レビトラとは?ジェネリック薬の購入方法や副作用、販売中止の理由を解説

【この記事でわかること】
レビトラ(バルデナフィル)とは
レビトラが販売中止になった理由
効果と持続時間
正しい服用方法と副作用
ほかのED治療薬との違い
購入方法
ほかのED治療薬との違いや副作用についても解説しているため、この記事を読めば、レビトラが自分にあったED治療薬であるか判断できるようになるでしょう。
レビトラ(バルデナフィル)とは
レビトラは、勃起不全の改善が期待できるED治療薬です。
世界中の病院やクリニックで処方されており、日本でも認可されています。
水に溶けやすく、効果が早くから見られるのが特徴です。
2021年に販売が中止されましたが、以降は同じ効果を持つレビトラジェネリックとして「バルデナフィル錠」が発売されています。
ただ、市販薬ではないので薬局で買うことはできません。
名称(ジェネリック) | レビトラ(バルデナフィル錠) |
有効成分 | バルデナフィル |
販売されている剤形 | 錠剤(10mg、20mg) |
価格 | クリニックによって異なる |
効果が出るまでの時間 | 服用から15分~1時間後 |
服用タイミング | 性行為の30分~1時間前 |
効能・効果 | 勃起不全の改善(性的刺激があるときのみ勃起を維持させる、性欲増大の効果はない) |
保管方法 | 室温で保存 |
作用機序 | PDE5(ホスホジエステラーゼタイプ5)の働きを抑え、陰茎の血管を広げた状態を保ち、勃起を持続させる |
一緒に飲んではいけないおもな薬 | ・硝酸剤、および一酸化窒素(NO)供与剤・リオシグアト(アデムパス)・CYP3A4を阻害する薬(リトナビル)
・アタザナビル(レイアタッツ) ・ケトコナゾール(外用剤を除く) ・エンシトレルビル(ゾコーバ) ・コビシスタットを含有する製剤 ・クラスⅠA、Ⅲ抗不整脈薬 |
飲んではいけない人 | ・レビトラの成分に過敏症の既往歴がある人・硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を飲んでいる人・心血管系障害で性行為での負担が大きい人
・先天性のQT延長患者の抗不整脈薬を飲んでいる人 ・脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある人 ・重度の肝障害のある患者 ・透析が必要な腎障害のある人 ・低血圧の人 ・治療していない高血圧の人 ・不安定狭心症のある人 ・リオシグアト、CYP3A4を阻害する薬を飲んでいる人 ・網膜色素変性症の人 |
おもな副作用 | ・ほてり・頭痛・鼻詰まり
・消化不良、嘔吐 など |
ドーピング禁止薬への記載 | なし(2024年版) |
健康保険の適用 | 適用なし |
食事の影響 | ・グレープフルーツと同時に摂取すると効果が強まる可能性あり・高脂質の食事で効果が弱くなる可能性あり |
飲酒の影響 | 酔いやすくなる可能性がある |
製造販売元 | 東和薬品株式会社バイエル薬品株式会社 |
命に関わる副作用も報告されているため、レビトラの服用を検討しているときは、ED治療を行っている病院やクリニックを受診して処方を受けましょう。
レビトラが販売中止になった理由
バイエル薬品株式会社は、2022年3月を最後にレビトラの出荷を終了しました。
理由は、製造コストの問題により、安定して薬を作れなくなったからです。
つまり、薬の効果や安全性に問題があったわけではなく、純粋に経営上の判断として製造が中止されました。
レビトラのジェネリック医薬品である「バルデナフィル錠」は、2022年3月以降でも購入できます。
効果や安全性はレビトラと同じなので、EDで悩んでいるときは病院を受診し、必要に応じてジェネリック薬の処方を受けましょう。
レビトラの効果
レビトラには、勃起した状態を維持させる効果と、陰部をさらに硬くさせる効果があります。
勃起を促すメカニズムは、以下のとおりです。
- 有効成分のバルデナフィルが陰茎の海綿体にあるPDE5酵素の働きを抑える
- 血管を広げる働きがある一酸化窒素(NO)が増える
- 陰茎への血流が維持され、勃起した状態を保つ
臨床試験による「勃起の維持のしやすさを示すスコア※」では、偽薬を服用した方の2.3点に対し、10mg投与した方が3.5点、20mg投与した方が4.2点と、レビトラが明らかに効果を示しました。
※点数の高い方が勃起しやすい状態。
ただし、レビトラは性欲を増加させる薬ではありません。
服用しただけで勃起する作用はないので、性行為のときはキスや陰部への接触など、性的な刺激が必要になるでしょう。
レビトラの効果時間
レビトラは即効性のあるED治療薬で、服用から15分〜1時間程度で効果が出るケースが多いです。
効果がピークに達するのは服用から約45分後で、その後は約3~5時間で効果が消えるという研究結果があります。
効果が切れても、次の服用まで24時間以上空ける必要があるので、性行為のタイミングに合わせて服用しましょう。
レビトラの正しい服用方法
1回10mgを性行為の約1時間前に飲むのが、レビトラの正しい服用方法です。
効果が不十分なときは、医師の判断で20mgに増やすケースもあります。
65歳以上の方や肝機能障害のある方の場合、副作用を考慮して5mgから服用を始め、最高で10mgまで増やします。
食事による影響
レビトラ(バルデナフィル)は、ほかのED治療薬と比較して食事による制限が少ない薬です。
海外の研究データによると、標準的な食事の直後にバルデナフィル20mgを服用した場合、薬の吸収や効果には影響しなかったとの報告があります。
一方、ED治療に使われるバイアグラの研究では、食事によって効果が遅れる可能性があるとされています。
そのため、ほかのED治療薬と比べて、レビトラは食事による制限が少ない薬だと言えるでしょう。
しかし、決して制限がないわけではなく、以下の点には注意が必要です。
食品・食事 | 影響 |
グレープフルーツ | 同時に摂取すると、体内の成分濃度が高まり、副作用のリスクが高まる |
700Kcal以上、脂質が23.3g以上の食事 | 効果が薄くなる可能性がある |
上記を意識しておけば、レビトラは食事の影響を受けにくいため、ほかのED治療薬と比べて柔軟な使い方ができる可能性があります。
アルコールによる影響
お酒を飲んだ状態でも、レビトラの効果が弱くなる可能性は低いでしょう。
研究によると、レビトラをアルコールと同時に服用しても、レビトラの体内濃度に変化は見られませんでした。
また、公式の説明文にも、決して「アルコールによってレビトラの効果が減る」という記述はありません。
しかし、レビトラには全身の血流を良くする効果があるため、同時にお酒を飲むと、アルコールが体内に回りやすくなります。
普段より少量のお酒で酔う可能性があるので、レビトラを服用するときは、アルコールの摂取量を普段より減らす工夫をしましょう。
レビトラの副作用
レビトラのおもな副作用を、下表にまとめました。
頻度 | 症状 |
10%以上 | ほてり/頭痛 |
1%以上、10%未満 | 心悸亢進/めまい/鼻閉/消化不良/嘔気 |
0.1%以上、1%未満 | 頻脈/高血圧/不眠症/異常感覚/肝機能異常/鼻出血/呼吸困難/筋肉痛/発汗/そう痒/腹痛/耳鳴り/視覚異常/勃起による陰部の痛み など |
0.1%未満 | 低血圧/心筋梗塞/一過性健忘/不安/関節痛/嚥下障害/食道炎/失神 など |
不明 | 起立性低血圧/狭心症/緑内障 |
レビトラで多く報告されている副作用は、頭痛(11.7%)とほてり(10.6%)です。
原因としては、バルデナフィルの血流を良くする作用によるものだと考えられており、ほかにも動悸や発汗などの症状が報告されています。
なかには、心筋梗塞の発症も報告されていますが、レビトラとの関係性は不明です。
レビトラを服用中に副作用を感じたら、処方を受けた病院に早めに相談してみてください。
定期的に健康チェックを受ければ、レビトラを安全に使用できるでしょう。
レビトラの禁忌
レビトラには血流を良くする働きがあり、心臓や肝臓などへの重大な副作用も確認されています。
安全にレビトラを使用する上で、服用前に以下2つの禁忌を知っておきましょう。
- 併用できない薬
- 飲んではいけない人
それぞれ解説します。
併用できない薬
副作用が強まる可能性があるため、レビトラには併用を避けるべき薬があります。
該当するおもな薬は、以下のとおりです。
- 硝酸剤、および一酸化窒素(NO)供与剤
- リオシグアト(アデムパス)
- CYP3A4を阻害する薬(リトナビル
- アタザナビル(レイアタッツ)
- ケトコナゾール(外用剤を除く)
- エンシトレルビル(ゾコーバ)
- コビシスタットを含有する製剤
- クラスⅠA、Ⅲ抗不整脈薬
とくに、硝酸剤やNO供与剤との併用は、血圧が急に下がるリスクがあります。
低血圧を引き起こすと、めまいや立ちくらみ、頭痛などの症状が出る可能性があります。
レビトラを安全に使うには、現在飲んでいる薬について医師に相談し、併用できるかを確認しましょう。
飲んではいけない人
レビトラによって血流が良くなると、場合によっては持病が悪化する可能性があります。
そのため、以下の項目に該当する方は、レビトラを服用できません。
- レビトラの成分に過敏症の既往歴がある人
- 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を飲んでいる人
- 心血管系障害で性行為での負担が大きい人
- 先天性のQT延長患者の抗不整脈薬を飲んでいる人
- 脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある人
- 重度の肝障害のある患者
- 透析が必要な腎障害のある人
- 低血圧の人
- 治療していない高血圧の人
- 不安定狭心症のある人
- リオシグアト、CYP3A4を阻害する薬を飲んでいる人
- 網膜色素変性症の人
なかには、心筋梗塞や狭心症など、命に関わる症状も副作用として報告されています。
レビトラの服用を検討しているときは、過去の病歴や現在の健康状態を医師に伝え、安全に使えるのか相談しましょう。
レビトラとほかのED治療薬との違い
日本の病院やクリニックでは、おもに3種類のED治療薬が処方されています。
概要を以下の表にまとめました。
種類 | レビトラ(バルデナフィル) | バイアグラ(シルデナフィル) | シアリス(タダラフィル) |
効果 | PDE5酵素の働きを抑え、陰茎に血流を促して勃起を維持させる | ||
飲み方 | 性行為の約1時間前に服用する | ||
持続時間 | 3〜5時間 | 3〜5時間 | 30〜36時間 |
発現にかかる時間 | 15分〜1時間 | 30分〜1時間 | 1〜2時間 |
特徴 | ・効果が出るのが早い・食事による影響が少ない・硬くなりやすい | ・歴史の長さから安心して使いやすい・薬の種類が豊富(錠剤、フィルム) | ・効果が長続きしやすい・食事による影響が少ない |
保険適用 | なし | あり(不妊治療のみ) | あり(不妊治療のみ) |
バイアグラは日本でも認知度が高いED治療薬で、錠剤やフィルムなど、薬の種類が豊富な点において使いやすいとされています。
シアリスは効果の持続時間が最も長く、性行為のタイミングがわかりにくいときでも使いやすい治療薬です。
食事による影響や副作用がほかのED治療薬より少ないため、長期的にも使いやすいでしょう。
一方、レビトラは効果の発現が最も早く、性行為のタイミングに合わせて服用しやすいのが特徴です。
それぞれ特徴が異なるため、病院やクリニックで医師と相談しながら、自分にあったED治療薬を見つけましょう。
レビトラの購入方法
レビトラのジェネリック薬「バルデナフィル錠」を購入する方法は、以下の2パターンです。
- 病院やクリニックでの処方
- 通販や個人輸入
安全に使用するため、できるだけED治療を行う病院やクリニックで処方を受けましょう。
病院やクリニック|安全性が高い
レビトラでEDを治療したいときは、ED治療を行っている病院やクリニックで処方を受けましょう。
専門家による適切な判断により、副作用のリスクを最小限に抑えられるからです。
レビトラを処方する際、医師は以下のポイントをチェックします。
- 最適な使用量
- ほかの薬との飲み合わせ
- 使用すべきでない症状の有無
また、個人の希望や状況に合わせて、レビトラ以外の治療薬や、ほかの治療法を提案するケースもあります。
プライバシーを気にする方も多いですが、レビトラで安全にEDを改善するために、必ず専門機関で処方を受けましょう。
通販や個人輸入|詐欺や健康被害のリスクが高い
レビトラは通販や個人輸入での購入も可能ですが、詐欺や健康被害のリスクが高いため、おすすめできません。
厚生労働省は個人輸入について、以下のようなリスクがあると注意を呼びかけています。
- 有効成分の含有量が多すぎる
- 異なる成分が含まれている
- 偽物の可能性がある
加えて、自身で薬の飲み合わせや禁忌事項を判断するのは難しいでしょう。
ネットでは病院の処方より安く買えるケースもありますが、その分リスクも高まります。
レビトラで安全にEDを治療するために、信頼できる医療機関で処方を受けるのが無難です。
包茎治療でEDが改善する可能性
EDの改善にはレビトラなどの薬物治療が一般的ですが、包茎治療も効果的な治療法のひとつです。
そもそも、包茎が原因で性行為がうまくできないと、トラウマとなってEDを引き起こす場合があります。
手術によって包茎が改善され、女性器への挿入がスムーズになれば、性行為に自信が持てるようになるかもしれません。
結果、性行為への不安が解消され、EDが改善する可能性があります。
当院では、包茎手術を行なっています。
決してすべてのEDが包茎手術で改善するとは限らないので、医師による必要性の判断が欠かせません。
当院を受診すれば、医師がEDの治療に包茎手術で効果が期待できるかを判断し、必要に応じて治療法を提案します。
包茎やEDで性行為に不安を感じているときは、一度受診してみてください。
レビトラに関するよくある質問
副作用への対処法は?
レビトラの副作用は、以下の方法で対処できるかもしれません。
症状 | 対処法 |
頭痛 | ・頭を冷やす・痛み止めを服用する |
下痢・吐き気 | ・胃腸薬を服用する |
鼻詰まり | ・鼻を冷やす・鼻スプレーを使う |
しかし、上記は一時的な対処法です。
症状が続くときは自分で対処せず、必ず処方された医療機関に相談しましょう。
効果が出ないときはどうする?
レビトラを飲んでも効果を感じられないときは、以下の方法で対処できる可能性があります。
高脂質の食事を控える
過度な喫煙や飲酒を控える
医師と相談して適切な用量に調整する
性行為中に視覚や触覚での刺激を増やす
効果を感じにくいときは上記を参考にしつつ、医師と相談しながらED治療を行いましょう。
ほかのED治療薬と併用してもいい?
レビトラとほかのED治療薬を併用するのは危険です。
ED治療薬は血管を広げて血流を良くする働きがあるため、併用すると血圧が急に下がる可能性があります。
ほかにも、副作用が強くなる可能性があるので、レビトラとほかのED治療薬との併用は避けましょう。
まとめ
この記事では、レビトラ(バルデナフィル)について解説しました。
- 【この記事のまとめ】
レビトラは日本で認可されているED治療薬のひとつ - 陰茎に血流を促し、勃起を維持させる効果がある
- 2022年3月に販売中止となったが、以降は同じ作用を持つジェネリック薬「バルデナフィル」が販売されている
- 服用後は約30分〜1時間で効果を感じやすく、3~5時間ほど効果が持続する
- 脂質の多い食事は避けるべきだが、バイアグラより食事による影響は少ない
- 併用してはいけない薬や服用してはいけない人もいるため、病院やクリニックで処方を受けるべき
- ネットや個人輸入での購入は、健康被害や詐欺などのリスクがある
- 包茎治療で性行為に自信が持てるようになると、EDが改善するかもしれない
レビトラは世界でも効果が認められているED治療薬であり、性行為に不安を感じているときの対処法として、日本でも処方されています。
しかし、なかにはレビトラと併用できない薬や服用できない人もいるため、個人の判断で使うのは危険です。
ED治療薬としてレビトラを検討しているときは、必ず専門の病院やクリニックで処方を受けましょう。