包茎でもセックスはできる?7つの悪影響と5つの楽しみ方を解説

包茎で悩んでいる方のなかには「パートナーとうまくセックスができるのだろうか」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。 結論から言えば、包茎でもセックスは可能です。 しかし、包茎の重症度によっては、セックスで感染症や陰部の痛みなどを引き起こす可能性があります。 この記事では、包茎によるセックスへの影響と、それでも楽しむための方法を解説します。

【この記事でわかること】


  • 包茎でもセックスは可能

  • 包茎によるセックスの悪影響

  • 包茎でもセックスを楽しむ方法

  • 自力で包茎を治すリスク

  • 包茎手術を受ける判断基準

ポイントを押さえておけば、包茎でも安全にセックスを楽しめるようになるでしょう。

包茎でもセックスは可能

仮性包茎や軽度の真性包茎であれば、包茎でも問題なくセックスが可能です。
ただし、包茎の状態によってはセックスで陰部に痛みを感じたり、コンドームの装着が難しかったりする可能性があります。
結果、自分だけでなくパートナーの満足度も下がるかもしれません。
包茎でも安全にセックスを楽しむために、前もって注意点や対処法を十分に理解しておきましょう。

包茎によるセックスへの悪影響7つ

包茎の状態でセックスをすると、以下の7つの悪影響が出る可能性があります。

  • 早漏になりやすい

  • 陰部に痛みが出やすい

  • コンドームが外れやすい

  • 不妊の原因になりやすい

  • 悪臭で女性が不快に感じやすい

  • カントン包茎を引き起こしやすい

  • 女性の膀胱炎や子宮頸がんの原因になりやすい

リスクを知らずにセックスをすると、お互いに後悔する可能性があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

早漏になりやすい

包茎は亀頭が皮で覆われている状態です。
亀頭が刺激に慣れていないので、セックスで陰部に刺激が加わると、思ったよりも早く射精してしまう可能性があります。
早漏によってすぐに行為が終わってしまうと、お互いにセックスの満足度が低くなるかもしれません。
また、早漏が原因でセックスに自信がなくなるとEDやセックスレスを引き起こし、パートナーとの関係性が悪くなる可能性もあります。

陰部に痛みが出やすい

とくに、真性包茎でセックスをすると、陰部に痛みが出るかもしれません。
真性包茎は、陰部の皮の出口が狭いために亀頭を露出できない状態です。
セックスによる摩擦で陰部の皮が引っ張られると、痛みで行為を続けられないでしょう。
そもそも、勃起ができずに挿入ができないケースもあるので、亀頭がまったく露出できない重度の真性包茎では、十分にセックスを楽しめない可能性があります。

コンドームが外れやすい

真性包茎は亀頭を露出できないので、皮の上からコンドームを装着します。
亀頭に直接コンドームを装着しないと、セックスのピストン運動で陰部の皮と一緒にコンドームが動くため、外れやすいです。
また、仮性包茎の場合でも、陰部の皮をしっかり剥いた状態で装着しないと、行為中にコンドームが外れる可能性があります。
結果として、避妊に失敗したり、感染症を引き起こしたりといったリスクがあります。

不妊の原因になりやすい

包茎でセックスをすると、不妊の原因になる可能性があります。
とくに、真性包茎は亀頭が露出できない状態なので、射精したときに皮に邪魔されて膣内に精子を送りにくいです。
包茎によって子宮に十分な量の精子が届かないため、受精の機会が減ってしまい、不妊の原因になるかもしれません。

悪臭で女性が不快に感じやすい

包茎の状態でセックスをすると、陰部の悪臭で女性を不快にさせる可能性があります。
そもそも、陰部には精液や皮脂、尿などが付着しやすく、放っておくと「恥垢(ちこう)」と呼ばれる汚れが発生します。
包茎の陰部は亀頭が皮で覆われているため、陰部が蒸れて恥垢が溜まりやすいです。
さらに、真性包茎の場合は自分で陰部の皮を剥けないので、亀頭や包皮の内側を十分に洗えません。
溜まった恥垢をエサにして雑菌が繁殖すると、チーズやイカのようなすっぱい悪臭が発生する可能性があります。
陰部から悪臭が発生していると、セックスで女性を不快にさせる可能性があるでしょう。

カントン包茎を引き起こしやすい

真性包茎や陰部の皮の出口が狭い仮性包茎の場合、セックス中に摩擦で皮が剥けてしまうと、カントン包茎を引き起こす可能性があります。
カントン包茎とは、陰部の皮を無理に剥いた結果、亀頭側に皮が戻せなくなった状態です。
狭い皮の出口で陰茎が締め付けられるので、痛みで行為を続けられなくなるでしょう。
また、カントン包茎を放っておくと陰部の血流が悪くなり、最悪のケースでは亀頭や陰茎の壊死を引き起こす可能性があります。

女性の膀胱炎や子宮頸がんの原因になりやすい

包茎の状態でセックスをすると、女性が膀胱炎や子宮頸がんなどの病気を発症するリスクが高まると言われています。
主な原因として考えられているのは、陰部に溜まる「恥垢」です。
実際に、子供のうちに包茎を改善させる習慣がある民族には、女性の子宮頸がんの発症率が低いという報告もあります。
包茎で陰部を十分に洗えていない不衛生な状態でセックスをすると、パートナーが病気を発症し、辛い思いをさせるかもしれません。

包茎でもセックスを楽しむ5つの方法

包茎でもセックスを安全に楽しむ方法として、以下の5つが挙げられます。

  • 適切なサイズのコンドームを正しく装着する
  • 潤滑ゼリーを使って滑りやすくする
  • 陰部を洗って清潔に保つ
  • ゆっくりと腰を動かす

  • 体位を変える

セックスを楽しむコツを知っておけば、包茎でもパートナーを満足させられるでしょう。

適切なサイズのコンドームを正しく装着する

適切なサイズのコンドームを正しく装着すれば、包茎でも安全にセックスを楽しめます。
コンドームの製造・販売を行っている「オカモト株式会社」は、直径31mmから46mmまで、合計4つのサイズのコンドームを販売しています。
自分の陰部のサイズにあった商品を選べば、セックス中にコンドームが外れる不安から解消されるでしょう。
また、亀頭に直接コンドームを装着しないと、セックスでの摩擦でコンドームが外れる可能性があります。
仮性包茎の場合は完全に皮を剥き、真性包茎の場合はできるだけ皮を剥いた状態で装着すれば、セックス中にコンドームが外れにくいです。

潤滑ゼリーを使って滑りやすくする

潤滑ゼリーを使えば、包茎でもスムーズにセックスを楽しめる可能性があります。
セックス中に女性器と陰茎の摩擦を減らせるからです。
潤滑ゼリーによって摩擦が減れば、セックスにおいて以下のようなメリットがあります。

  • コンドームが外れにくくなる
  • 陰部の皮の突っ張りが軽くなる
  • 刺激が減って早漏でも長く楽しめる

潤滑ゼリーで陰部と女性器の滑りが良くなれば、包茎でもスムーズにセックスができるかもしれません。
また、潤滑ゼリーはコンドームとの併用や種類の豊富さを考慮して、水溶性(ウォーターベース)のものを選ぶと、より安全にセックスを楽しめるでしょう。

陰部を洗って清潔に保つ

安全にセックスを楽しむうえで、陰部を洗って清潔に保つ習慣が欠かせません。
仮性包茎の場合は、入浴のときに陰部の皮を剥き、泡とシャワーで丁寧に亀頭や皮の内側を洗いましょう。
また、真性包茎でもできるだけ皮を剥いた状態で、陰部を丁寧に洗ってみてください。
重度の真性包茎で皮がまったく剥けないときは手術を必要とする場合があります。安全にセックスを楽しみたいときは、一度クリニックや泌尿器科を受診しましょう。

ゆっくりと腰を動かす

セックスで腰を早く動かすと陰部への摩擦が強くなるので、コンドームが外れたり、陰部に痛みが出たりする可能性があります。
また、女性器への刺激が強くなり過ぎるので、女性が痛みを感じるかもしれません。
パートナーとコミュニケーションを取りながら、ゆっくり動かすと安全にセックスを楽しめるでしょう。

体位を変える

セックスのときに体位を変えると、包茎でもスムーズにセックスができるでしょう。
たとえば、正常位や後背位(バック)など、男性側が動きやすい体位だと、陰部の痛みや刺激などをコントロールしやすいです。
加えて、自分本位にならないよう、パートナーとコミュニケーションを取る工夫をすれば、お互いに満足度の高いセックスができるかもしれません。

セックスのために自力で包茎を治すのは危険

自力で包茎を治すために、インターネットでは矯正器具やテープ、セルフトレーニングなど、さまざまな治療法が紹介されています。
しかし、どれも医学的な根拠がありません。
むしろ、自力で無理に包茎を治そうとすれば、以下のような症状を引き起こす可能性があります。
陰部が腫れる
包茎が悪化する
矯正器具が取れなくなる
陰部の皮が裂けて出血する
陰部の血流が悪くなって壊死する
包茎でセックスに対して不安な気持ちがあるときは、自力で無理に治すのではなく、泌尿器科やクリニックに相談して、安全に治療を進めていきましょう。

包茎手術を受ける判断ポイント

包茎で悩んでいても、手術をすべきかどうかを自分で判断するのは難しいです。
いくつかの基準として、セックスで以下のような症状があれば、包茎手術を検討しても良いでしょう。

  • 早漏に悩んでいる
  • セックスで陰部に痛みがある
  • 陰部の皮を剥くと痛みがある
  • 近いうちに子作りの予定がある
  • 陰部を十分に洗えずに悪臭がする
  • セックス中にコンドームがよく外れる

クリニックや泌尿器科を受診すれば、包茎手術の必要性を判断してもらえるので、包茎で悩んでいるときでも前向きに治療を検討できるでしょう。
当院では、包茎手術を行っています。
治療の必要性を判断し、場合によっては手術以外の治療法も提案するので、包茎でセックスに不安を感じているときは、当院を受診してみてください。

よくある質問

包茎治療をするとセックスでどんなメリットがある?

包茎を治療すると、セックスにおいて以下のようなメリットがあります。

陰部の痛みが軽くなる
コンドームが外れにくくなる
早漏が改善する可能性がある
露出した亀頭への刺激で感度が高まる

包茎手術を受けると、1ヶ月程度はセックスや日常生活に制限がかかりますが、以降は手術前よりスムーズにセックスを楽しめるようになるでしょう。

勃起したときに皮が剥けないとセックスできない?

通常時は皮が剥けて、勃起時に皮が剥けないのは、皮の出口が狭い「包皮輪狭窄」の状態だと考えられます。

可能な限り皮を剥いた状態でコンドームを装着すれば、セックスできる可能性が高いです。

しかし、行為中の摩擦で皮が剥けると、カントン包茎を引き起こす可能性があります。

勃起時に皮が向けないときは、一度クリニックや泌尿器科で相談してみましょう。

中学生で包茎だと将来セックスに支障が出る?

中学生は身体が成長している時期なので、これから包茎が改善する可能性があります。

ある統計では、高校生の真性包茎の割合は25%程度ですが、思春期(18歳ごろ)を超えると5%以下に減少することがわかりました。

無理に剥くと痛みや出血を引き起こす可能性があるので、どうしても包茎が気になるときは、病院で安全な治療法について相談してみてください。

まとめ

この記事では、包茎とセックスの関係性について解説しました。

  • 【この記事のまとめ】

  • 仮性包茎や軽度の真性包茎ならセックスは可能

  • 包茎でセックスをすると陰部の痛みやコンドームの外れやすさ、早漏などの問題が生じやすい

  • 包茎の陰部は清潔を保ちにくいので、悪臭や病気の発症などで女性に辛い思いをさせる可能性がある

  • 自分に合ったサイズのコンドームを使ったり、潤滑ゼリーなどを使えば、包茎でも安全にセックスを楽しめる

  • 包茎を自力で治そうとすると、陰部の痛みや出血などを引き起こす可能性がある

  • セックスに支障があると感じたら、専門のクリニックや泌尿器科で相談するべき

少なからず、包茎はセックスにおいて、いくつかの悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし、正しい知識と対処法を身につければ、包茎でも安全にセックスを楽しめるでしょう。
それでも不安に感じるときは、病院や専門のクリニックで相談し、具体的な治療の方針を見つけていきましょう。
当院では、包茎手術を行っています。
包茎の程度や一人一人の希望に沿った治療を提供するので、当院を受診すれば、包茎を改善してスムーズにセックスを楽しめるようになるでしょう。