包茎治療

仮性包茎とは

仮性包茎は、通常時は亀頭を包皮が覆っているものの、手で剥くと露出できる状態のことです。日本人の成人男性は、7割以上が仮性包茎であるとも言われています。

日常生活に大きな支障はないものの、包皮と亀頭部の間に汚れがたまって感染症をおこしやすく、陰部が臭いやすくなるなどが考えられます。

真性包茎とは

平常時に手で剥いても亀頭が露出しない状態です。常に包皮に覆われているため恥垢がたまりやすく、悪臭や感染症のリスクと常に隣り合わせです。また、性交時に痛みを伴う場合があり、性行為が困難になったりパートナーへの感染症リスクが高まる可能性があります。

カントン包茎とは

包皮の先端である包皮口が狭く、剥いた包皮が元に戻らなくなる状態です。むいた包皮が亀頭の根元部分を締め付けてしまうため血行が悪くなり、強い痛みや腫れを伴います。放置していると亀頭が壊死する可能性があるため、放置してはいけません。

環状切開法は、包皮を円形に切開して余分な部分を取り除く、基本的な手術方法です。手術時間は約1時間で、余った包皮を切除し、丁寧に縫合します。日帰り手術が可能です。術後2〜3週間は腫れや痛みが生じることがありますが、徐々に改善します。包皮を自然な形で整えるため、初めて包茎手術を受ける方にも向いている手術です。

治療回数：1回/1時間
副作用：腫れ、浮腫、痛み、内出血、再出血

亀頭直下法は、包茎手術の基本術式であり、余分な包皮を亀頭下で切除・縫合する方法です。縫合部が亀頭下の環状溝に収まるため、傷跡が目立たず、手術を受けたことが他人に知られる心配がありません。さらに、包皮内板を除去する手術法のため、ツートンカラーなどのトラブル予防にもなります。

治療回数：1回/1時間
副作用：腫れ、浮腫、痛み、内出血、再出血

包皮小帯を丁寧に整える「小帯形成術」に加え、陰茎全体の縫線（縦のライン）を美しく整える手術法です。この方法は、機能性と見た目の美しさを追求した手術であり、特に仕上がりを重視される方に適しています。

勃起時の突っ張りや不快感を軽減し、自然で美しい仕上がりを目指します。縫合には溶ける糸を使用し、通常時には傷が包皮のシワに隠れるため目立ちにくいのが特徴です。見た目の美しさや早漏の改善、機能面の向上、前向きな性生活を送りたい方に向いています。

治療回数：1回/1時間
副作用：腫れ、浮腫、痛み、内出血、再出血

切らない包茎とは、包皮を直接的に処理するのではなく、糸やのりを使って包皮を固定したりすることで間接的に包茎を改善するためです。メリットととして、切除や縫合する治療法に比べて治療工程が少なく、治療時間が非常に短いことです。また、費用においても比較的安く受けられることもメリットになります。

治療回数：1回/30分
副作用：腫れ、浮腫、痛み、内出血、再出血

エクソソーム点滴について

エクソソームとは、幹細胞の1種で、人間の体の中で作られています。エクソソームの中には細胞の再生や修復を高める効果があると言われているため、炎症が起きている部分に働きかけ、痛みを和らげる修復を早くする効果があるとされています。

• 未承認医薬品等：この治療で使用されるエクソソーム点滴は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
• 入手経路等：日本国セルプロ社
• 国内の承認医薬品等の有無：国内においては承認されている医薬品はありません。
• 諸外国における安全性等に係る情報：諸外国においても重大なリスクの可能性について明らかな情報はございません。
• 医薬品副作用被害救済制度について：万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

エクスパレル麻酔について

術後の痛みを約72時間抑えられると言われており、術後の負担を軽減できます。痛みに弱い方や、ダウンタイム中の不安がある方に特に向いている麻酔です。

• 入手経路等：エクスパレル麻酔はアメリカ国パシラシャ社
• 国内の承認医薬品等の有無：同成分は硬膜外麻酔マーカイン注として日本国内で承認を得ています。
• 諸外国における安全性等に係る情報：FDA承認取得
• 医薬品副作用被害救済制度について：万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。