頭が痒いのはストレスのせい?原因と対処法を解説

【この記事でわかること】
- 頭の痒みとストレスの関係性
- ストレスで頭が痒くなりやすい人の特徴
- 頭が痒いときに考えられるストレス以外の原因
- 頭の痒みを放置するリスク
- 頭の痒みを抑える方法
頭の痒みに悩んでいる方やストレスを感じている方は、日々の頭皮ケアやストレス管理に活用してみてください。
ストレスで頭が痒くなる原因
ストレスによって頭の痒みが生じる理由は、おもに以下の3つです。
- 自律神経の乱れ
- 皮膚バリア機能の低下
- ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌
自律神経が乱れて交感神経が優位になると、痒みを感じる物質である「ヒスタミン」が増加します。
また、血流量の減少によって皮膚への栄養素の供給が低下することも分かっています。
ほかにも、イライラや焦りなどの心理状態によって引き起こされる「掻破行動(そうはこうどう:搔きむしること)」も、ストレスによって頭が痒くなる一因です。
掻くことによって一時的に得られる爽快感は掻破行動をエスカレートさせるため、皮膚は繰り返しダメージを受け、炎症が起こりやすくなるのです。
このような状態は「痒みの悪循環」とよばれています。
ストレスで頭が痒くなりやすい人の特徴
ストレスで頭が痒くなりやすい人には、以下の特徴があります。
- 食生活が偏りがち
- 睡眠不足がつづいている
- 頭を触ったり掻いたりするクセがある
- ストレスの発散ができず、抱え込みやすい
これらの習慣は自律神経の乱れにつながる可能性があり、結果としてストレスによる頭の痒みが生じやすいといえます。
頭が痒いときに考えられるストレス以外の原因
頭が痒い場合、ストレス以外の原因として考えられるものには以下の5つがあります。
- 頭皮の乾燥
- 脂漏性皮膚炎
- 接触性皮膚炎
- 乾癬(かんせん)
一つずつ解説します。
頭皮の乾燥
頭皮の乾燥は痒みの原因の一つです。以下の習慣がある方は、頭皮が乾燥しやすい状態といえるでしょう。
- 必要以上に洗髪をしている
- 頭皮マッサージをしすぎている
- 頭皮の紫外線対策が不十分である
- ドライヤーを当てる時間が長すぎる
- 洗浄力が高すぎるシャンプーを使用している
頭皮が乾燥すると、フケやかゆみだけでなく、髪が細くなったり抜け毛が増えたりと、髪の健康にも影響が及びやすくなります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、頭部や眉間などに生じる、はっきりとした紅斑やフケを特徴とする疾患です。
発症には皮脂異常、環境因子、ストレスなどの多くの因子が影響するとされ、軽い痒みをともなうことがあります。
接触性皮膚炎
ヘアカラーや整髪料などの頭髪に使用する製品による皮膚炎は、接触性皮膚炎とよばれます。
接触性皮膚炎は、皮膚に触れた何らかの物質が刺激となってアレルギー反応や炎症を起こす疾患です。おもな症状は痒み、湿疹、赤み、水ぶくれなどです。
乾癬(かんせん)
乾癬(かんせん)は、頭皮・身体のこすれる部分・日光が当たりにくい部位に、がさがさとしたかさぶたのようなものができ、その上に赤く盛り上がった斑ができる疾患です。
原因には過剰な免疫反応や遺伝的要因、環境要因などがあります。
頭の痒みを放置するリスク
頭の痒みは珍しい症状ではないため、無意識のうちに掻きむしったり、痒みが続いても放置してしまう方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、頭の痒みは放置するとフケが生じたり、薄毛を引き起こしたりする可能性があります。
痒みの原因がわからないまま放置すると、頭皮環境や無意識な掻破行動が悪化し、頭の痒みはますます増加することが考えられます。
痒みが長期間続いている場合や、普段と違う様子が感じられたらすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
頭が痒いのを抑える5つの方法【ストレス対策】
頭の痒みがある場合、放置せず適切なケアをおこなうことが大切です。
ストレスの軽減と、頭皮環境の改善のために重要なポイントは、以下の5つです。
- 乾燥対策を取り入れる
- シャンプーの方法を見直す
- 生活習慣を見直す
- 医療機関を受診する
- ストレッチや適度な運動を取り入れる【ストレス解消】
一つずつみていきましょう。
乾燥対策を取り入れる
痒みの原因となる頭皮のバリア機能の低下を防ぐためには、頭皮の保湿が重要です。洗浄力が優しいシャンプーや、頭皮用保湿剤の使用を検討しましょう。
シャンプーは自分の頭皮や髪質に合ったものを選ぶのが好ましいため、美容師にアドバイスを求めるのも一つの選択肢です。
「アミノ酸系シャンプー」は、皮脂を必要以上に取らないように作られているため、シャンプー選びの一つの目安にしてもよいでしょう。
シャンプーの方法を見直す
毎日何気なくおこなっているシャンプーは、正しい方法を知りケアに反映させることで、頭皮や髪をより良い状態に保てます。シャンプーの際は以下のポイントを意識してみましょう。
- シャンプーの前にしっかりブラッシングをおこない、汚れを浮かせる
- お湯だけで予洗いをおこない、髪と頭皮の汚れをしっかり洗い流す
- シャンプーは原液を直接つけると刺激が強いため、手のひらで泡立ててから使う
- 爪を立てず、指の腹を使ってやさしく洗う
- 頭皮をやさしくマッサージする
- すすぎ残しに注意する
- 自然乾燥はさせず、タオルドライをしてからドライヤーへ移る
- ドライヤーは20cmほど離して使用し、根元から毛先の順に乾かす
シャンプーの洗い残しは頭皮に薬剤が残ってしまい痒みの原因に繋がるため、しっかりとすすぐようにしましょう。
生活習慣を見直す
食生活や睡眠など、基本的な生活習慣の見直しも、頭の痒みを抑えるうえで重要なポイントです。
脂分の多い食事は皮脂の過剰分泌につながり、頭皮環境の悪化をまねく可能性があります。
また、脂漏性皮膚炎は、便秘との関連性も示唆されています。食物繊維を摂取し、腸内環境を整えることも大切です。
また、睡眠不足の状態では成長ホルモンの分泌の低下や自律神経の乱れが生じやすくなるため、髪の成長が妨げられる可能性があります。
睡眠時間の目安を6時間以上とし、睡眠の質を高めるよう意識しましょう。
夕方以降のカフェイン摂取や、睡眠前のスマートフォンの使用などを控えると、睡眠の質を高められる可能性があります。
医療機関を受診する
以下のような場合は、皮膚科を受診しましょう。
- 頭の痒い部分が炎症を起こして湿疹ができている
- 耐えられないほど強い痒みがある
- セルフケアによって症状が改善されない
何らかの疾患が痒みの原因である場合、治療が必要となる可能性もあります。
また、痒み以外に薄毛や抜け毛も気になる場合は、AGAクリニックを受診してみるのも一つの選択肢です。
ストレッチや簡単な運動をおこなう【ストレス解消】
ストレッチには、血行促進やリラックス効果があります。
デスクワーク中でも簡単にできるストレッチを4つご紹介します。
- 首回し:首や肩の力を抜き、首をゆっくりと回す
- 肩の上げ下げ:肩を思い切りすくませたのち一気に脱力する
- 上半身のストレッチ:両腕を組んで上に伸ばし胸を張る
- 背中のストレッチ:両腕を組んで前に伸ばしおへそをのぞきこむように背中を丸める
また、適度な運動は、リフレッシュや気分転換、ストレス発散にも効果的です。ウォーキングやランニングなど、無理なくできる運動を気持ちがいい程度に実施しましょう。
頭が痒いに関するよくある質問
頭の痒みに関連したよくある質問を3つ紹介します。
汗をかいたり帽子をかぶると頭が痒くなるのはなぜですか?
汗や帽子によって頭が痒くなる理由は、以下が考えられます。
- 汗や蒸れが残って皮膚に雑菌が繁殖する
- 皮膚のバリア機能が低下する
帽子を長時間着用したり、汗を拭かずにそのままにしたりするのは避けましょう。
シャンプーしても頭が痒いのはどうしてですか?
シャンプーをしても痒みが続くのは、以下の理由が考えられます。
- 頭皮の病気がある
- 頭皮の乾燥がある
- ストレスや生活習慣の乱れがある
- シャンプーやリンスのすすぎ残しがある
- シャンプーの方法や使用している製品が自分の頭皮に合っていない
自分に当てはまるものが無いか、確認してみてください。
夜になると頭が痒くなりやすい理由はなんですか?
夜に頭が痒くなるのは、入浴時の洗髪による頭皮の乾燥が関係していると考えられます。
洗浄力が強いシャンプーを避け、保湿を心がけるとよいでしょう。
また、夜になると、昼間は仕事や勉強などで忘れていた痒みを思い出して痒みがつらくなる方もいます。
まとめ
この記事では、ストレスによって頭が痒くなる原因や、頭の痒みの改善方法について解説しました。
【この記事のまとめ】
- ストレスによる頭の痒みには、自律神経やホルモンバランス、掻破行動が関係している
- 生活習慣が乱れている方や無意識に頭を触るクセのある方は頭に痒みが生じやすい
- 頭が痒くなる原因はストレス以外にも頭皮の乾燥や皮膚疾患などがある
- 頭の痒みを放置すると頭皮環境の悪化や抜け毛の増加につながる可能性がある
- 頭が痒いのを抑えるのには適切なヘアケアとストレス解消が大切
- 症状が持続する場合や、痒み以外の症状をともなう場合は早めの受診が大切
頭の痒みは、日々のストレスや生活習慣が生み出すサインです。正しいケアを続けることで、頭皮の健康を守り、快適な毎日を取り戻しましょう。