包茎のデメリット7選|改善するために受診の目安や治療法を知ろう

包茎によって、見た目に対する自信をなくしていませんか? 包茎を見られるのが恥ずかしく、銭湯やプールを避けたり、セックスに消極的になったりしている人もいるでしょう。 包茎には健康上や外見上のさまざまなデメリットがありますが、包茎手術を受けたり、陰茎の洗い方や自慰行為などを見直したりすることで改善が見込めます。 この記事では、包茎のデメリットや治療法について解説します。自分でできるデメリット対策も紹介しているので、ぜひ試してみてください。

包茎によって、見た目に対する自信をなくしていませんか? 包茎を見られるのが恥ずかしく、銭湯やプールを避けたり、セックスに消極的になったりしている人もいるでしょう。 包茎には健康上や外見上のさまざまなデメリットがありますが、包茎手術を受けたり、陰茎の洗い方や自慰行為などを見直したりすることで改善が見込めます。 この記事では、包茎のデメリットや治療法について解説します。自分でできるデメリット対策も紹介しているので、ぜひ試してみてください。

【この記事でわかること】

  • 包茎のデメリット
  • 包茎の種類ごとの特徴とデメリットの違い
  • 包茎のデメリットを病院で改善する方法
  • 自分でできる包茎のデメリット対策法

この記事によって包茎のデメリットから解放され、他人の目を気にしない自由な生活を送れる手助けになれば幸いです。

包茎の7つのデメリット

包茎のデメリットは、以下の7つです。

  • 臭いの原因になる
  • 炎症を起こしやすくなる
  • 性病に感染するリスクが高まる
  • 陰茎がんの発症リスクがある
  • 陰毛が包皮に絡まる
  • 満足のいくセックスがしにくくなる
  • 見た目へのコンプレックスが強くなる

それぞれのデメリットを見ていきましょう。

臭いの原因になる

包茎は包皮の内側に恥垢(ちこう)が溜まりやすく、臭いの原因となる場合があります。
恥垢とは、古い角質や汗などが混ざった白い垢のことで、細菌が繁殖するとチーズやイカのような臭いを放ちます。
包茎は包皮によって亀頭が覆われており、恥垢をきれいに洗い流すことが難しいです。さらに、包皮の内側に溜まった汗や尿などによって陰部が蒸れることで細菌が増殖しやすくなり、臭いが強くなりやすいです。

炎症を起こしやすくなる

包茎が原因で溜まった恥垢に細菌やカビが繁殖すると、亀頭や包皮に炎症(亀頭包皮炎)を起こしやすくなります。
亀頭包皮炎の主な症状は、以下の3つです。

  • 亀頭部のかゆみやただれ
  • 発赤
  • 皮が白くなり剥がれる「白苔(はくたい)」

さらに、繁殖した細菌が尿道口から侵入し、尿道や膀胱、腎臓などに炎症が広がることもあります。尿路感染症になるリスクを高める要因を調べた研究によると、包茎が尿路感染症になりやすい原因の1つであると示されています。
亀頭包皮炎は軟膏やクリーム、内服薬で治療できる病気です。治療せずに放置すると腎臓にも影響が及ぶ可能性があるため、気になる症状があるなら早めにクリニックで治療しましょう。

性病に感染するリスクが高まる

包茎は、以下の2つの理由から性病に感染するリスクを高めます。

  • 陰部の清潔を保ちにくい
  • 包皮に覆われた亀頭の皮膚が刺激に弱く傷がつきやすい

陰部に溜まった恥垢がえさとなり、性病の原因となる細菌やカビが繁殖しやすくなります。繁殖した細菌やカビが亀頭にできた傷口から体内へ侵入すると、性病に感染してしまいます。
包茎で重症化しやすい性病は、カンジダによる亀頭包皮炎と尖圭コンジローマです。参考
尖圭コンジローマの原因は、性器へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。HPVに何度も感染すると、治りが遅くなったり再発しやすくなったりします。

性病にかかっている状態でセックスすると、パートナーへ移してしまう恐れもあります。性病を治すためには適切な治療が必要なため、かゆみや痛みなどの違和感に気づいたらクリニックへ相談しましょう。

陰茎がんの発症リスクがある

包茎は、陰茎がんの危険因子の1つと考えられています。
陰茎がんは、亀頭や包皮に発生しやすい悪性腫瘍です。なお、日本での陰茎がん発生率は、人口10万人当たり0.4人程度と少ないです。

包茎が陰茎がんの危険因子とされる理由を、以下に紹介します。

  • 陰茎がん患者の25〜75%に包茎がみられる
  • 18歳未満で包皮を切除する習慣がある地域では、陰茎がんの発症率が低い

さらに、尖圭コンジローマの原因となるHPVも、包茎によって重症化しやすく、陰茎がんの危険因子と言われています。
包茎やHPV以外に、肥満や喫煙なども陰茎がんの危険因子です。包茎の人が必ず陰茎がんになるわけではありませんが、発症リスクが高まることは理解しておきましょう。

陰毛が包皮に絡まる

包茎は包皮の余りが多いため、包皮がスライドするときに陰毛が絡まり、痛みが生じる場合があります。
陰毛は毛先がとがっているため、絡まりが原因で亀頭や包皮に傷ができる可能性もあります。傷口から細菌やカビが侵入し、感染症や性病を引き起こすリスクもゼロではありません。
さらに、絡まった陰毛が引っ張られることで、根元にも痛みが生じます。
陰毛の絡まりは予期せぬタイミングで起こるため、突然の痛みが大きなストレスとなる場合があります。

満足のいくセックスがしにくくなる

包茎の人は、以下の理由によって満足なセックスがしにくい可能性があります。

  • 早漏になりやすい
  • 勃起状態を保ちにくい
  • 女性器への刺激が少ない

包茎は、包皮の被り具合によって「勃起時に亀頭が露出する」「勃起しても亀頭が露出しない」の2種類に分けられます。
勃起時なら亀頭が露出する場合、普段は包皮に覆われているため亀頭が外部からの刺激に弱いです。包茎でない人よりも性行為の刺激を強く感じやすく、早漏になりやすいでしょう。

一方で、勃起しても亀頭が露出しない場合は、刺激を感じづらく、勃起した状態を保ちにくくなります。
また、包茎は陰茎の竿部分と亀頭の境にあるカリが包皮に覆われているため、女性器への刺激が少なくなります。女性が十分な刺激を感じられず、セックスに対して満足できない可能性もあるでしょう。

見た目へのコンプレックスが強くなる

包茎は、見た目の子どもっぽさからコンプレックスが強くなりやすいです。また、亀頭が包皮に覆われていると陰茎が先細りしているように見え、実際のサイズよりも小さく感じやすくなります。
さらに、成長期に包皮で亀頭が完全に覆われていると、陰茎の発育が妨げられる可能性もあります。
陰茎が小さいため人に見られるのが恥ずかしく、温泉やサウナ、プールなどへ気軽に行けない人もいるでしょう。女性に見られるのも抵抗があり、なかなかセックスへ踏み切れない人もいます。

仮性包茎のデメリット

仮性包茎とは、普段は包皮が亀頭を覆っているものの、手で剥けば亀頭が露出する状態のことです。成人の日本人男性の2人に1人は仮性包茎と言われています。
仮性包茎は、排尿や射精などの機能に問題はなく、包茎による痛みも少ないです。勃起すると自然に包皮が剥ける場合や、勃起してもほぼ亀頭が隠れている場合など、人によって重症度は異なります。

陰茎を清潔に保つのが難しいため、炎症や悪臭を引き起こしやすいことが仮性包茎のデメリットです。また、亀頭が刺激に弱いため、性行為の刺激を強く感じ、早漏につながる可能性もあります。

真性包茎のデメリット

真性包茎とは、包皮を剥いても亀頭を完全に露出できない状態のことです。勃起時だけでなく、平常時でも亀頭を露出できません。
亀頭を露出できない原因は、包皮の先端(包皮口)が狭いことです。亀頭と包皮が癒着している場合は、勃起時に痛みが生じます。
真性包茎は亀頭が洗いにくいため、悪臭や炎症を引き起こしやすいです。さらに、射精しても包皮に妨げられてしまい、精子が子宮まで届きにくくなるデメリットもあります。

カントン包茎のデメリット

カントン包茎とは、剥いた包皮が元に戻らない状態のことです
包皮口が狭い仮性包茎の人が無理に包皮を剥いてしまうと、包皮が戻らなくなり、カントン包茎になる危険性があります。さらに、セックス時に勢いで包皮が剥けてしまい、元に戻せずカントン包茎に発展するケースもあります。

カントン包茎のデメリットは、包皮口が亀頭の根元を締め付けてしまうため血流が滞り、亀頭や包皮の一部が腫れたり痛みが生じたりすることです。亀頭が壊死する危険性もあるため、早めの治療が必要です。

包茎のデメリットを感じやすい3つの目安

包茎のデメリットを感じやすい場面は以下の3つです。

  • くり返し皮膚炎になる
  • 勃起すると痛みを感じる
  • 精神的なストレスが強い

包茎治療のために受診すべきか迷っている人は、上記の目安が出てきたら受診してみるとよいでしょう。

くり返し皮膚炎になる

亀頭や包皮の炎症をくり返すと、包茎のデメリットを感じやすいです。
皮膚炎によるかゆみやただれが何度も起こるのは、日常生活においてストレスとなります。また、皮膚炎をくり返すと治療費もかさみ、経済的な負担も増すでしょう。
くり返し皮膚炎になる場合は、亀頭や包皮の清潔を十分に保てていない可能性があります。病院で包茎手術を受けることで亀頭や包皮が洗いやすくなり、皮膚炎のリスクを減らせるでしょう。

勃起すると痛みを感じる

包皮口が狭いと、勃起時に締め付けられて痛みを感じやすくなります
痛みがあるとセックスに集中できず、満足感を得にくいです。また、痛みが原因となり勃起した状態を保てなかったり、射精がうまくできなかったりすることもあります。
包皮口を自力で広げようとすると、痛みを伴ったり包皮が裂けたりする危険性があるため、クリニックへ相談しましょう。

精神的なストレスが強い

包茎による精神的なストレスが強い人は、病院で治療を受けるか検討しましょう。
とくに、包茎によりセックスへの自信がなくなると、ED(勃起障害)に発展する可能性があります。

EDの定義は、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」です。
精神的なストレスが強い人は、パートナーに自分の陰茎を見せることへの不安や恥ずかしさが引き金となり、EDとなってしまう可能性があります。

包茎によるストレスによって生活に支障が出る前に受診するのがおすすめです。

包茎のデメリットを改善する方法【病院でできる】

病院でできる包茎のデメリットを改善する方法は、以下の2つです。

  • 包茎手術
  • 包皮翻転(ほんてん)指導

それぞれの治療法について見ていきましょう。

包茎手術

包茎手術には、包皮を切除する「切る包茎手術」と、メスを使用しない「切らない包茎手術」があります。
切る包茎手術の一般的な術式は「環状切除術」です。余っている包皮をメスで切り取り、先端を陰茎の皮膚に縫い合わせます。
環状切除術は失敗のリスクが少ないため、比較的挑戦しやすい包茎手術です。手術中は麻酔を使用するため痛みを感じにくく、溶ける糸で縫合される場合は抜糸も必要ありません。

一方、切らない包茎手術には「長茎術」や「亀頭増大術」があります。

長茎術とは、恥骨付近の靭帯とともに体内に埋もれていた陰茎を引き出す術式です。陰茎が長くなるため、亀頭が包皮に覆われにくくなる効果が期待できます。
亀頭増大術は薬剤を注入し、亀頭のサイズを大きくする術式です。亀頭が大きくなると包皮をかぶりにくくなり、包茎の改善が見込めます。

どちらの術式も陰茎の見た目をよくする効果があるため、見た目のコンプレックス解消につながる可能性があります。

包茎手術は術式によってメリットやデメリットが異なるため、気になる人はクリニックへ相談してみましょう。

包皮翻転(ほんてん)指導

包皮翻転(ほんてん)指導とは、包皮にステロイド軟膏を塗布し、やわらかくなった包皮を少しずつ陰茎の根元のほうへ押し下げていく治療法です。ステロイド軟膏を塗布する回数は、1日に1〜2回が一般的です。
無理に行うと包皮の出血や亀裂が生じる恐れがあるので、医師の指導を守りましょう。また、めくった包皮を戻さないとカントン包茎になるリスクがあるため、必ず元に戻すのがポイントです。
一定期間継続し、効果が見られない場合は包茎手術を検討します。

包茎のデメリットを自分で対策する方法5選

包茎のデメリットを自分で対策する方法は、以下の5つがあります。

  • 陰毛を短く整える【痛み・臭い対策】
  • 包皮を剥いて自慰行為する【早漏対策】
  • 陰茎の洗い方を見直す【臭い・炎症対策】
  • 蒸れにくい下着を選ぶ【臭い・炎症対策】
  • コンドームを正しく装着する【性病対策】

デメリットと対策をセットで紹介します。気になる方法をぜひ試してみてください。

陰毛を短く整える【痛み・臭い対策】

陰毛を短く整えることで、包皮への巻き込みによる痛みや、陰部の蒸れによる臭いの対策ができます。陰毛の処理は、ハサミやカミソリなどで手軽にできます。カミソリ負けを防ぐために、あらかじめ長い陰毛を短くカットしておくとよいでしょう。
陰毛を短く整えると清潔感が増し、見た目のコンプレックス軽減にもつながります。

包皮を剥いて自慰行為する【早漏対策】

仮性包茎の人が自慰行為をするときは、剥ける範囲で包皮を剥きましょう。亀頭が刺激に強くなり、早漏対策の効果が期待できます。
包皮を剥かずに自慰行為をすると、刺激を求めて強く握ったり、早くピストンしてしまったりしやすいです。誤った自慰行為をくり返していると、実際の性行為との感覚の違いから膣内射精障害に発展する場合もあります。

膣内射精障害とは、自慰行為では射精できるのに、セックスのときは膣内へ射精できない状態のことです。
なお、真性包茎やカントン包茎の場合は、無理のない範囲で剥くようにしましょう。また、自慰行為の際は、やさしく陰茎を刺激するのがポイントです。

陰茎の洗い方を見直す【臭い・炎症対策】

包茎によって恥垢が溜まると臭いや炎症を引き起こしやすくなるため、陰茎の洗い方を見直しましょう。

陰茎を洗うポイントは以下の4つです。

  • 1日1回お湯でやさしく洗う
  • 包皮をめくり、亀頭を出して洗う
  • 陰茎と精巣の付け根を丁寧に洗う
  • 石鹸を使うなら刺激が少なく、無香料のものを選ぶ

臭いが気になるからとごしごし陰茎を洗ってしまうと、摩擦によって炎症を起こす場合があります。

蒸れにくい下着を選ぶ【臭い・炎症対策】

下着内が蒸れていると雑菌が繁殖しやすくなり、臭いや炎症の原因となります。蒸れにくい下着をはくことで、臭いや炎症対策の効果が見込めます。
下着を選ぶときは、綿やレーヨンなどの吸水性が高い素材かを確認しましょう。また、綿やレーヨンにポリウレタンといった化学繊維が混ざっている下着は伸縮性があり、はきやすいです。

大きめのサイズはゆったりしていますが、肌に触れないためなかなか汗を吸収できません。体に合うサイズの下着を選ぶのも、包茎のデメリット対策となります。

コンドームを正しく装着する【性病対策】

コンドームを正しく装着すると、性病を防ぐ効果があります。
コンドームを正しく装着するポイントは以下の通りです。

  • 挿入前から装着する
  • 2枚重ねて使用しない
  • コンドーム先端の精液だまり部分をつまんで空気を抜いてから装着する

コンドームを2重にしたり空気が入ったまま装着したりすると、使用中に破れやすくなります。

包茎を女性に見られたくないからと焦ってしまうと、コンドームを正しく装着しにくくなります。性病や望まぬ妊娠を避けるためにも、落ち着いて確実に装着しましょう。

包茎のデメリットに関してよくある質問

包茎は不妊の原因になりますか?

包茎が不妊の直接的な原因にはなりませんが、包皮が射精の妨げとなったり、精神的ストレスからEDになったりする可能性はあります。真性包茎やカントン包茎の場合は勃起したときに痛みを感じやすいため、セックスに対して消極的になる人もいるでしょう。
なお、性病にかかった状態でセックスして女性にうつり、不妊の原因となるケースもあります。

包茎手術のデメリットはありますか?

包茎手術のデメリットは2つあります。
・費用がかかる
・傷痕が残る可能性がある

真性包茎やカントン包茎の手術は保険適用できますが、あくまで治療行為のため傷痕が残る場合があります。傷痕を残したくない人や仮性包茎の人は自費診療となり、外見の美しさを求めるほど費用が高くなります。

矯正器具を使えば包茎は治りますか?

矯正器具は剥き癖をつけるための道具のため「包茎が治る」とは言い切れません。
伸びにくいリングタイプの矯正器具を使うと、勃起時に陰茎が締め付けられるデメリットがあります。また、接着剤タイプは包皮に炎症を起こす可能性があります。
医学的根拠がなかったり安全性に問題があったりすると理解したうえで、矯正器具を使うか判断しましょう。

まとめ

この記事では、包茎のデメリットと治療法について解説しました。

【この記事のまとめ】

  • 包茎のデメリットは健康上のリスクや見た目のコンプレックスなど多岐にわたる
  • 包茎の種類によってデメリットが異なる
  • 皮膚炎をくり返したり勃起時に痛みを感じたりしたら受診を検討する
  • 陰部の洗い方やコンドームの使い方などを見直せばデメリット対策ができる

包茎のデメリットを放置すると、性病にかかったり、不妊の原因となったりする場合もあります。

自分で対策する方法を試してもデメリットを感じるなら、包茎手術を受けることも検討してみてください。包茎による多くのデメリットは、手術によって解決できます。

包茎のデメリットが強いストレスになる前に、一度クリニックへ相談してみてくださいね。