セルフトレーニング
- 【仮性包茎】矯正器具(リング)
- 【仮性包茎】テープ
順番に見ていきましょう。
【真性包茎】矯正器具(包皮口を広げる)
真性包茎は専用の治療器具を使用することで、自力で治せる可能性があります。
真性包茎のトレーニング用器具はペンチの様な形状をしており、先端を包皮口から差し込みグリップ部分を握ることで先端が開き、包皮口を拡大できる仕組みになっています。
1日2回、30分ずつのトレーニングを行うことで、2週間程度で真性包茎の改善が期待できます。
注意点としては、無理に広げようとすると、包皮が裂けて細菌が入ってしまったりカントン包茎になったりするおそれがあります。
お風呂で包皮が温まり伸びやすくなった状態で、痛みを感じない程度の強さで慎重にトレーニングを行う様にしてください。
【真性包茎】セルフトレーニング
真性包茎のセルフトレーニングは、自分で包皮口を伸ばしながら少しずつ包皮を剥いて亀頭の露出を増やしていく方法です。
器具でのトレーニングと同様に、お風呂で包皮が伸びやすくなった状態で人差し指にて包皮口を両側から引っ張ることで包皮口を拡大します。
また病院でステロイド軟膏を処方してもらうことで、さらに効果の向上が期待できます。
自力で包皮口拡大するいわゆるむきトレを毎日地道に続けることで、1~2ヶ月程度で改善が見込めます。
ある程度剥ける様になったら入浴時に包皮を剥いて亀頭を露出させる様にします。
包皮の根本と亀頭が強くくっついている場合がありますが、時間とともに癒着は剥がれていきます。
包皮が伸び切っていない状態で剥いたままにするとカントン包茎になってしまう可能性があるため、剥いた後は必ず戻すようにしてください。
注意点としては、器具を使用する時と同様に無理な力をかけず、痛くない程度で少しずつ伸ばしていくようにしましょう。
また十分に包皮口が拡大されていない状態で一気に根本まで剥いてしまうと包皮が戻らなくなってしまい、亀頭のうっ血や包皮の裂傷のリスクがあります。
無理に根本まで剥く行為は絶対に避けてください。
【仮性包茎】矯正器具(リング)
手で亀頭を露出させられる仮性包茎のケースで、矯正リングを使う方法です。
仮性包茎では、真性包茎と比べて包皮口が開いている状態なので、まず自分で包皮を剥きます。
亀頭が露出するように包皮を下げられたら、リング状の器具を包皮が戻らないように根元につけて、亀頭が露出した状態を保ちます。
剥き癖をつけて包茎を改善するのが目的です。
器具の形状はO型やC型があり、素材はシリコンや金属などさまざまあります。
【仮性包茎】テープ
矯正リングと同様に、剥いた包皮を根元で固定します。
包皮をテープで固定して、亀頭が露出した状態を保ちます。包皮を剥く必要があるため、真性包茎では利用できません。
使用目的は、包皮を剥いた状態を癖づけることです。
包茎を自力で治すリスク・注意点
ここでは、包茎を自力で治すリスクと注意点を6つ解説します。
- 炎症を起こす
- 包茎が悪化する
- 器具が取れなくなる
- 包皮が裂けて出血する
- 無理して治そうとしない
- 成人してからの包茎は自然には治らない
それぞれ見ていきましょう。
炎症を起こす
器具を使ったり手で引っ張りすぎたりして、皮膚を傷つけてしまうと細菌が入って炎症を起こすことがあります。
たとえば、包皮口を広げる矯正器具を使って無理に広げすぎてしまったり、セルフトレーニング時に爪でひっかいたりすると、皮膚に傷がつきます。
傷から菌が入って炎症を起こすと、腫れて膿が出たり、排尿の際に痛みが出たりといった症状があらわれるのです。
自力で治す方法を実践する際は、皮膚に傷をつけてしまわないように、慎重に少しずつ行いましょう。
包茎が悪化する
器具やセルフトレーニングなどで無理なトレーニングをしていると、包皮が裂けて包茎が悪化することもあります。
亀頭と包皮の間で細菌が増え、炎症を起こすことを亀頭包皮炎といいます。
皮膚を傷つけてしまって亀頭包皮炎を何度も繰り返すと、治る度に包皮が硬くなってしまい
包皮口が開きづらくなるのです。
また、矯正リングを使用することで包皮が伸びてしまい、余っていた包皮がさらに余ることもあります。
本来は陰茎の大きさに合わせて包皮が伸縮しますが、リングを装着していることによってうまく伸縮できなくなり、包皮が伸びてしまうこともあるのです。
このように、余計に包茎が悪化してしまうリスクも認識しておきましょう。
器具が取れなくなる
仮性包茎の矯正リングを使っていると、器具が取れなくなることがあります。
平常時にリングをつけて問題なく過ごせていたとしても、リングを装着した状態で勃起して取り外せなくなるリスクがあるので、注意が必要です。
リングが外せなくなると血流が悪くなり、最悪の場合は亀頭が壊死してしまうかもしれません。
もし器具が外れなくなったら、早めに医療機関を受診してみてください。
包皮が裂けて出血する
自分で治す方法を実践すると、包皮が裂けて出血することがあります。
器具を使って行うときは、皮膚を傷つけないよう、より注意が必要です。
とくに真性包茎で亀頭と包皮が強くくっついた状態で、器具を差し入れて包皮口を無理に広げようとすると包皮が裂けやすいです。
出血して痛いだけでなく、亀頭包皮炎といった炎症の原因にもなるので、トレーニングは慎重に行うようにしましょう。
無理して治そうとしない
一番大切なのは、無理して自力で包茎を治そうとしないことです。
手でセルフトレーニングを行うときも、器具を使うときも絶対に無理はしないでください。
皮膚に傷がついて炎症を起こすことで、包茎が悪化しては元も子もありません。
それだけではなく、無理をして亀頭が壊死するようなことがあっては、子どもを望めなくなる危険性もあります。
自力で治す方法には大きなリスクもあるという点は頭に入れておきましょう。
成人してからの包茎は自然には治らない
成長期が終わった成人後の包茎は自然には治らないため、改善のためには必ず治療が必要です。
もともと男性は生まれたときは真性包茎の状態です。
亀頭と包皮がくっついている状態ですが、成長するにつれてだんだん剥がれていきます。
その後、陰茎全体も大きくなっていき、包皮もそれに伴って伸びるようになります。
思春期ごろまでは成長とともに真性包茎から仮性包茎になったり、仮性包茎からいわゆるズル剥けの状態になったりします。
しかし成人以降は基本的にペニスと包皮の状態は自然には変化しないため、包茎を治したい場合には何らかの治療が必要になります。
包茎を放置する9つのリスク
ここでは、包茎を治さずに放置するリスクについて解説します。
- 悪臭を放ちやすい
- 早漏になりやすい
- 性病にかかりやすい
- 尿が飛び散りやすい
- コンドームが外れやすい
- 亀頭が十分に成長しづらい
- EDの原因になるケースがある
- パートナーを満足させられない
- 見た目にコンプレックスをかかえやすい
ひとつずつ見ていきましょう。
悪臭を放ちやすい
包茎は亀頭が包皮に覆われているため、亀頭と包皮との間に汗や尿、精液などが溜まりやすく嫌な臭いにつながります。
とくに真性包茎では、包皮を剥いて洗えないため垢が溜まりやすく、不衛生な状態になりがちです。
蒸れやすいため、細菌が繁殖しやすい状態でもあり、悪臭の原因となります。
早漏になりやすい
包茎だと早漏になりやすいです。
なぜなら、亀頭は常に露出していると刺激に慣れていきます。ただ包茎の場合は包皮に覆われている時間が長いので、亀頭が刺激を受けません。
そのため、性行為といった強い刺激に過敏に反応してしまい、射精が早まってしまうのです。
性病にかかりやすい
包茎は細菌が繁殖しやすく性病にかかるリスクが上がるといわれています。
不衛生な状態が続くと、性病だけでなく亀頭包皮炎といった炎症の原因にもなるので注意が必要です。
包茎だと亀頭や包皮の皮膚が薄く傷つきやすい点も原因のひとつとして考えられます。
皮膚に傷がつくとそこから菌が入り込むので、性病にかかるリスクが高まるのです。
また、性病になってしまうとパートナーにうつしてしまうリスクがあることも知っておきましょう。
尿が飛び散りやすい
包茎は尿が飛び散りやすいというデメリットもあります。
排尿の際に、包皮が邪魔になってしまうことが原因です。
尿が包皮にあたって真っすぐ飛ばず、ふたまたにわかれたり、あちこちに飛び散ったりしてトイレを汚してしまうことがあります。
さらに、外のトイレで「自分の下着や服を濡らしてしまって困る」といったことにもつながりやすいです。
コンドームが外れやすい
包茎の場合、性行為のときにコンドームが外れやすく、しっかり避妊ができないことがあります。
余った包皮のせいで陰茎とコンドームの間に隙間ができてしまうため、外れやすくなるのです。
包皮が亀頭を覆ってしまっていると、亀頭部分での引っかかりもありません。
自分だけでなく、パートナーのためにも、コンドームをつけるときは勃起した状態で根元まで丁寧にかぶせるようにしましょう。
亀頭が十分に成長しづらい
包茎は、常に亀頭が露出されない状態のため、亀頭が十分成長しにくいことがあります。
包皮がかぶっているので亀頭の成長がさまたげられてしまい、先細りになってしまうのです。
包茎は、短小(平均よりも短い陰茎)の原因のひとつとも考えられています。
陰茎は思春期に大きく成長するため、その時期に無理をしない程度にお風呂で包皮を少しずつ剥いて手入れするのもよいでしょう。
EDの原因になるケースがある
包茎をコンプレックスに感じていることによって、心因性のED(勃起不全)になってしまうケースもあります。
陰茎の見た目にコンプレックスがあることで自信が持てず、性行為への緊張や不安からEDになる可能性があるためです。
包茎であることを必要以上に気にせず、不安なことがあれば専門の医師に相談してみるとよいでしょう。
パートナーを満足させられない
包茎の場合、性行為の際にパートナーの女性を満足させられないことがあります。
挿入によって女性が性感を得るのは、陰茎が膣内でこすれることによるものです。
そのため、亀頭が小さかったり、カリ(亀頭と陰茎の間のくびれ)がなかったりすると、十分な摩擦が起こらず女性が感じにくいのです。
また、包茎による早漏が原因で女性が満足する前に性行為が終わってしまうこともあります。
見た目にコンプレックスをかかえやすい
包茎は、見た目にコンプレックスをかかえている人が多くいます。
一般的に「包皮がかぶっているのは子ども」という認識があるため、見た目についてコンプレックスに感じてしまいやすいのです。
見た目が気になっていると、デートや性行為に臆病になり、積極的になれないこともあるでしょう。
しかし、自分が気にしているよりも、パートナーや他人は気にしていないことも多いものです。
それよりも清潔であることの方が重要です。見た目は気にしすぎずに、清潔に保つことを心がけましょう。
自力で治せない包茎は手術が必要
自力で治らないときは、包茎手術も検討してみましょう。
軽度の仮性包茎であれば、自力でもある程度は改善できるかもしれません。
しかし、重度の仮性包茎や真正包茎のケースでは、自力で治す方法を実践しても根本的な解決にはならないでしょう。
なぜなら、矯正器具を使って一時的に亀頭を露出させたとしても、包皮が余った状態であることに変わりはないからです。
器具を外すとまた皮をかぶってしまうため、入浴時や性行為時などに元に戻ってしまいます。
その点、手術では余った包皮を切って亀頭を露出させるので、根本的に包茎を治せるといえるでしょう。
一般的に、手術が必要と考えられているのは、真性包茎とカントン包茎のケースです。
仮性包茎であっても状態には個人差があり「手で剥かないと亀頭が出てこない」「包皮口が狭く勃起時に痛みがある」ケースもあります。
仮性包茎でも、日常生活や性行為に支障が出ている場合は、包茎手術を検討してみましょう。
包茎に関するよくある質問
何歳になれば包茎の治療が必要なのか?
一般的に、成人してからの包茎は治療が必要と考えられています。
陰茎の成長には個人差がありますが、だいたい成人後は成長が止まり、自然に治ることはないためです。
生殖器は思春期に大きく成長するので、思春期の前までは包皮を剥けないケースが多いです。
しかし、14〜15歳ころの思春期を過ぎると、多くの男性がだんだんと包皮を剥けるようになってきます。
成人になるまでは成長が続いている可能性もあるので、治療は成人するまでは待ってよいでしょう。
仮性包茎を治す必要はあるのか?
仮性包茎はその多くが機能的に問題がなく、治療をしなくてもよいと考えられています。
ただし、雑菌が繁殖しやすく亀頭包皮炎を何度も繰り返すといったケースでは、手術が必要です。
日常生活や性行為に支障があると感じたら、自分で判断せず、病院を受診するようにしましょう。
自力で治らないときはどうする?
自力で治らないときは、まずは専門の医師に診てもらって判断をあおぎましょう。
とくにカントン包茎や亀頭と包皮の癒着が強い真性包茎は、自力で治すことは難しく、治療には手術が必要となるケースが多くあります。
おもな手術の方法は、環状切除術と背面切開術です。
環状切除術は余っている包皮を切る手術で、背面切開術は縦に切った包皮を横方向に縫うことで包皮が引っ張られるのを利用して亀頭を出す方法です。
どちらの術式もメリットデメリットがあるので、医師としっかり相談して決めるようにしましょう。
まとめ
この記事では、包茎を自力で治す方法、放置したときのリスクについて解説しました。
【この記事のまとめ】
- 包茎を自力で治すためのトレーニングや器具があるが、リスクもある
- 自力で治そうとして無理をすると危険なので、絶対に無理をしてはいけない
- 自力で治らないときや不安があるときは、医療機関を受診する
包茎は人に相談しづらくデリケートなことなので、自力で治そうとしてしまいがちです。
しかし、自力で治す方法には限界やリスクもあるので、慎重に検討してから行動するようにしましょう。
少しでも不安があるときは、医療機関の受診も検討してみてくださいね。