包茎は早漏になりやすい?理由や改善方法を解説

包茎と早漏はどちらも男性にとって悩ましい問題です。また、包茎だと早漏になりやすいとも言われています。 包茎の人が早漏になる原因には「亀頭が刺激に弱いこと」や「包茎による心理的な影響」などがあります。また、包茎の種類によっても早漏のなりやすさは変わってくるでしょう。 この記事では、包茎の人が早漏になりやすい理由や改善するための方法を解説します。 また、包茎のタイプや早漏の種類についても紹介していますのでご覧ください。

【この記事でわかること】

包茎の人が早漏になりやすい理由
包茎のタイプと早漏の関係
包茎による早漏を改善する方法
早漏の人が包茎手術を受けるメリット・デメリット

この記事によって包茎と早漏の理解を深め、自分に自信を取り戻していきましょう。

包茎が早漏になりやすい3つの理由

包茎の人が早漏になりやすい理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 亀頭が刺激に弱く敏感なため
  • 心理的な影響を受けるため
  • 性的な経験が不足しているため

それぞれ解説しますので、自分に当てはまる原因があるか確認してみましょう。

亀頭が刺激に弱く敏感なため

包茎の人は、亀頭が刺激に弱く感度が高いため早漏になりやすいとされています。
包茎の亀頭は普段から包皮に覆われて、外部から保護されているため、刺激にとても敏感であるからです。
そのため、性行為中に亀頭が強い刺激を受けると、すぐに反応してしまい早く射精したい気持ちが高まります。
とくに、刺激に敏感な人の場合、挿入前の前戯で亀頭に触れられるだけで射精に至ることも珍しくありません。

心理的な影響を受けるため

包茎による心理的な影響が早漏の原因となることがあります。心理的な要因とは、包茎のコンプレックスや性行為に対する不安などです。
プレッシャーや不安などが生じると性行為に緊張してしまい、射精をコントロールするのが難しくなります。
心理的ストレスが高まることで刺激に簡単に反応してしまうため、結果的に早漏になりやすくなるでしょう。
また、焦りや劣等感も早漏を後押しする要因です。心理的なストレスが強いと、交感神経が活性化して過度に興奮しやすくなり、結果として早く射精してしまいます。

性的な経験が不足しているため

性的な経験が少ない男性は、射精をコントロールする技術や耐久力が足りず早漏になりやすいでしょう。包茎の人は陰部にコンプレックスを抱いていることが多く、性的経験を避ける傾向があります。
性的な経験が足りないと、自分の射精までにかかる時間や射精を抑えるテクニックなどを身につける機会も減ってしまいます。
射精をコントロールする技術や感覚が身についていないと、性的な興奮を抑えるのが難しくなり早漏へとつながってしまうでしょう。

包茎でなりやすい早漏の種類と原因

早漏についてはさまざまな定義があり、国際性医学会(ISSM)では「膣内挿入後1分以内に射精してしまうこと」とされています。参考

早漏は原因によりいくつかの種類にわけられます。


  • 過敏性早漏
  • 心因性早漏
  • 衰弱性早漏

改善のためには、まず自分の早漏の原因を把握することが必要です。
それぞれ見ていきましょう。

過敏性早漏

過敏性早漏とは、性行為における刺激に対して陰茎が過敏に反応し、パートナーが満足する前に射精してしまう状態のことです。
包茎の亀頭は、通常包皮に覆われているため敏感になりやすく、わずかな刺激にもすぐに反応して早く射精してしまいます。
過敏性早漏は、10~20代の性的な刺激に慣れていない若い男性に多く見られる早漏のタイプです。
亀頭が敏感すぎたり射精のコントロールがうまくできなかったりすると、射精が早くなりやすくなり、結果として過敏性早漏につながります。

心因性早漏

心因性早漏は「過去の失敗例」や「期待にこたえられないプレッシャー」などの、心理的な要因から起こる早漏です。
性的なストレスだけではなく、仕事や人間関係などのストレスも心因的早漏の要因のひとつです。
包茎によるコンプレックスによって「ちゃんと挿入しなくちゃいけない」「相手を満足させないと」といったように自分を追い込んでしまいます。結果として、心理的原因から射精が早くなってしまうのです。
また、包茎により自分に対して自信が持てずに、パートナーに罪悪感を抱くことも心理的早漏の原因でしょう。
さまざまな心理的ストレスが緊張を増大させ、結果として早漏を引き起こす原因となります。

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢によって全身が弱ったり、疲れやすくなったりするのが原因とされています。
包茎と衰弱性早漏には直接的な関連性は低いものの、包茎の男性も40代以降になると体力的な問題に悩むことが増えてくるでしょう。
衰弱性早漏の原因には、射精を管理している筋肉が弱まることが考えられます。具体的には、射精管閉鎖筋と呼ばれる筋肉です。
射精をコントロールしているため、筋肉が弱まると意図せず射精してしまうこともあります。
対して、加齢によって性的な興奮や刺激に対する反応が鈍くなり、射精に至るまでの時間が伸び、遅漏になる場合もあるでしょう。
衰弱性早漏は全身の衰弱がおもな原因のため、包茎の状態とは直接的に関係はしていません。

包茎のタイプと早漏の関係

包茎の種類によっては、早漏になるかどうか関係しています。

  • 真性包茎|早漏になりにくい
  • 仮性包茎|早漏になりやすい
  • カントン包茎|早漏になる可能性がある

それぞれ解説していきます。

真性包茎|早漏になりにくい

真性包茎は、早漏になりにくいタイプの包茎とされています。
真性包茎は亀頭が常に包皮に覆われており、陰茎が勃起しても包皮が剥けません。亀頭が露出していないため刺激を感じにくいのが特徴です。
亀頭が擦れることによる快感を得にくいため、ほかの包茎と比べると射精までの時間をコントロールしやすいでしょう。
真性包茎の場合、無理に包皮を引き下げようとすると痛みや不快感を伴い、刺激を感じにくくなります。遅漏の原因になる可能性もあるため、無理に包皮を剥かないようにしましょう。

仮性包茎|早漏になりやすい

仮性包茎は亀頭が露出するため、早漏になりやすいです。仮性包茎は「陰茎が勃起すること」「自分で皮をいじること」で皮が剥ける状態です。
真性包茎と比べて亀頭が刺激を受けやすいため、性行為による強い快感で射精が早まってしまいます。
さらに、亀頭が刺激になれて、射精のコントロールができるようになるには時間がかかるでしょう。

カントン包茎|早漏になる可能性がある

カントン包茎は早漏になるリスクがあることも理解しておきましょう。
カントン包茎とは、剥いた包皮の輪っかが狭いことで陰茎を締め付けている状態です。痛みや腫れを引き起こすことがよくあります。
真性包茎と違い、亀頭が露出して刺激を受けやすいため早漏になる可能性もあります。
ただ、同時に痛みや不快感によって射精まで至らないこともあるでしょう。
カントン包茎では痛みによって性行為自体が困難という報告もされています。放置すると腫れや壊死のリスクもあるため、できるだけ早く治療を検討しましょう。

包茎による早漏を改善する5つの方法

包茎による早漏を改善するための方法には、以下の5つが挙げられます。


  • 亀頭に刺激を与える
  • 局所麻酔薬で感度を下げる
  • 包茎手術で亀頭を露出させる
  • 厚手のコンドームを使用する
  • 射精を抑えるトレーニングをする

自分でできるトレーニングから薬や手術での治療まで詳しく解説しています。自分にあった方法を見つけてみてください。

亀頭に刺激を与える

早漏改善のためにわざと亀頭へ刺激を与えるようにしましょう。
刺激に慣れさせることで、性行為中の快感にも耐えられるようになります。
お風呂で日常的にケアすることで亀頭に刺激を与えられます。
包皮をゆっくりと下ろして水で洗い流してみてください。
シャワーの水圧が亀頭への刺激となります。
他にも、亀頭が空気に触れる時間を増やしてみましょう。
日中や就寝時など1日のうちできるだけ包皮を引き下げた状態で過ごすと、肌やパンツに擦れて亀頭が刺激に少しずつ慣れていきます。
毎日の生活で手軽に実践できるため、本日から始めてみてください。

局所麻酔薬で感度を下げる

自己トレーニングでの早漏改善が難しい場合、局所麻酔薬の使用も検討してみましょう。

局所麻酔薬とは、性行為前に亀頭に直接塗布して使用する治療薬です。
亀頭の感度を一時的に低下させることで刺激に対する反応をやわらげ、射精までの時間を伸ばす効果が期待できるでしょう。

代表的な局所麻酔薬としては、リドカインを主成分とするリドスプレー、トノスなどがあります。

治療薬名 種類 使用方法 入手方法
リドスプレー スプレー剤 性行為前に陰茎へ直接噴射し、10~20分後に洗い流す クリニックにて処方を受ける
トノス 軟膏 性行為の20~30分前に亀頭にすり込むように塗布する 薬局にて対面販売で購入する

リドスプレーは医療機関で処方される医薬品のため、泌尿器科やクリニックを受診して医師から処方してもらう必要があります。
一方、トノスは薬局で購入できる市販薬です。第一類医薬品に指定されているため薬剤師からの対面販売が必要ですが、比較的手に入れやすいです。
いずれの治療薬を使用する場合も医師または薬剤師の指示に従い、正しい方法で使用しましょう。

包茎手術で亀頭を露出させる

早漏改善のために包茎手術を受けるのも1つの手です。
包茎手術を受けると、亀頭を覆っていた皮がなくなるため外気に触れるようになります。常に亀頭が刺激されると慣れていき、過敏性早漏の症状が改善できる可能性が高まるでしょう。
また、包茎手術を通じてコンプレックスが解消されて自信が向上すると、心因的早漏の改善にも繋がるかもしれません。
包茎手術を迷っている方は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてください。

厚手のコンドームを使用する

亀頭への刺激を抑えるために、性行為時に厚手のコンドームを使用するのも早漏防止に役立ちます。
コンドーム市場では、極薄コンドームとして厚さ0.01mmの商品も販売されていますが、薄手のコンドームは亀頭に刺激が伝わりやすく早漏につながりかねません。
一方、早漏防止用として刺激の伝わりにくい厚さ0.12mmの商品も販売されています。パートナーとさまざまな種類を試してみて、性的な満足度を向上させる方法を見つけましょう。

射精を抑えるトレーニングをする

射精を抑える感覚を身につけるためには、ケーゲル体操やスクイーズ法などの射精をコントロールする力を高めるトレーニングが効果的です。
それぞれのトレーニング方法を紹介します。

トレーニング法 方法
ケーゲル体操
  1. 仰向けに寝て、膝を曲げた状態足を肩幅に開く
  2. 尿を止める感覚で、肛門を5~10秒程度引き締る
  3. 肛門を緩めて5~10秒程度リラックスする
  4. 1日10セットを目安に行う
スクイーズ法
  1. 性的刺激を加えて射精の欲求を高める
  2. 射精の寸前で亀頭を強く圧迫して4秒ほど止める
  3. 1・2の流れを5回ほど繰り返す

ケーゲル体操は、射精のタイミングを操る骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。また、スクイーズ法は射精のタイミングを調整するトレーニングです。
トレーニングを繰り返すことで、徐々に射精をコントロールする力を身につけられるようになります。継続した練習によって、性行為のときに効果を実感できるようになるでしょう。

早漏が改善しない場合に効果的な包茎手術

包茎を高確率で改善するために包茎手術は効果的な治療法です。しかし、手術を検討する前に、以下のメリット・デメリット、具体的な術式などを理解しておくことが重要です。

  • 早漏の人が包茎手術を検討すべきタイミング
  • 早漏の包茎手術のメリット・デメリット

自分が包茎手術を受けるべきかどうか判断できるようにしましょう。

早漏の人が包茎手術を検討すべきタイミング

早漏の人が包茎手術を検討すべきタイミングとして、以下が挙げられます。

  • 日常や性生活に与える影響が大きい場合
  • 薬物療法や行動療法で効果が得られなかった場合
  • 包茎が原因で亀頭包皮炎などのトラブルが起こっている場合

早漏は単に性行為の時間が短くなるだけでなく、自信喪失や自己肯定感の低下、パートナーとの関係悪化も招く要因となりかねません。
ストレスによってうつ病や不安障害などの精神的な問題を引き起こし、日常生活に支障をきたしている場合は、包茎手術を検討する価値があるでしょう。

また、薬物療法や行動療法を試しても効果が得られない場合も、包茎手術を検討するタイミングです。

包茎は亀頭包皮炎といった感染症のリスクを高めます。
亀頭包皮炎は、亀頭と包皮に炎症が起こる病気で、痛みやかゆみ、排尿困難などの症状を引き起こします。

包茎手術を受けることで包皮と亀頭の間を清潔に保ちやすくなり、感染症のリスクを減らせるでしょう。

早漏の包茎手術のメリット・デメリット

早漏の人が包茎手術を受けると、以下のメリットが期待できます。

  • 過敏性早漏の改善
  • 心因性早漏の改善
  • 衛生面の向上
  • 性行為の満足度向上

亀頭が露出することで性的な刺激や快感をより直接的に感じられるようになり、性行為の満足度も高まるでしょう。
一方、包茎手術には以下のデメリットも存在します。

  • 痛み、出血などのリスク
  • 回復期間
  • 早漏が改善しないリスク

症状の現れ方には個人差がありますが、包茎手術にともなう痛みや出血などは避けられないリスクです。
また、包茎手術後の回復期間もデメリットと言えるでしょう。手術から1週間ほどは患部に腫れが見られ、日常生活に戻れるまでには時間がかかるため、術後の適切なケアが必要です。
これらのメリット・デメリットを考慮し、十分なカウンセリングのうえで包茎手術を検討してみてください。

包茎と早漏に関するよくある質問

早漏改善の治療薬はどのような種類がありますか?

早漏改善薬は大きくわけて、プリリジーやポゼットを代表とする「セロトニン選択的再取り込み阻害薬(SSRI)」と「局所麻酔薬」の2種類があります。参考

 

主な治療薬名 種類 成分 作用機序 適した早漏の種類
プリリジーポゼット 内服薬 ダポキセチン セロトニンの濃度を高め、射精までの時間を延長する 心因性早漏
リドカイントノス 局所麻酔薬 リドカイン 陰茎の感覚を鈍らせることで、射精までの時間を延長する 過敏性早漏

セロトニン選択的再取り込み阻害薬(SSRI)は、脳内のセロトニン濃度を高めることで射精のタイミングをコントロールしやすくする薬です。性行為の数時間前の服用により効果を発揮します。
一方、スプレーやクリームの局所麻酔薬は、性行為の直前に亀頭に塗布することで効果を発揮します。

性行為中に早漏を防止する対策はありますか?

早漏を防止するための性行為中の対策は以下があります。
深呼吸してリラックスを心がける
前戯に十分な時間をかける
厚手のコンドームで感度を下げる
興奮が高まったら体位を変える
射精をむかえるギリギリまで我慢するとすぐに射精してしまいます。リラックスした状態で前戯に時間をかけるなどして対策してみましょう。

早漏改善のために日常生活で注意することはありますか?

早漏改善のためには、日常生活において以下の3つのポイントに注意しましょう。
パートナーとコミュニケーションを取る
生活習慣を見直す
ストレスの解消に努める
早漏を改善するためには、パートナーの協力も欠かせません。普段からコミュニケーションを取り、性行為に対する不安や悩みを正直にパートナーに伝えましょう。
お互いの期待や悩みを共有することで、信頼関係が深まりリラックスした状態で性行為に臨めるようになります。

早漏の包茎手術に保険は適用されますか?

包茎手術は、原則として保険適用外の自由診療です。ただし、真性包茎やカントン包茎など、性機能や日常生活に支障をきたす可能性がある場合は、保険適用される場合があります。
仮性包茎は自力で皮を剥けるため保健適用外となります。

まとめ

この記事では、包茎の人が早漏になりやすい理由と、改善するための対策について詳しく解説しました。

【この記事のまとめ】

  • 包茎の人が早漏になりやすい理由として、亀頭が刺激に敏感であること、心理的な影響、性的経験の不足がある
  • 包茎の人はとくに過敏性早漏になりやすい
  • もっとも早漏になりやすい包茎のタイプは仮性包茎である
  • 早漏の改善には包茎手術も効果的である

包茎による早漏を改善するには、自己トレーニングや薬物療法など、自分に適した方法を見つけて実践することが重要です。

それでも改善が難しい場合は、包茎手術もひとつの選択肢となるでしょう。

悩みを解決してパートナーとの性行為の満足度を高めるために、ぜひ一度クリニックに相談するようにしましょう。