淋病
|淋病(淋菌感染症)とは
淋病(りんびょう)とは「淋菌」という細菌が性器やのど、直腸などに感染して発症する病気です。
淋病は通称で、正式名称を「淋菌感染症」といいます。性感染症の一種であり、同じく性病の「クラミジア」についで感染者が多いです。
ほとんどの場合が性行為により感染し、男性は排尿時に強い痛み、女性はおりものの増加が見られます。
男女どちらもかかる病気ですが、女性は自覚症状がない方も珍しくありません。そのため、気づかないうちに性行為の相手へと感染させるリスクがあります。
さらに、淋病を放置すると不妊の原因となりえます。わずかでも症状が見られる際は、早めにクリニックを受診しましょう。
|淋病の感染者数における推移
淋病の感染者数における推移を、以下の表にまとめました。
上記のように、淋病は女性よりも男性の患者数のほうが上回っています。また、総数でみると、クラミジアは淋病と比べて約3倍の感染者数です。
|淋病の主な症状【男性・女性ごと】
◉男性にみられる症状
淋病に感染した男性にみられる症状は、次のとおりです。
- 熱が出る
- 精巣が腫れる
- 尿の回数が増える
- 排尿時に強い痛みがある
- 尿道から黄色い膿が出る

淋菌に感染すると粘膜に炎症が起き、排尿時にうずくような強い痛みを感じたり、尿道から黄みがかった膿が出たりします。症状が進行するにつれ、前立腺炎や精巣上体炎、尿道炎を引き起こすリスクが高まります。
◉女性にみられる症状
女性が淋病を発症した場合の症状を、以下にまとめました。
- 熱が出る
- おりものが増える
- おりものの臭いがきつくなる
- 排尿時に痛みがある
- 陰部にかゆみがある
- 下腹部に痛みを感じる
- のどに違和感を覚える
尿道に感染が広がると尿道炎を発症し、排尿時に痛みが生じます。淋菌が子宮や膣に入りこみ、子宮頸管炎や卵管炎につながるケースもあります。
なお、女性は淋病にかかっても自覚症状がないケースが多いです。感染していないか気になるときは、クリニックにて検査を受けてみましょう。
|淋病の感染経路
淋病の主な感染経路は、性交や性交類似行為です。感染部位の粘膜または分泌物との接触により、ヒトからヒトへと淋菌がうつります。
加えて、オーラルセックスが原因で、のどに炎症を起こすケースがあります。感染を予防するには、挿入前からのコンドーム着用が効果的です。
可能性は低いですが、手指やタオルを介しての感染例も見られます。また、妊婦が感染すると分娩時に、赤ちゃんの目や血液に淋菌がうつる恐れがあります。
|淋病の潜伏期間
淋病の潜伏期間は2〜9日が一般的です。淋病やクラミジアなどの性病に関する潜伏期間は、以下のとおりです。
- 淋病:2〜9日
- クラミジア:1~3週間
- トリコモナス:1~2週間
- 性器ヘルペス:2〜21日
- 尖圭コンジローマ:約3ヶ月
他の性病と比較して、潜伏期間が短い点が淋病の特徴といえます。
|淋病の種類
淋病の種類は、主に4つあります。
- 淋菌性尿道炎
- 淋菌性子宮頸管炎
- 咽頭淋菌
- 淋菌性結膜炎
淋病が疑われる方は、以下の内容を参考にしてみてください。
◉淋菌性尿道炎
尿道から淋菌が入り込み、炎症を起こす病気を「淋菌性尿道炎」と呼びます。女性と比較して男性のほうが尿道が長いため、淋菌性尿道炎は男性がかかりやすい疾患です。
淋菌性尿道炎を発症すると「尿道口が赤くなる」または「排尿時の痛みやかゆみ」などの症状がみられます。壊れた組織や死んだ細菌が尿道から排出される際には、ドロドロとした黄色い膿が出てきます。
◉淋菌性子宮頸管炎
「淋菌性子宮頸管炎」は子宮や膣に淋菌が感染する疾患であり、女性に限った病名です。おりものの増加や下腹部の痛みが主な症状です。
男性よりも症状が軽い場合が多く、無自覚の方も珍しくありません。ただ、淋菌性子宮頸管炎を放置すると、卵管性不妊や子宮外妊娠の原因となります。
卵管性不妊は卵管のつまりにより、精子と卵子が出会えなくなり、不妊になる病気を指します。また、子宮外妊娠とは、子宮内膜でない場所に受精卵が着床する状態です。子宮外妊娠では胎児の生存が難しく、妊娠を継続すると母体にも危険がおよびます。
◉咽頭淋菌
「咽頭淋菌」とは、淋病にかかった部位の粘膜や分泌物と接触し、口腔内に淋菌がうつる病気です。オーラルセックスにより感染するケースが多く、発症するとのどの違和感や発熱がみられます。なお、パートナーが咽頭淋菌にかかっていても、軽いキスであれば感染リスクは低いです。
のどへの感染が疑われるならば、性病治療を専門とするクリニックまたは耳鼻咽喉科を受診しましょう。性病治療が可能かどうかを、事前に問い合わせておくと安心です。
◉淋菌性結膜炎
目に淋菌が感染する症状を「淋菌性結膜炎」といい、成人と赤ちゃんで二通りの感染経路が考えられます。
- 成人:淋病の感染者との性行為により、分泌物が目に入り感染する
- 赤ちゃん:淋病にかかっている母親から、産道感染により感染する
淋菌性結膜炎の主な症状は「まぶたが腫れ上がる」や「クリーム状の膿が出る」などです。重症化すれば失明する恐れがあるため、早めの対処を心がけてください。
上記4つの疾患は、似た症状によって自己判断が難しいケースも多いです。不安な場合は、お近くのクリニックで検査してみてください。
|淋病を治療する方法
淋病の治療では、抗生物質や点滴の投与を行います。淋病と同時に他の病原体に感染している場合は、それらの菌に有効な薬を並行して服用する可能性があります。
抗生物質が効きにくい淋菌が検出されているため、治療後は再度検査を行い、淋病の完治を確認しましょう。なお、パートナーへの感染リスクを考慮し、淋病が完治するまでは性行為を控えてください。
|淋病を予防する方法
淋病の予防には、コンドームの正しい着用が有効です。コンドームは感染部位との接触を避けられるため、淋病やその他の性病に関して、感染リスクの低下が見込めます。
コンドーム着用時のポイントは、主に3つです。
- 挿入前から着用する
- 2つ重ねて着用しない
- オーラルセックスのときもコンドームを使用する
射精前でも陰部からは精子や分泌液が出ており、コンドームは挿入前から着用する必要があります。オーラルセックスによる咽頭淋菌の感染を防ぐためにも、コンドームの着用は重要です。
|料金表
|淋病に関してよくある質問
自然治癒する可能性はある?
淋病が自然治癒する可能性はほとんどありません。
性行為を介して感染するため、パートナーと医療機関を受診するのが望ましいです。
相手に症状が出ていなくても、無症状で淋病にかかっている恐れがあります。パートナーと病気をうつし合わないためにも、同時治療を行いましょう。
淋病を放っておくとどうなる?
淋病を放っておくと、以下のような疾患を引き起こします。
- 男性:尿道炎や前立腺炎、精巣上体炎
- 女性:子宮頸管炎や卵管性不妊、子宮外妊娠、尿道炎
症状が進行すれば不妊の原因となるため、はやめにクリニックで相談してみてください。
検査・治療はどのような流れで行う?
淋病の検査・治療は、次の流れで進んでいきます。
- 感染が疑われる部位(陰部やのど、直腸など)から分泌物を採取する
- 感染の有無を確認する
- 感染していた場合、抗生物質や点滴を投与する
- 完治したかどうかを再検査する
- 完治していない場合、別の抗生物質を投与する
男性は泌尿器科、女性は産婦人科にて淋病の検査と治療が可能です。また、性感染症内科(性病科)でも受診できます。
淋病の心当たりがないのに感染することはある?
一般的に、淋病は性交や性交類似行為で感染します。タオルや手指を介した感染が疑われるケースもありますが、確率としては低いです。
なお、淋病に心当たりがなくても、過去に交際した相手が無自覚で感染していた可能性もあります。そのため「心当たりがないから自分は淋病ではない」とは言い切れません。
|治療の流れ

検査・治療のご予約
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診察・検査
来院後、診察を行い、患者様の状態を把握いたします。
その後、不安や悩みをすべてお伺いした上で、診察結果をもとに一人ひとりのご希望に沿った治療法・費用をご提案いたします。
当院は完全予約制によるプライベートクリニックですので、プライバシーに配慮した完全個室でご相談いただけます。
お気軽にご来院ください。

治療
当院ではあらゆる性病に対しての治療を兼ね備えております。
コンジローマの場合、外科手術となりますが、当日治療もご予約状況によって行うことが可能です。

お会計・経過観察予約
お会計は、各種クレジットカード、現金での支払いも可能です。
明細証と領収書をお出ししております。

結果の通知
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結果を聞くためだけのご来院は必要ありません。