包茎手術のデメリット|メリットやおすすめな人も知り後悔のない選択を

【この記事でわかること】
- 包茎手術のデメリット・メリット
- 包茎手術をした方がいい人
- 包茎手術の種類ごとのメリット・デメリット
- 包茎手術を受けるクリニックの選び方
手術を契約する前にデメリットやリスクを知っておくことで、自分に包茎手術が必要なのかを客観的に判断できます。この記事を読むことで、包茎手術に関してベストな選択ができる手助けになれば幸いです。
包茎手術の5つのデメリット
包茎手術のデメリットは、以下の5つです。
- 手術痕が残る可能性がある
- 遅漏になる可能性がある
- 手術費用は基本的に保険適用外になる
術後の痛みや生活制限がある - 包皮に色むらができることがある
デメリットを知らずに手術を受けると「こんなはずではなかった」という後悔が起こる可能性もあります。しっかり理解しておきましょう。
手術痕が残る可能性がある
包茎手術で包皮を切除すると、陰茎に手術痕が残る可能性があります。手術痕は見かけだけでなく、かゆみや痛みなどの後遺症につながるリスクもあるため注意が必要です。
手術痕が残った場合も、大抵は時間が経つと徐々に薄れて消えていきます。しかし、人によっては「ケロイド」という赤く盛り上がった傷痕や色素沈着になり、目立つこともあります。
普段からケガや傷が痕に残りやすい人は、傷痕が残るリスクについて医師に確認しておくとよいでしょう。
遅漏になる可能性がある
包茎手術後は、2つの理由から陰茎の感度が下がって「遅漏」になる可能性があります。
1つ目の理由は「包茎手術では陰茎の最も敏感な包皮の外側と内側の境目を切除するから」です。刺激に弱い過敏な部分がなくなることで、陰茎が刺激に強くなるのでしょう。
実際にアメリカの論文では「包茎手術を受けた男性は、手術を受けていない男性よりも亀頭の感度が低い」と報告されています。
2つ目の理由は「亀頭が外部からの刺激に慣れるから」です。包茎手術によって常に露出するようになれば、包皮で守られていた頃より亀頭への刺激が増えます。刺激に慣れることで、感度が下がったと感じる人もいるようです。
手術費用は基本的に保険適用外になる
包茎は、原因や包皮の状態によって以下の3種類に分けられます。
- 真性包茎:包皮口が狭く、包皮がまったく剥けない包茎
- 嵌頓包茎(かんとんほうけい):包皮が亀頭の首を締め付けて血流が悪くなっている包茎
- 仮性包茎:剥くことはできるが、通常は亀頭が露出していない包茎
多くのケースを占める仮性包茎の手術は、歯の矯正やひげのレーザー脱毛などと同じ「自由診療」です。自由診療は健康保険が適用されないため、10割すべての費用を自分で支払う必要があります。
自分の包茎がどのタイプかは、診察時に医師に確認してみてください。
また、手術方法を選べる医療機関の場合は、デザイン性の高い手術を選ぶほど手術費用は高額になります。包茎手術は基本的に一生に一度の手術ですが、問題なく払える費用であるかを必ず確認しましょう。
術後の痛みや生活制限がある
包茎手術で包皮を切るとしばらくは痛みがあり、生活上の制限が必要になります。
手術後に生じる一次的な不都合の例は、以下の通りです。
- 術後の痛み
- 手術部からの出血
- 陰部の腫れ
術後の痛みや腫れは、多くのケースで発生します。
手術の方法や包皮の切除範囲にもよりますが、数日ほど出血が続くことは珍しくありません。
傷口が大きく開いて出血が止まらない、痛みや腫れが続くといった場合は医師に相談しましょう。
また、手術後は以下のような生活上の制限があります。
- 陰茎に包帯を巻いて保護する
- 湯船に浸かるのは10日ほど控える
- 激しいスポーツは1~2ヶ月ほど控える
- 性行為や自慰行為は1か月ほど控える
指示された生活制限を守ることで、手術後の回復が早まります。もし指示を守るのが難しい場合は、どうすれば生活に取り入れられるかを医師に相談してみてください。
包皮に色むらができることがある
個人差がありますが、包茎手術をした場所に色素沈着や色むらができるケースがあります。
具体的には、以下のような例が考えられます。
- 包茎手術の痕が色素沈着して色むらになる
- 手術によって露出した部位のピンク色と包皮の茶色の対比が気になる
手術後の色素沈着の形は、そばかすのような点状やまだら状、線状などさまざまです。
また、包茎手術により露出した亀頭周辺のピンク色と包皮の茶色がくっきり分かれた状態を「ツートンカラー」と呼ぶこともあります。
色むらやツートンカラーを「見栄えが悪い」とコンプレックスに感じる場合は、レーザー治療や再手術で対応できます。
包茎手術の5つのメリット
包茎手術にはデメリットがある反面、以下のようなメリットもあります。
- コンプレックスが解消して自信を持てる
- においや汚れが軽減する
- 病気を予防できる
- 早漏を改善できる
- 痛みや圧迫感が解消する
順番に説明します。
コンプレックスが解消して自信を持てる
手術により包茎でなくなれば、精神的なコンプレックスを解消できます。
排尿や射精などの機能に問題がなくても、包皮をかぶった陰茎は幼い印象を与えがちです。
手術によって恥ずかしさや不安から開放されれば、自分の体に自信を持てるようになります。仕事やレジャー、恋愛など日常生活におけるあらゆることへ、前向きに取り組めるようになるでしょう。
においや汚れが軽減する
包茎手術は、陰茎のにおいや汚れを軽減し、清潔を保つのにも役立ちます。
なぜなら、包茎手術をすると亀頭と包皮の中に恥垢(ちこう:性器周辺の垢)がたまりにくくなるからです。
包茎の人は入浴時に包皮を剥いて洗う手間がありますが、包茎手術を受ければ常に亀頭が露出するため手間が省け、簡単に洗いやすくなります。
たまった恥垢はにおいの原因になるため、清潔に保ちやすくなるでしょう。
病気を予防できる
包茎手術は、以下のような陰茎周りの病気予防にも効果的です。
- 亀頭包皮炎:亀頭と包皮の間に細菌が繁殖して炎症を起こす病気
- 尿路感染症:尿道口から細菌が入り尿道や腎臓、膀胱などに炎症を起こす病気
- ヒトパピローマウイルス感染:ウイルスによって起こる陰茎がんのリスクになる病気
多くの細菌やウイルスは、温かい湿った場所を好みます。包茎手術により亀頭が露出すれば細菌やウイルスが繁殖しにくい状況になり、さまざまな病気を予防可能です。
また、ヒトパピローマウイルスは女性の「子宮頸がん」の原因でもあります。包茎手術は自分だけでなく、パートナーの病気予防や健康にもつながるのです。
早漏を改善できる
デメリットである「遅漏になる」は「早漏の改善」というメリットでもあります。
実は、早漏は原因ごとに以下3つに分けられます。
- 過敏性早漏:陰茎が過敏なことで起こる早漏
- 心因性早漏:精神的なトラウマやストレスにより起こる早漏
- 衰弱性早漏:射精を我慢する筋肉が弱いことで起こる早漏
3種類の早漏のうち包茎手術で改善しやすいのは「過敏性早漏」です。包茎手術が過敏性早漏を改善する理由は以下の通りです。
陰茎の感覚が鈍るから
亀頭が刺激に慣れて刺激に強くなるから
また包茎手術によりコンプレックスが解消すれば、性器に自信がないことで起きていた「心因性早漏」も改善するかもしれません。
痛みや圧迫感が解消する
包茎の男性は、包皮のせいでさまざまな痛みや不快感を生じている場合があります。
とくに嵌頓包茎は放置すると血流が悪化して、最悪の場合亀頭が壊死する可能性もあります。包茎の人が陰茎に痛みを感じる場合は、速やかに医師に相談しましょう。
包茎手術をした方がいい人3選
以下の条件に当てはまる人は、包茎手術によって悩みや不快感を解消できます。
- 包皮炎や尿路感染症になりやすい人
- 勃起時に痛みや不快感がある人
- 包茎のせいで性生活に支障がある人
ひとつひとつは小さなトラブルかもしれませんが、積み重なれば大きなトラブルや健康上のリスクにつながります。自分に当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。
包皮炎や尿路感染症になりやすい人
包茎の人は垢や汚れ、湿気などがたまりやすいため、亀頭包皮炎や尿路感染症になりやすい傾向があります。
尿路感染症とは、腎臓から尿管までのどこかに細菌が感染して起こる病気のことです。たとえば細菌が尿道に感染すれば「尿道炎」、膀胱なら「膀胱炎」、腎臓なら「腎盂腎炎」になります。
亀頭包皮炎や尿路感染症にかかると、以下のような症状が起こります。
- 発熱
- 陰茎の痛み
- 陰茎の腫れ
- 排尿時の痛み
痛みや腫れがあると日常生活に支障をきたし、QOL(生活の質)が低下します。陰部の腫れや違和感が起こりやすい人は、病気のリスクを減らすために包茎手術を検討するのもよいでしょう。
勃起時に痛みや不快感がある人
包茎の人は、包皮が引っ張られるため勃起時に痛みや不快感が起こることがあります。とくに亀頭が完全に覆われる真性包茎は、勃起時の痛みが強いといわれています。
包茎手術により亀頭が露出するようになれば、包皮の引っ張りが解消されて痛みや不快感が減少するでしょう。
また勃起時の痛みは、包茎以外に病気の可能性もあります。
勃起時に痛みや不快感がある人は、痛みの原因を泌尿器科の医師に確認してみるのもおすすめです。
包茎のせいで性生活に支障がある人
包茎の状態によっては、性生活において以下のような問題が生じる可能性があります。
問題点 | 内容 |
挿入障害 | 包皮が硬くて剥けにくく、スムーズな挿入が難しい |
早漏 | 包皮に過敏な部分があり、刺激に弱くなっている |
射精障害 | 包皮の開口部が狭いため、射精がスムーズにできない |
自信喪失 | 性器に自信がないため、性行為に消極的になる |
コンドームが外れやすい | 余った包皮がコンドームの中で動きやすいため、性行為中に外れやすい |
包茎は「挿入障害」「射精障害」のような機能的な問題に加えて「性行為や男性としての自信喪失」といった精神的な問題も引き起こします。
精神的な問題は見過ごされがちですが、コンプレックスが勃起障害や射精障害につながるケースは珍しくありません。
手術によってコンプレックスや機能的問題が改善すれば、より快適で積極的な性行為ができるのではないでしょうか。包茎がパートナーとの関係に悪影響を及ぼしている場合は、包茎手術も選択肢のひとつです。
包茎手術の種類【手術ごとのメリット・デメリット】
包茎手術には以下の2種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
- 包皮を切る手術
- 包皮を切らない手術
それぞれのメリット・デメリットを知ることで、自分に適した手術方法が分かります。 チェックしておきましょう。
包皮を切る手術|一般的な包茎手術
一般的な包茎手術は、余っている包皮を切って取り除く「環状切除術」という方法です。縫合部を亀頭の真下にして傷を目立たなくすることもあります。
包皮を切る手術方法のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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切る包茎手術は、すべての種類の包茎に効果があります。効果や確実性が高いためよく選ばれていますが、術後の痛みや生活制限、手術痕のリスクがデメリットです。
包皮を切らない手術|適用範囲が限られる手術
以下のような包皮を切らずに包茎を改善する手術法も、近年は登場しています。
- 長茎術:体内に埋もれている陰茎を引き出す
- 亀頭増大術:コラーゲンやヒアルロン酸を注入して亀頭を大きくする
切らずにテープや糸で包皮を固定する
切らない手術法は「埋もれていた陰茎が引き出されて、包皮の余りが少なくなった」「亀頭が大きくなり、包皮がかぶさらなくなった」など、副産物的な効果で包茎を治療するのが特徴です。
包皮を切らない手術のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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包皮を切らない手術方法は手軽さがメリットですが、切る手術に比べるとやや効果に劣るのがデメリットです。
切らない手術で包茎を改善できるかは、包茎の状況によって異なります。理想の陰茎の形や長さを医師と相談し、適した手術法を決めるのがよいでしょう。
包茎手術のデメリットを減らせる3つの方法
ここからは、包茎手術のデメリットを減らす方法を3つ紹介します。
- 信頼できる医師・クリニックを選ぶ
- 不安や疑問点を解消してから契約する
- 手術後の注意点をきちんと守る
これらの方法を知っておくことで包茎手術のリスクやデメリットが減り、満足度の高い包茎手術が可能になります。順番に説明します。
信頼できる医師・クリニックを選ぶ
信頼できる医師・クリニックを選ぶことは、安全で確実な手術を受けるのに外せないポイントです。
信頼できるクリニックを選ぶには、以下の点をチェックしましょう。
- アフターフォローが充実しているか
- 手術をする医師に十分な実績があるか
- 費用や手術方法を分かりやすく説明しているか
近年、多くのクリニックがWebサイト(ホームページ)を持つようになりました。包茎手術のクリニックを選ぶ際は「医師の実績」「治療に対する考え方」「治療の流れ」「費用」などをWebサイトで確認しましょう。
また、トラブル時の対処やアフターフォローの体制もクリニックによって異なる部分があります。Webサイトで分からなかった部分は、問い合わせやカウンセリング、診察のタイミングで確認してみてください。
不安や疑問点を解消してから契約する
包茎手術を受ける際は医師による十分な説明を受け、よく考えたうえで契約を結びましょう。
具体的には、以下の内容のチェックは欠かせません。
- 手術の内容
- 手術の費用
- 起こりうるリスク
- 術後の経過や生活上の注意
包茎手術に関するトラブルは「受診したその日に契約した」「受診したその日に契約して手術まで行った」例で起こりやすいとされています。
不安をあおり、契約を急かす医療機関は望ましくありません。疑問点は残さず解消し、すべての項目に納得してから契約を結ぶことが大切です。
手術後の注意点をきちんと守る
手術は問題なく終了しても、手術後の注意点を守らないと思わぬトラブルの起こる可能性があります。
激しいスポーツや性行為など、縫合部位に負担のかかる行為は一定期間避け、手術の傷が開かないよう注意しましょう。
手術後の注意点を守らなかった場合、以下のようなリスクが高まります。
- 傷口が開き、出血や化膿を起こす
- 傷の治りが遅れ、傷痕が目立ちやすくなる
細かな注意点は手術の方法や包茎の状態によって異なるため、医師に確認してみてください。
よくある質問
包茎手術をすると陰茎全体が大きくなりますか?
包茎手術は陰茎全体を大きくするための手術ではありません。しかし、包茎手術によって陰茎が大きくなったと感じる人もいるようです。明らかでない部分もありますが、以下のような理由が考えられます。
包皮による締め付けがなくなったから
亀頭が大きくなることにより、陰茎に迫力が出たから
血流が良くなって陰茎全体がボリュームアップした状態がキープされるから
また、大きさの変化に関わらず、自分の性器に自信がついた結果「陰茎が大きくなった」と感じる人もいるようです。
包茎手術が必要ないのはどんな人ですか?
じつは仮性包茎の場合、医学的には手術の必要はありません。
性行為や排尿に支障がなければ、そのまま様子を見ることも可能です。メリット・デメリットを天秤にかけ、手術の必要性を考えてみましょう。
包茎手術で後悔するのはどのような例ですか?
独立行政法人国民生活センターに寄せられた相談例より、包茎手術の後悔例をいくつか紹介します。参考
手術後に痕が残った
手術後に勃起障害や射精障害が生じた
手術後に強い痛みや出血、腫れが生じた
健康保険が適用になると思ったのに自由診療だった
トラブルの相談が多かったのは20代で、包茎手術に関する相談1,092件のうち6割を占めたとされています。
手術前に十分な説明を受け、効果とリスクのバランスを考えたうえで施術を受けることが大切です。
また、後悔するようなトラブルがあった場合は消費生活センター(局番なしの188)に相談することで適切なアドバイスを受けられます。手術をした病院でトラブルが解決しない場合は、ひとりで抱え込まず早めに相談してみてください。
まとめ
この記事では、包茎手術のデメリットやメリットについて解説しました。
包茎手術のデメリットとメリットは、以下の通りです。
デメリット |
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メリット |
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デメリットやリスクは全員に起こるわけではありませんが、把握しておくことで後悔のない選択が可能です。また包茎手術にはデメリットがあるものの多くのメリットもあります。
メリットとデメリットのバランスを考えて、手術を受けるかを考えてみましょう。
包茎手術でコンプレックスを解消できれば、性器に自信がつき、よりイキイキとした毎日を送れるようになります。
ぜひこの記事の内容を、包茎手術を受けるかどうかの選択に役立ててみてください。