コーヒーは亜鉛の吸収を妨げる?亜鉛を効率よく摂取する方法を解説

【この記事でわかること】
- 亜鉛とコーヒーの関係
- 亜鉛不足による髪の毛への影響
- コーヒーが抜け毛の原因となる理由
- 亜鉛とコーヒーの飲み合わせ
- 亜鉛を効率よく摂取して抜け毛を予防する方法
食事についての知識をつけて、フサフサの髪の毛を守る手助けになれば幸いです。
亜鉛とコーヒーの関係
コーヒーは体内での亜鉛の吸収を妨げる可能性があります。コーヒーに含まれるカフェインやタンニンが亜鉛と結びついて体外への排出を促進するためです。
亜鉛は、髪や皮膚の健康維持や免疫機能の向上などさまざまな役割を果たす、人間の体にとって重要なミネラルです。
しかし、亜鉛を摂取した際に同時にコーヒーを飲むと、体内への吸収効率が低下する可能性があります。
コーヒーと同じくカフェインを多く含む栄養ドリンクも、飲むタイミングに注意が必要です。
コーヒーや栄養ドリンクなどを飲む場合は、亜鉛を摂取してから、1〜2時間空けるとよいでしょう。
亜鉛不足による髪の毛への影響
亜鉛が不足すると、髪の成長が阻害され、抜け毛や薄毛の原因につながります。
亜鉛は、髪の主成分であるケラチンを生成するために必要不可欠なミネラルであるためです。
ケラチンは、髪の約80%を構成するタンパク質に含まれる成分で、亜鉛が不足するとこのケラチンが十分に作られず、丈夫な髪が育ちにくくなります。
丈夫な髪が育たないと、髪が弱く抜けやすい状態となるため、薄毛につながります。
コーヒーが抜け毛の原因となる理由
コーヒーが抜け毛の原因になるといわれるのは、以下の2つの要因が考えられます。
- 亜鉛の吸収の妨げになる
- 必要な睡眠が取りにくくなる
それぞれ見ていきましょう。
亜鉛の吸収の妨げになる
コーヒーに含まれるカフェインは、体内の亜鉛の吸収を妨げる作用があります。
亜鉛は、髪の成長を助けるケラチンの生成に必要不可欠な栄養素であるためです。
亜鉛不足になると、新しい髪が成長しづらくなり、結果として抜け毛や薄毛のリスクが高まります。そのため「コーヒーを飲むと薄毛になる」という説が生まれたと考えられます。
コーヒーを飲む際は、亜鉛を含む食事やサプリメントの摂取から1〜2時間ほど間隔を空け、亜鉛の吸収への影響を抑えましょう。
摂取タイミングを工夫すれば、亜鉛を摂取しつつコーヒーも楽しめます。
必要な睡眠が取りにくくなる
良質な睡眠は、髪の成長に欠かせません。
睡眠中、とくに深い眠りについた際に分泌される成長ホルモンは、髪を構成するタンパク質の合成を助け、頭皮の修復や毛髪の成長を促すためです。
しかし、コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、入眠を妨げたり、睡眠の質を低下させたりする可能性があります。
カフェインを過剰に摂取すると、入眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、不眠を引き起こす場合もあります。
コーヒーを楽しむ際には、寝る5〜6時間以上前に飲むよう意識し、夜間は避けるようにしましょう。
亜鉛とコーヒーの飲み合わせ
コーヒーには、亜鉛の吸収を妨げるカフェインやタンニンなどが多く含まれるため、亜鉛と一緒に飲むのは避けた方がよいでしょう。
また、コーヒー以外にも亜鉛の吸収を阻害する飲み物があります。亜鉛と飲み合わせの悪いものは以下のとおりです。
【亜鉛と飲み合わせの悪い飲物の例】
- 緑茶
- 紅茶
- コーラ
- ウーロン茶
- アルコール
- 栄養ドリンク
亜鉛の摂取後に、コーヒーや緑茶など飲み合わせのよくないものを飲む際に空ける間隔の目安は、最低1時間程度です。できれば2時間程度空けるとよいでしょう。
これは、食事やサプリメントの成分を体が吸収するまでに時間がかかるためです。
コーヒーや栄養ドリンクを飲む際は、タイミングに気をつけるようにしましょう。
亜鉛を効率よく摂取して抜け毛を予防する方法
亜鉛を効率よく摂取できれば、抜け毛予防につながります。効率のよい亜鉛の摂取方法を3つ紹介します。
- ビタミンCと一緒に摂る
- 亜鉛の吸収を妨げる食材を避ける
- 亜鉛が多く含まれる食材を食事に取り入れる
順番に見ていきましょう。
ビタミンCと一緒に摂る
亜鉛を食事やサプリメントで摂取する際は、同時にビタミンCも摂取すると、体内で亜鉛を吸収しやすくなります。
ビタミンCには、亜鉛の吸収を助ける働きがあるためです。
ビタミンCが多く含まれる食材には、以下があります。
- アセロラ
- 青汁
- ケール
- パセリ
- 緑茶
- グァバ
また、クエン酸は亜鉛をコーティングするため、ビタミンCとクエン酸が含まれる柑橘系の果物を摂取するのもおすすめです。
亜鉛の吸収を妨げる食材を避ける
亜鉛の吸収を効率よく促すには、吸収を妨げる食材を避けることが重要です。
亜鉛と一緒に摂ると吸収を阻害してしまう栄養素には、フィチン酸やリン酸塩があります。
フィチン酸やリン酸塩は、亜鉛と結びついて吸収を妨げる性質を持っています。
亜鉛の吸収を妨げるおもな飲食物は、以下のとおりです。
- 穀類(玄米・とうもろこしなど)
- 豆類(インゲン豆・大豆など)
- ハム
- ソーセージ
- 加工食品(清涼飲料水・スナック菓子・インスタント食品など)
このような亜鉛の吸収を妨げる食材は、摂りすぎないようにしましょう。
亜鉛が多く含まれる食材を食事に取り入れる
亜鉛が多く含まれる食材は以下のとおりです。
- 牡蠣
- カニ
- 鶏肉
- チーズ
- カボチャ
- 小麦胚芽
- ロブスター
- 赤身の肉
- 朝食用栄養強化シリアル類
厚生労働省によると、成人男性の推奨摂取量は約11mg、女性は約8mgとされています。
以下は、亜鉛を多く摂取できるおすすめの食事メニューの例です。
- (朝食用栄養強化)シリアル、チーズ
- ジェノベーゼのパスタ
- カキフライ、胚芽米、切干大根
このように、亜鉛が多く含まれる食材を食事に取り入れられるよう工夫してみてください。
まとめ
この記事では、亜鉛とコーヒーの関係や亜鉛を効率的に摂取する方法について解説しました。
【この記事のまとめ】
- コーヒーは亜鉛の吸収を妨げる可能性がある
- カフェインやタンニンを多く含む飲食物は、亜鉛摂取から1、2時間空ける
- 亜鉛が不足すると、髪の約90%を構成するケラチンの生成が十分でなくなる
- 抜け毛や薄毛の対策には、亜鉛を効率よく摂取する必要がある
- 亜鉛はビタミンCやクエン酸と一緒に摂ると吸収効率が上がる
- 亜鉛が多く含まれる食材を食事に取り入れつつ、食べ合わせの悪いものは避けるとよい
抜け毛や薄毛が気になる方も、飲むタイミングさえ調整すればコーヒーも楽しめます。
まずは食事を見直して、効率的に亜鉛を摂取できるようにしてみてください。