| 1967年 | 東邦大学医学部 医学博士 | 卒業 |
| 東邦大学産婦人科 | 講師 | |
| 藤枝市立総合病院 | 医長歴任 | |
| 1985年 | 美容外科「ミナミクリニック」 | 開業 |
| 1996年 | 美容外科「吉沢クリニック」 | 改称 |
| 2000年 | 第79回日本美容外科学会 | 会長 |
FINクリニックは実際に包茎手術を提供しているクリニックであり、患者様一人ひとりの悩みに真摯に向き合い、常に最新の医療技術と知識を追求しています。当記事では、実際にほうけい手術を提供しているクリニックの目線からクリニックを徹底比較しています。
編集部ここからは、医療従事者であるFINクリニック編集部が解説します。
包茎手術の基本とその重要性
美容外科領域において、男性の包茎に対する悩みは、女性の顔やバストに対する悩みと同様に真摯に取り組むべき問題であるとされています。
そのため、包茎手術であっても、傷痕を目立たないように手術することが重要です。
包茎手術の主な目的は、機能的な問題の改善・美容的な配慮・小児における陰茎の健全な発育の確保です。
編集部結論、包茎手術は患者の美容的な満足度、機能的な快適さ、そして長期的な健康と生活の質の向上を目指すことを目的としています。
美容外科的要素を加味した上で、以下の3つの項目に留意するようにしましょう。
- 傷痕を目立たせない手術方法
- 狭窄部分の解除
- 陰茎の埋没への対応
包茎には、主に仮性包茎・真性包茎・そしてその中間の中間型という3つの種類があります。
包茎手術を行う際は、以上3つのタイプに応じた治療方針を選択します。
- 包皮を剥いて容易に亀頭を露出させることができる
- 手術が必要な症例の95.3%を占める
- 平均年齢は32.7歳
- 小児の場合、包皮が剥けて容易に亀頭が露出できる症例は経過観察
- 亀頭を露出させることができない状態
- 手術が必要な症例の4.7%を占める
- 平均年齢は29.0歳
- 小児の場合、仮性包茎よりも癒着範囲が広い傾向
- 年齢が進むにつれて癒着範囲は狭くなるが、癒着がなくなるまでの期間を判断するのことは困難
- 包皮を剥くことはできるものの、狭窄部分がある
- 仮性包茎全体の19.5%(448例)を占める
- 手術時に狭窄部を広げる襖状切開術が行われる
- 狭窄部が陰茎中央部に認められる場合は、拡幅術が行われる場合もある
包茎手術における手術デザインの工夫は、傷痕を目立たなくすることを第一目的としています。
従来の包茎手術であると、傷痕が目立つことが多く、患者が術後に後悔するケースが報告されていました。
手術デザインの工夫は、患者の美容的な満足度を高め、手術後の後悔をなくすことを目的としています。
編集部この目的のために、主に亀頭直下の冠状溝と陰茎基部の2か所に縫合線を合わせるデザインが用いられます。
傷痕が極めて目立ちにくく、皮膚の色がわずかに変化しているように認識される
縫合線の大部分が陰毛で隠れるため、傷痕が目立たない
理由として、包皮がかぶっていると陰茎の成長が妨げられる可能性や、重症の癒着を起こす可能性があるためです。
小児の場合であっても、将来傷痕が目立たなくなるように配慮して包皮切除が行われます。
成人包茎手術の手術法と工夫
成人包茎手術では、単に機能的な問題を解決するだけではありません。
術後に、患者が外見上の悩みを感じることなく、精神的な満足感を得られるようにという美容外科的な視点に基づいて行なわれます。
傷痕を目立たなくするための主な手術法とポイントは以下の通りです。
| 手術法 | ポイント | 傷痕 |
|---|---|---|
| 冠状溝直下切除 | 傷痕が亀頭直下に一致 | 目立ちにくい |
| 陰茎基部切除 | 陰毛で隠れる | 目立たない |
| 襞状切開術 | 狭窄部を解除 | 裏側に傷痕を配置 |
| 拡幅術 | 狭窄部が中央の場合に実施 | 傷痕配慮が必要 |
編集部狭窄部がある場合は、襖状切開術・拡幅術を選択します。
これらの手術は、機能的改善のみに限ったことではありません。
患者が術後の見た目に満足できるように、「傷痕を目立たせない」という美容外科的視点からも重要な位置づけがされています。
狭窄部を解除するために行われる手術法です。
傷痕が陰茎の裏側(包皮小帯側)にできるように配慮することで、傷痕が目立つことはないとされています。
術後の形態上の問題を避けるとともに、傷痕を最小限にするための重要な工夫です。
襖状切開術だけでは改善が不十分な場合、または狭窄部が陰茎中央部にある場合に行われる手術法です。
傷痕が陰茎の裏側(包皮小帯側)にできるように配慮することで、傷痕が目立つことはないとされています。
真性包茎の場合であっても、できる限り傷痕が目立たない手術をするべきであると考え、小児の包茎手術方法に準じた手術が行なわれます。
しかし、小児の包茎手術方法を成人の真性包茎に応用する際には課題もあります。
編集部包皮の余剰が少ないために、傷痕を目立たなくするための包皮切除のデザインへの工夫が必要となるのです。
クランプを成人の包茎手術に使用することで、縫合線が亀頭直下の冠状溝から5mm以上離れてしまい、傷痕が目立つ可能性が高まるとされています。
成人の包茎手術においては「傷痕を目立たないように手術すること」を重要な治療理念としているため、クランプは使用していません。
小児包茎手術の考え方
16歳未満の症例を「小児症例」として分類しています。
成人における仮性包茎のように包皮が容易に剥けて亀頭が露出できる症例は、手術の対象とはせずに経過観察となります。
小児の包茎手術において、包皮内板の背面切開などによって亀頭が露出した際に、癒着の程度が判明します。
癒着が認められる場合は、その強さに関わらず剥離が必要です。
編集部特に強い癒着の場合は、より専門的な「鋭的剥離」が施されることも理解しておきましょう。
しかし、小児の包茎における包皮の癒着は、成長に伴い自然に消失していく傾向があるとされています。
癒着の自然消失は、小児包茎の治療方針を決定する上で重要な判断材料となります。
一方で、自然消失しない場合のリスクも考慮する必要があるでしょう。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 包皮内板を背面切開 |
| 2 | 必要時に包皮外板切開 |
| 3 | 亀頭露出後、癒着を剥離 |
| 4 | 傷痕が冠状溝に一致するようにデザイン |
| 5 | 襞状切開術を併用することが多い |
| 6 | 包皮切断端を調整 |
| 7 | 吸収糸で縫合 |
包茎手術の症例数と統計
編集部過去10年間に行われた手術を基に検討を行ないました。
対象:1991〜2000年、症例総数3413例、手術総数4618例
包茎手術:2479例(成人97.1%、小児2.9%)
仮性包茎95.3%、真性包茎4.7%
包茎手術の症例内訳は以下の通りです。
| 種類 | 症例数 | 割合 |
|---|---|---|
| 仮性包茎 | 2293 | 95.3% |
| 真性包茎 | 113 | 4.7% |
| 中間型(狭窄あり) | 448 | 仮性包茎の19.5% |
包茎手術と合併手術(牽出術・拡幅術)
包茎手術の際、必要に応じて他の手術が併用されます。
特に、陰茎本体が埋没する可能性がある場合は、包茎手術のみでは問題解決に繋がらないため、牽出術の併用を検討します。
また、陰茎の埋没があり、真性包茎がある場合には、牽出術と真性包茎手術が必要です。
包皮に狭窄部がある場合には、その状況に応じて拡幅術が追加されることがあります。
包茎に狭窄がある場合の第一選択は、襖状切開術です。
編集部しかし、狭窄部が陰茎中央部にあり、襖状切開術だけでは十分な改善が期待できない場合には、拡幅術が行われます。
包皮の狭窄部の位置や重症度、他の手術(牽出術など)との組み合わせを考慮し、最適な手術方法として拡幅術が選択される場合があります。
- 検討期間:1991年から2000年
- 狭窄のある真性包茎と中間型を合わせた症例:594例(包茎症例全体の23.9%)
- 中間型包茎2293例のうち、33例で拡幅術を実施
編集部
包茎手術、陰茎牽出術、および脂肪注入術を組み合わせた複合手術例も存在します。
患者が陰茎脂肪注入術を希望する場合、医師は必ず包茎の有無、包皮の狭窄部の有無、陰茎本体の埋没の有無を観察します。
複数の問題を抱える患者に対しては、段階的に治療を進めていくことが重要です。
- 包茎や包皮の狭窄を改善
- 陰茎の埋没などを改善
- 脂肪注入術実施
複合手術のデータ
- 検討期間:1991年から2000年
- 包茎手術を受けた患者(総数2406例)のうち、17%(410例)が牽出術を受けた
- 牽出術を受けた410例のうち、11%(46例)が最終的に脂肪注入術を受けた
包茎手術、陰茎牽出術、そして脂肪注入術を併用した症例のデータを以下に示します。
| 年齢層 | 症例数 | 包茎+牽出 (%) | 包茎+牽出+脂肪注入 (%) |
|---|---|---|---|
| 20–29 | 1053 | 12.0% | 3.2% |
| 30–39 | 757 | 19.0% | 9.0% |
| 40–49 | 361 | 22.7% | 19.5% |
| 全体 | 2406 | 17.0% | 11.0% |
単に包茎を治療するのではなく、陰茎の埋没(牽出術で対応)や、最終的な見た目の増大(脂肪注入術で対応)など、患者のニーズに対応するために、複合手術が存在しています。
包茎手術後の合併症と対処
包茎手術後の合併症はいくつか報告されています。
それぞれの内容と対処法は、以下の通りです。
- 手術後の腫れが引かない(5例)
- 亀頭直下に数週間圧迫縫帯を巻くことで腫れが治まった
- 術後出血(2例)
- 切開縁からの出血であり、電気凝固で止血された
- 包皮壊死(3例)
- 壊死部の切除を行い、上皮の盛り上がりを待つことで、きれいに治った
- 小児包茎(2例)
- 用手的に剥離することで対応できた
編集部術前説明の重要性については繰り返し強調されており、医師と患者の信頼関係が重要です。
小児包茎手術の理由(本人・親の訴え)
小児が包茎手術を受ける主な理由として、本人からの訴えと親からの訴えが挙げられています。
| 本人の訴え | 親の訴え |
|---|---|
| 排尿時に尿が散る | 亀頭包皮炎を繰り返す |
| 排尿後に尿が滴下 | ペニスが小さい |
| 友達と比べて小さい | 皮がめくれない |
| 形がおかしいと指摘される | カスが溜まりやすい |
| 皮の先が狭く曲がる | 父親が包茎で嫌な経験 |
| 臭いがする | 割礼痕で皮がむけない |
編集部小児が包茎手術を受ける際には、社会的な適応・衛生的問題・心理的側面を反映していると考えられるでしょう。
小児の包茎手術は、陰茎の成長阻害や重症の癒着を引き起こす可能性を考慮した上で、検討する必要があるとされています。
包茎手術の今後の課題
包茎手術における今後の主な課題は、特に小児の包茎に対するアプローチに集中していると考えられます。
- 小児の包茎処理に関する社会の共通認識が未確立
- 治療の必要性や適切な時期について、統一された見解がない
- 日本美容外科学会における明確な指針の必要性
- 専門学会が主体となって、小児の包茎手術における標準的なアプローチを確立する必要がある
- 陰茎の成長への影響と癒着形成の問題の考慮
- 放置することによる陰茎の成長が妨げられる可能性や、重度の癒着を起こす可能性を考慮する必要がある
小児期に手術を行うかについては、現在のところ日本美容外科学会においても明確な指針は示されていない状況です。
編集部陰茎の成長が妨げられる可能性や重度の癒着を起こす可能性を考慮する必要があるでしょう。
実際に成人の包茎手術や陰茎増大治療を行っている美容外科医が、この問題に最も直面しています。
日本美容外科学会は今後の課題として、小児の包茎に対する対処法への指針を明らかにする必要があります。
当院のコラムでは包茎手術に関する専門的な知識を深めるため、臨床結果・医療技術に関する具体的な事例も学び取り入れた上で、最新の研究論文・臨床試験データに基づいて信頼性の高いコンテンツの作成に努めています。
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