性病をパートナーに伝える方法|関係を悪化させないための注意点

性病と医師から言われて、頭が真っ白になってしまったという方もいるかもしれません。 「どうやってパートナーに伝えたらいいの?」「彼氏としかしていないのに浮気と疑われて関係が悪くならない?」と不安に思う方もいるでしょう。 性病であることを伝えなかった場合、相手に不信感を与えて別れに繋がるケースもあります。 この記事では、性病と言われたときにパートナーにどのように伝えるべきか解説します。

この記事でわかること

  • 性病でパートナーを傷つけない伝え方
  • 性病をパートナーに伝えるタイミング
  • 性病をパートナーへ伝えるときの具体例
  • 性病をパートナーへ伝えるべき理由
  • 浮気以外でも性病にかかる可能性
  • パートナーにばれずに性病を検査する方法

性病をどのように伝えるか知り、関係を悪化させない手助けになれば幸いです。

性病でパートナーを傷つけない伝え方

パートナーを傷つけずに性病への感染を伝える方法は、正直に話すことです。

正直に伝えないと、黙ったままパートナーと性行為をして、性病を写してしまう可能性があります。

相手の感染の原因が自分にあると発覚した場合は、相手に不信感を与えてしまい、別れの原因にもなります。

言わないことが相手を傷つけないと思う方もいるでしょうが、パートナーを傷つけないためには、正直に打ち明けるようにしましょう。

性病をパートナーへ伝えるタイミング

性病が分かった場合、パートナーも早期に検査が必要なため、なるべくタイミングで伝えましょう。

検査を早くできると、早期発見や治療が可能です。「性病かも……」と不安に思って生活を過ごすよりも、早めに診察を受けた方が安心して生活を過ごせます。

一番のタイミングは、自身の性病が分かったときですが、難しい場合は次回の性行為前までには伝えるようにしてください。

性行為をしてしまうと感染のリスクが高まります。口同士でも感染する性病もあるため、相手に感染させないためにも、できるだけ早いタイミングを意識しましょう。

伝える際には以下のポイントが大切です。

  • 冷静になって話す
  • プライバシーが確保されている状況で話す
  • 事実を話す
  • パートナーも検査が必要なことを伝える
  • 感染源を探しあわない
  • 相手を責めない

感情のままに話をすると、間違った伝わり方をしてしまう可能性があります。伝えるときは、相手の体を考えて話をしていると伝わるようにするといいでしょう。

性病をパートナーに伝えるときの具体例

カップルによって関係性はさまざまなため、性病の伝え方に正解はありません。

ただ、大切なのは相手の気持ちを考えて、誠意をもって話すことです。相手を考えずに自分本位で伝えると相手をより傷つけてしまう可能性があります。

伝える際は以下のポイントを意識しましょう。

  • 「大切な話がある」と相手に説明する
  • 性病の症状があって、検査をしたら陽性であった事実を説明する
  • 感染経路について思い当たる節を伝える
  • 治療を進めるうえで一緒に検査を受けてほしいと伝える

しかし「なぜ性病になったのかを伝えづらい」という方もいるかもしれません。

検査を受けに行った経緯や感染経路などを、詳しく言いにくい場合は以下の伝え方を試してみてください。

  • 定期検診で婦人科を受診して念のため検査をしたら思いがけない結果が出た
  • 体調が悪くていろいろな検査をしたら性病が陽性だった

定期検診や体調不良など、性病以外の目的で検査をしたら偶然に性病だとわかったと伝える方法です。

このような伝え方であれば、検査を受けるまでの経緯を不審に思われる可能性は低いでしょう。

性病をパートナーに伝えるべき理由

以下の理由から、性病がわかった時点で隠さずにパートナーに伝えるべきです。

  • パートナーの体への影響
  • 信頼関係が悪化する可能性

それぞれ解説します。

パートナーの身体への影響

性病を伝えないと自身の身体だけでなく、パートナーの身体へ影響を及ぼします。

なぜなら、性病を伝えずに性行為を実施するとパートナーへ性病をうつしてしまう可能性があるからです。

性感染症は病気によって自覚症状がないケースも少なくありません。症状がないまま放置すると進行してしまい、気づいたら身体へ影響がでるケースもあります。

性病によっては、どちらかが感染している限りお互いにうつしあう「ピンポン感染」もあります。

自分の身体のためではなく、パートナーの身体を守るためにも、早い段階で性病を伝えましょう。

信頼関係が悪化する可能性

身体への影響だけでなく、信頼関係を悪くさせる恐れもあります。

自身からの言葉で性病を認識するのと、他のきっかけでパートナーが感染に気づくのでは、パートナーからの印象はまったく違うでしょう。

「わかっていたのになぜ伝えないのか?」「やましいことがあるのでは?」と疑われる原因になります。

信頼関係が悪化する可能性があるため、性病とわかった時点でパートナーに伝えるべきでしょう。

【浮気以外もある】性病の感染経路

性病にかかると「自分以外に性行為をした人がいるのか?」「自分は何もないけれど浮気ではないか」と誤解される場合があります。

しかし、浮気していなくても性病になる可能性はあります。

  • お互いの過去のパートナーから感染した可能性
  • オーラルセックスによる感染

それぞれ見ていきましょう。

お互いの過去のパートナーから感染した可能性

お互いが初めての相手でないかぎり、過去のパートナーが感染していて、そこから感染した可能性があります。その場合は、お互い気づかないケースも多いです。

性病の潜伏期間は以下のとおりです。

性病 潜伏期間
性器クラミジア 1-3週間
淋菌感染症 2-10日
梅毒 3週間
カンジダ 数週間〜数年
尖圭コンジローマ 2-3ヶ月
HIV・エイズ 3ヶ月-10年
性器ヘルペス 2-21日

潜伏期間はさまざまですが、年単位で潜伏する性病もあるため、一概に浮気が原因ではありません。

交際する前の相手にうつされた可能性についても認識しておきましょう。

性病の潜伏期間については、詳しくは下記記事で紹介しています。こちらの記事も合わせて参考にしてください。

オーラルセックスによる感染

性病は膣や性器での性行為に限らず、オーラルセックスにより感染する場合もあります。

そのため、パートナーが性器のみ性病検査をおこなって陰性だった場合でも、咽頭に性病が潜んでる可能性があります。

パートナーは陰性だと思っていても、なにかの拍子にオーラルセックスを実施して感染してしまうのです。

クラミジアや淋菌は、性器だけでなく咽頭にも感染します。

男女ともにオーラルセックスにより感染する可能性があると理解しておきましょう。

性病でパートナーから浮気を疑われたときの対処法

性病だとわかると、浮気を疑われるかもしれません。対処方法は主に以下の2つです。

  • 感染経路を説明する
  • 医師からの説明を一緒に聞いてもらう

感染経路は解説したとおり、自分だけではなく過去の相手との可能性があります。また、オーラルセックスについても説明してみましょう。

ただ、状況によっては、弁明しているように見えるかもしれません。

検査や感染経路について専門的な内容を、うまく説明できないという方は、医師を活用する方法があります。

医師と相談して説明方法を一緒に考えてもらったり、説明が難しい場合は、医師から説明してもらったりすると、うまく性病について伝えてくれるでしょう。

どのような伝え方を選択するかは、医師と相談してみてください。

性病をパートナーにバレずに検査・治療する方法

「もしかしたら性病かも」と思った場合、パートナーにバレずに検査をしたい方もいるでしょう。

バレたくない場合は、クリニックの受診がおすすめです。

性病の検査をする方法は以下のとおりです。

  • 医療機関の受診
  • クリニックへのオンライン診療
  • 自宅での検査キット

ただ、自宅で検査キットを使用すると、検査器具が見つかってバレてしまう恐れがあります。

また、オンラインでの診療では、正確に病状を判断しにくかったり、検査治療ができなかったりする場合があります。

直接クリニックを訪れると、対面で検査を受けられて、器具によって見つかる心配もありません。

自由診療であれば、受診した記録が自宅に届かないため安心して検査を受けられます。

もし性病かもと思ったら、迷わずにクリニックを受診するようにしてください。

性病を予防する2つの方法

性病は一度かかってしまうと自分だけでなくパートナーまで不安にさせてしまいます。相手に感染させないためにも、必ず予防を心がけましょう。

予防方法は以下のとおりです。

  • 性行為時にコンドームをつける
  • 安易に性的接触をしない

それぞれ解説します。

性行為時にコンドームをつける

多くの性病はコンドームで予防できると言われているため、必ずコンドームを着用しましょう。

日本では避妊目的で使われるケースが多いですが、感染症対策にも有効です。

性病は粘膜同士の接触や分泌物が触れて感染を引き起こします。

コンドームの着用で性器同士の間に壁ができるので、菌がうつるリスクを軽減できます。

女性がピルを服用している場合は、避妊の必要がないためコンドームを使用しない人もいるかもしれません。

しかし、ピルの服用では避妊の予防はできても性感染症の予防はできないため、必ず性行為の際はコンドームを使用しましょう。

安易に性的接触をしない

性病の多くは、性的な触れ合いを通じて感染します。そのため、安易に性的接触を避けることが大切です。

複数人と性的接触の機会があれば、性病に感染するリスクが高まります。

とくに、初対面の人や関係が浅い人などとの性行為は感染の危険があります。

性欲は人間の三大欲求の一つであり、無理に制限する必要はありません。性行為をする際は、性病にかかるリスクを認識しておく必要があるでしょう。

性病をパートナーに伝える際によくある疑問

パートナーに性病を伝える際に聞かれる質問です。

  • 性病を放置するとどうなりますか?
  • 性病と言われたら性的接触はダメですか?
  • 性病をパートナーに伝えて関係が悪化しませんか?
  • 性病に感染したら必ず治療が必要ですか?
  • パートナーから性病を打ち明けられたらどうするべきですか?

それぞれ解説します。

性病を放置するとどうなりますか?

放置すると性病が進行してしまう可能性があります。

 

症状が出なければ大丈夫と思う方もいるかもしれません。しかし、症状が出ない間に悪化してしまう可能性があると知っておきましょう。

 

とくに、女性は不妊の原因になる場合もあり、将来への影響も大きいです。

 

もし性病に感染しているとわかったら、治療を先延ばしにせず、早急に治療を開始しましょう。

性病と言われたら性的接触はダメですか?

性病と言われたら、基本的には治療が終了するまで性的接触は避けましょう。

 

性病は治療しても免疫が獲得できず、何度も感染してしまう場合があります。治癒していない状態で性的接触をすると、パートナーとお互いにうつしあうピンポン感染になる可能性があります。

 

お互いの体を守るためにも、治癒するまでは性的接触は控えてください。

性病をパートナーに伝えて関係が悪化しませんか?

伝えることで関係が悪化する可能性はあります。

 

ただ、相手を大切に思っているなら早い段階で伝えた方が、相手との関係は崩れにくいでしょう。

 

感染経路によっては伝えたくないかもしれませんが、相手の身体を守るためにも伝える機会を作ってみてください。

性病に感染したら必ず治療が必要ですか?

性病に感染したら基本的には必ず治療が必要です。

 

症状がないまま放置しても自然治癒することはありません。ただ、自然治癒したように思われるケースはあります。

 

たとえば、風邪や歯の治療などで抗菌薬を処方された場合です。抗菌薬を服用すると、本来の目的とは異なりますが、結果的に治療したように見えてしまいます。

 

治ったと自己判断せずに、医療機関で治療を受けるようにしましょう。

パートナーから性病を打ち明けられたらどうするべきですか?

まずは落ち着いて情報を整理しましょう。

 

「浮気された……」と感情的になってしまう可能性もありますが、相手の話をしっかりと聞いてあげてください。

 

感染症によっては潜伏期間が長いため、浮気で性病に感染したとはかぎりません。

 

感情的になって相手を責めたり問いただしたりせず、冷静に話し合いましょう。

まとめ

この記事では、性病をパートナーにどのように伝えるのか、具体的な方法について解説しました。

  • 性病とわかったら早くパートナーに伝える
  • 一緒に検査し治療を受ける
  • できるだけ早く治療を始める
  • 冷静に話せる環境で伝える
  • 誠意を持ち誤解のないように伝える

性病は早期発見が重要です。早めに治療できると、体への影響はそれほど大きくありません。

性病だとパートナーに伝えるのは誤解を生む可能性もあり勇気がいります。ただ、相手を守るためにも誠意をもってしっかりと伝えましょう。

伝え方がわからない、悩むという方はお気軽にクリニックへご相談ください。