包茎手術で傷跡は目立つ?傷が残るケースや原因を解説

包茎手術のメリットには陰部の見た目が良くなる点が挙げられますが、傷跡が目立ってしまう方もいます。 実際に、国民生活センターの調査では、包茎手術を受けた150人のうち9人が術後の不満として「傷跡が目立つ」と回答しています。 傷跡が目立って周りの人に変に思われないか、ツートンカラーにならないか、といった不安があり、手術に踏み切れない人は多いでしょう。 しかし、傷跡が目立つ原因や見た目について知ることで、手術に対する不安を軽減できるかもしれません。 この記事では、包茎手術後に残る傷跡や目立つ場合の対処法について説明します。

【この記事でわかること】

  • 包茎手術後に目立つ傷跡
  • 包茎手術で傷跡が目立つ理由
  • 傷跡が目立ちにくい包茎手術の種類
  • 傷跡が目立つ場合の対処法

この記事によって包茎手術への不安が和らぎ、包茎を治すための第一歩が踏み出せられれば幸いです。

包茎手術後に目立つ傷跡とは

包茎手術後に生じる傷跡には主に3つの種類があります。

  • ケロイド
  • 陰部の変形
  • ツートンカラー

傷跡の特徴や、目立たないための対策についても解説しています。それぞれみていきましょう。ぜひ参考にしてください。

ケロイド

ケロイドとは、手術による傷跡が赤く盛り上がり、かゆみや痛みをともなう状態です。
傷が治る過程で余計な力が加わる、炎症を起こすなど、さまざまな原因によって起こります。
ケロイドを防ぐには、以下のアフターケアが重要です。

  • 傷口を軟膏で塗る
  • 数日間運動や性行為、飲酒を控える

手術内容や傷の状態によって内容は異なるため、クリニックでの指示に従いましょ
また、ニキビ跡や虫刺されの跡がなかなか治らないといった、傷が治りにくい方はケロイドになりやすい可能性があります。
心当たりのある方は、事前に医師へ相談しておくとよいでしょう。

陰部の変形

包茎手術をすると、手術部位が変形して目立つケースもあります。ペリカン変形や、提灯変形と呼ばれるものです。

ペリカン変形 陰部がペリカンのくちばしのように膨らむ状態包皮の切除不足や縫合のずれによって引き起こされる
提灯変形 亀頭部分が締め付けられ、先端が膨らむ状態包皮の切除不足によって引き起こされる

うまくいったケースでも包茎手術後は腫れるものです。ただし、3ヶ月以上経っても腫れが引かず、ペリカンや提灯のように変形している場合は、そのまま治らない可能性があります。
陰部の変形は、執刀する医師の技術力不足が関係しているため、経験豊富なクリニックの医師を選ぶことが大切です。
医師によるガーゼでの圧迫処置や、時間が経つことで治る場合もあるため、腫れが引かないと感じたら早めに執刀医に相談しましょう。
万が一変形が残った場合は、修正手術を検討するのもおすすめです。

ツートンカラー

包茎手術をすると、傷跡を境としてくっきりと色味がわかれてしまうツートンカラーの見た目になることがあります。
ピンク色に近い肌色と、色素沈着した黒っぽい色に別れます。
ツートンカラーは、環状切開法と亀頭直下法で起こりやすい現象です。
環状切開法は、陰茎の途中で、亀頭直下法は亀頭と陰茎で色が別れやすくなります。
ツートンカラーを目立ちにくくするには、陰部の形や包茎の状態に合わせて切除する位置や範囲を調整することが必要です。

包茎手術で傷跡が目立つ3つの理由

包茎手術後に、傷跡が目立つ主な理由は、以下の3つです。

  • 亀頭と根元に色の差がある
  • 見た目重視の手術ではない
  • 医師の技術力が不足している

傷が目立つ理由を知ることで、陰部を自然な見た目にするためのクリニック選びに役立ててください。

亀頭と根元に色の差がある

傷跡が目立つ原因のひとつは、亀頭と根元の色の違いです。
陰茎の根元は色素沈着しており、亀頭に近い部分はピンク色に近い肌色をしています。
包皮のグラデーション部分を切り取るため、色の濃い部分と薄い部分がつながり、傷跡を境に色がはっきりと別れてしまいます。
元々、陰部は同じ色だけではないため、色味が別れるのを完全になくすことは難しいでしょう。
ただし、陰茎の形や包茎の状態に合わせて、切除した部分を調整すれば目立ちにくくできます。
執刀する医師が、自然な見た目に仕上げられる技術を持っていることが必要です。

見た目重視の手術ではない

保険適用の手術は、美しく仕上げることを目的としていません。
前提として、保険が適応されるのは、真性包茎やカントン包茎の場合です。
真性包茎は、皮をむいて亀頭を露出できないため、排尿や射精がうまくできない可能性があります。カントン包茎は、亀頭が壊死する可能性があり危険です。
保険適用の場合は、病気や障害の予防として手術を行うため、見た目には配慮していません。
仕上がりをきれいにしたい場合は、自由診療のクリニックを検討するとよいでしょう。
ただし、自由診療の場合でも、自然な見た目に仕上がるよう配慮しているかどうかは、医師によって異なります。
実績数が多く傷跡修正も行っている、デザインを重視しているなど、技術力の高さや対応の丁寧さがうかがえるクリニックを選びましょう。

医師の技術力が不足している

包茎手術は、勃起時と平常時で長さや形状が変わることを考慮し、切除する範囲や位置を決める必要があります。
医師の経験が浅いと、切りすぎてしまったり、メスを入れる位置を間違えてしまったりする事態になりかねません。
また、縫合に慣れておらず縫い目が荒い場合もあります。
技術力の高い医師を選ぶには、クリニックの公式サイトで実績数や経歴を確認しましょう。
クリニック全体の実績数ではなく、医師個人に豊富な手術経験があることをチェックしてください。
技術力が必要となる傷跡修正も行っているかどうかも、技術力の高い医師を選ぶ指標のひとつとなります。
ただ、素人からすると技術があるかどうかは分からない場合が多いので、直接話してみて信頼できる医師かどうかで判断するのも決め手の1つになるでしょう。

傷跡を目立たなくする包茎手術の種類

包茎手術の種類には、主に以下の4つがあります。

  • 環状切開法
  • 亀頭直下法
  • 根部切除法
  • 背面切開法

それぞれ解説していきます。

環状切開法

環状切開法は、陰茎の余っている皮を一周ぐるりと切除し、縫い合わせる方法です。
保険適用でも行われており、標準的な術式ともいわれています。
手術の傷跡が残るのは、陰茎の中央部付近です。傷跡を境に根元側と亀頭側で色が別れ、ツートンカラーになりやすい特徴があります。
傷跡を目立ちにくくするには、切開部位の調整や、きれいに縫い合わせられる技術力が必要です。

亀頭直下法

亀頭直下法は、亀頭の下の包皮を切り取り、縫合する手術です。亀頭のすぐ下に傷跡が残り、包皮で隠れるため、傷跡が目立ちにくいメリットがあります。
ただし、亀頭のすぐ下から包皮になるため、亀頭部分のピンク色と包皮の肌色でツートンカラーに見えるケースもあります。
環状切開法と同様に、執刀医が切開部位を調整し、縫い目をきれいに仕上げると予防できるでしょう。

根部切除法

根部切開法は、陰茎の根元付近で余っている皮を一周ぐるりと切除し縫い合わせる手術です。
傷跡が陰毛で隠れやすく、目立ちにくい点がメリットとされています。
ただし、勃起時には傷跡の位置が変わるため、傷跡が目立ちやすくなります。
亀頭付近の皮を切らないため皮が被り気味になるほか、神経が集まっている根元付近を切除するためリスクが高い点もデメリットです。
デメリットが多いため、根部切除法を選択されるケースは少なくなっています。

背面切開法

背面切開法は、陰茎の背面から皮を縦に切開し、亀頭を露出させて横方向に縫合する手術です。
切り取る範囲を少なくできるのが特徴で、小児のカントン包茎での治療に適用されています。
小児の場合、背面切開法で手術を行うと成長によって陰部の大きさも変化し、自然と皮が剥ける可能性があります。
余った皮を切り取る手術ではないため、大人の場合は縫い合わせた包皮がだぶついて見えることが多く、適用されるケースは少ないです。

包茎手術後に傷跡が目立つ場合は修正手術も可能

包茎手術後に傷跡が目立つ場合は、修正によって目立たないように処置する場合もあります。ただし、どの程度きれいにできるのかは症状によります。
傷が膨れてケロイドになっている場合や、ツートンカラーになり目立つ場合は、傷の周囲の包皮を切除し、再度縫合すれば目立ちにくいです。
傷の膨らみが小さく、縫い目だけが気になる場合は、レーザーで焼いてなめらかにする場合もあります。
また、亀頭の裏側と包皮をつなげる筋である小帯が切除されて、不自然な見た目になっている場合は小帯を新しく作って自然な見た目に整えます。
包茎手術の傷跡が残るのを怖い方は多いはずです。
ただし、万が一傷が目立った場合もほとんどが修正手術で目立たなくなります。過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
修正手術をしなくて済むよう、最初の手術の段階で技術力の高く信頼できる医師を選ぶことが大切です。

包茎手術の傷跡に関するよくある質問

包茎手術の傷跡は他人から見てわかる?

包茎手術の傷跡は、包皮にうまく隠れるとほとんどわからないでしょう。

勃起時には包皮が伸びて陰部全体が露出されるため、他人が至近距離で見ると気づく可能性はあります。

ただし、他人の陰部をまじまじと見ることはそうそうありません。

銭湯や温泉では勃起していないうえ、他人の陰茎を気にしている人はほとんどいないはずです。

性行為時に気づく可能性はありますが、女性は性別が違うため、男性ほど陰部の見た目を気にしていないでしょう。

包茎手術の傷跡を目立ちにくくするには高額な費用が必要?

包茎手術の仕上がりは医師の技術力によるため、高い費用を払ったからといって必ずしも傷跡が目立ちにくくなるとは限りません。

なかには、公式サイトで治療費用を安く提示し「安い手術ではきれいにならない」として、高額請求する悪徳クリニックもあるため注意が必要です。

実際に「ネットの広告よりも高額の費用がかかった」として、全国消費生活情報ネットワークシステムに相談が寄せられたという報告があります。参考

金額よりも、医師の実績や対応の良さ、口コミなどをもとに判断したほうがよいでしょう。

傷跡が目立ちにくい包茎手術クリニックの選び方は?

傷跡が目立ちにくい包茎手術クリニックを選ぶには、主に以下の5つについてチェックしましょう。

・口コミや評判が良い
・アフターケアが充実している
・丁寧にカウンセリングをしてくれる
・医師の実績数が多く、経験豊富である
・料金がわかりやすく、追加費用を請求されることがない

包茎手術の仕上がりは、医師の技術力に左右されるといっても過言ではありません。クリニックの公式サイトから、医師の経歴や実績数を確認しましょう。

また、カウンセリングの際には、陰部を丁寧に確認し、じっくり手術の説明をしてくれる医師かどうかがポイントです。

反対に、対応が雑な場合や高額な治療を勧めてくる場合は、手術もきちんと行ってもらえない可能性があります。

ひとつのクリニックだけでは判断が難しいため、いくつかカウンセリングを受けたうえで、信頼できるクリニックを選びましょう。

まとめ

この記事では、包茎手術の傷跡が目立つ理由や、傷跡の例について解説しました。

【この記事のまとめ】

  • 包茎手術後に目立つ傷跡として、ツートンカラーや陰部の変形、ケロイドなどがある
  • 傷跡が目立つ原因として、医師の技術力不足や陰部の色味の違い、見た目重視の手術ではないことが考えられる
  • 傷跡を目立ちにくくするためには、技術力が高く信頼できる医師を選ぶ必要がある
  • 万が一目立つ傷跡になった場合は、修正手術を受ける方法もある

経験豊富かつ丁寧に手術を行ってくれる医師を選ぶと、自然な見た目に仕上げてくれる可能性が高いでしょう。
公式サイトの情報だけでは判断できないため、実際に話を聞いてみることも大切です。
包茎手術を受けようか迷っている方は、ぜひカウンセリングを受けてみてください。