包皮輪狭窄の治し方|放置した場合の悪影響と手術や注意点を解説

【この記事でわかること】
包皮輪狭窄の基礎知識
包皮輪狭窄を放置した場合の4つの悪影響
包皮輪狭窄の治し方:2種類の包茎手術
包皮輪狭窄を自力で治す方法【非推奨】
この記事が包皮輪狭窄を改善するための第一歩となり、陰部へのコンプレックスがなくなる手助けになれば幸いです。
包皮輪狭窄は包茎の一種
包皮輪狭窄は包皮が狭いために亀頭が露出しにくくなる包茎の一種です。嵌頓(カントン)包茎と勘違いされがちですが、厳密には違います。
包皮輪狭窄について、嵌頓(カントン)包茎との大きな違いをまとめました。
症状の重さ | |
包皮輪狭窄 | ・包茎の一種 ・包皮から亀頭は出る・亀頭を出すのに抵抗や痛みがある |
嵌頓(カントン)包茎 | ・真性包茎または重度の包皮輪狭窄・包皮がめくれて重なってしまう・亀頭が包皮内に戻せなくなる |
自身の陰部がどちらに該当するか判断に迷う方は、一度クリニックで相談してみてください。
包皮輪狭窄を放置した場合の4つの悪影響
包皮輪狭窄を放置すると、以下の4つの悪影響があります。
- 陰部から悪臭がする
- 陰茎ガンや亀頭包皮炎になる
- 血行不良により亀頭が壊死する
- 女性の子宮ガンのリスクを高める
包皮輪狭窄を放っておくと自分だけでなく、パートナーの人生にも影響を与える可能性があります。悪影響について理解しておきましょう。
陰部から悪臭がする
包皮輪狭窄によって恥垢が溜まると悪臭の原因になるでしょう。
恥垢の臭いはタンパク質の分解によって生じます。包皮の間を洗い、恥垢を除去しないと臭いの元が残り続けます。
体臭は自分ではわかりにくいものですが、他者とのコミュニケーションに影響をあたえる原因の一つです。
臭いが原因で性行為が中断となり、関係が悪化してしまう可能性もあるでしょう。陰部からの臭いは念入りに確認するようにしてみてください。
陰茎ガンや亀頭包皮炎になる可能性がある
包皮輪狭窄では、包皮の隙間に恥垢 (ちこう)が溜まりやすいです。
放っておくと以下の病気を引き起こす可能性があります。
性病
陰茎ガン
亀頭包皮炎
恥垢 (ちこう)とは分泌物が溜まったもので、洗わず放置すると細菌が繁殖する要因になります。
性病はパートナーにうつるリスクがあるため、性行為の回数が減ったり、夫婦仲が悪くなったりするでしょう。
また、陰茎ガンや亀頭包皮炎などでは痛みや腫れが生じて、プライベートに影響を及ぼします。
恥垢が陰部に溜まらないようにして、他の病気にならないように心がけてみてください。
血行不良により亀頭が壊死する
重度の包皮輪狭窄や嵌頓(カントン)包茎は、亀頭の壊死にもつながります。
包皮が狭いまま無理に亀頭を出してしまうと、包皮が戻せなくなり亀頭が締めつけられてしまいます。
早めに処置できればいいのですが、放置しておくとうっ血が進行し、亀頭が壊死しかねません。
陰部の悩みは相談しにくいものですが、放置して時間が経てば取り返しのつかない事態につながります。
陰部は性生活だけではなく、排尿にも関わる重要な器官です。陰部を守るためにも、包皮に関して少しでも違和感があるときは、クリニックに相談するようにしましょう。
女性の子宮ガンのリスクを高める
陰部の恥垢が悪影響を与えるのは、自分だけとは限りません。
不潔な陰部で女性と性交渉すると、女性が子宮ガンになるリスクを高めます。
子宮ガンになる原因の一つに男性の恥垢があげられます。
恥垢を除いて陰部を清潔に保つのが、パートナーの身を守ることを理解しておきましょう。
包皮輪狭窄の治し方:2種類の包茎手術
包皮輪狭窄を治す2種類の包茎手術をまとめました。
名称 | 手術内容 | 手術の対象 | メリット |
背面切開+環状切開 | 亀頭先端側の余っている包皮を切除 | ・真性包茎・重度の包皮輪狭窄・嵌頓(カントン)包茎 | 保険適用される可能性もある |
陰茎根部環状切除 | 陰部の根元付近の余っている包皮を切除 | ・仮性包茎 ・軽度の包皮輪狭窄 |
傷跡が目立ちにくい |
包皮輪狭窄の症状の重さに寄りますが、包皮が余っている場合は背面切開+環状切開にて包皮を除くケースもあります。自分で判断するのは難しいため、どの手術が適応するかは医師に判断してもらうのも一つの手でしょう。
包皮輪狭窄を自力で治す方法【推奨はされていない】
世の中には、包茎矯正リングや接着剤などの自力で治すための道具が増えてきています。ただ、器具の多くは医師が関与していなかったり、医学的な効果が証明されていなかったりします。
つまり、グッズを使用しても包皮輪狭窄を必ず改善できるとは限りません。
また、陰部はデリケートな器官です。矯正グッズを使って無理に包茎を治そうとすれば、陰部にダメージを与える可能性があります。
使用する際は自己判断で、無理な使用はしないようにしましょう。
包皮輪狭窄についてよくある質問
包皮輪狭窄を放っておくと亀頭包皮炎になりますか?
包皮輪狭窄の放置は、亀頭包皮炎を発症する要因の一つです。包皮が狭い方は包皮の隙間に恥垢が溜まりやすく、細菌が繁殖する可能性があります。
日頃から入浴時に包皮をめくって清潔にしておけば、亀頭包皮炎になるリスクを抑えられます。しかし、重度の包皮輪狭窄の方は恥垢を取り切れず、亀頭包皮炎になる場合があります。
包皮輪狭窄を治すのにステロイドは役に立ちますか?
ステロイドは、幼少期の包皮輪狭窄を治すために役に立ちます。めくり切れない包皮の内側にステロイドを定期的に塗りこみ、包皮が剥けやすくなるようにする方法です。
手術に頼らない方法ですが、以下の注意点があります。
2週間以上続ける必要がある
包皮から出血するケースがある
ステロイドを塗った後に必ず包皮を戻す
包皮を戻さないまま放置してしまうと、亀頭が締めつけられてしまい、陰部にダメージを与えかねません。
子どもにトラウマを残す可能性もあるため、陰部の状態はこまめに確認するようにしましょう。
包茎手術で後悔しないための注意点はなんですか?
包茎手術で後悔しないために、避けた方がよい医師やクリニックは以下の通りです。
広告と実際の費用に差がある
初診の契約や手術を勧めてくる
診察や治療方法の説明が不十分である
医療に100%安全な方法はありません。ただ、カウンセリングでしっかり相談したうえで、信頼できる医師にお願いすることで、失敗のリスクは減らせるでしょう。
包茎手術が失敗すれば、尿が真っすぐ出なくなったり早漏になったりするかもしれません。
包茎のコンプレックスにつけこまれて後悔しないためにも、相談する際は口コミを参考に複数のクリニックで相談してみましょう。
まとめ
この記事では、包皮輪狭窄の治し方について解説しました。
包皮輪狭窄は包茎の一種であるが、医師によって診断が変わる
包皮輪狭窄を放置すると、さまざまな病気の要因になる
包皮輪狭窄を治すためには、患者に寄り添ってくれる医師を選ぶ必要がある
包皮輪狭窄を自力で治す方法は推奨されていない
包皮輪狭窄は放置するとさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
治療内容によっては、包茎をともに解消できる可能性もあるため、包皮に違和感がある場合は一度、クリニックに相談するようにしましょう。